大晦日RIZINの余韻…

大晦日のRIZINを観た方々は如何だっただろうか?

格闘技ファンにとっては堪らない一日であっただろうと思う。

全ての試合がメイン級の好カード目白押しで前半でもうお腹一杯なのに後半に至極のRIZINvsBellatorの対抗戦まであるという…

対抗戦はRIZINチームの全敗という結果と成ったが、私は思っていた以上に善戦出来たと思っている。

良い意味で予想は覆されたので、日本の未来、RIZINの未来は明るいと希望を持てた気がする。

そして次に続く若手も既に台頭して来ている。

RIZINの下層の各日本の団体にも沢山良い選手が育って来ている。

日本のMMAの夜明けは近い…

対抗戦の始まる前に、本日二回目のトレーラーが流れた。
懐かしい映像とともに思い出される悪夢の14年前…

あの時映像がリバイバルされている感ある映像、PRIDEがUFCに身売りした時に流れた映像が思い起こされる。

あの時、悲しみの中にもワクワクした希望もあった。
しかし、PRIDEは完全消滅する。

日本格闘技界の暗黒時代の到来…

そして8年の歳月が経ち、旧PRIDE首脳陣達により新たにRIZINがスタート!!

時既に、このマーケットの主役はUFCの一人勝ち
日本を見渡せば、各団体涙ぐましい努力はあれど迷走中…

そん中、堀口恭司が日本に凱旋し、朝倉兄弟と云う新たなスターも誕生し、日本の格闘技界にまた光が射した。

キック界では那須川天心が登場した。

格闘技界がまた息をしだし、各地で若い選手が生まれ始めた。

トレーラーを観た時、私の心は躍ったよ。
そして、入場式、その時流された曲はPRIDE時代のテーマソング!!

鳥肌立った!!

私の涙腺は一重という鉄壁のガードにもかかわらず、もろくも崩れ、大崩壊することに…

俺が、昔のファンの皆さんが観たかったのはコレなんだよと。。。

観客も大熱狂、そして来場者もパンパン。懐かしい。

あの時の皆が熱狂したPRIDEの熱が戻って来た感じだ!!

現在、私は引退し、10年前より北海道を拠点としてこの場所から業界の一助として、コツコツ北海道で格闘技のカルチャーを創出し、微力ながら業界の底辺拡大作業を担っている。

日本から世界を牽引して来たPRIDEが無くなってからというもの、日本の子供達や若者達に夢が無くなってしまった。

長い不況の世の中での閉塞感の中、格闘家に成りたいなんて思う子が居なく成ってしまった。

そんな中でも、私もそうだが全国の裏方の方々は粛々とやって来たんだ。

RIZINの船出も順調とは言えない、昔のスター達は皆歳をとってしまった。
また、この3年はコロナ禍になり、そんな中での運営はどんなに大変なことだったかは察するに想像出来る。

RIZINの運営の方々には本当に頭が下がる。サブカルチャーの我々の努力も報われる。遂に来た来たキターって感じだ。

そんな大晦日に本当に盛り上がる日本格闘技の風物詩が戻って来た。

ヌルマゴメドフも来日し、その状況を観て感動したようだ。彼はPRIDEを知らない。UFCを無敗で引退したスーパースターだ。MMA界のメイウェザーの様な男に日本のRIZINココにありを見せつけることが出来た。

パッキャオも来てくれた。

そして、今回のRIZIN、毎年総力を上げてぶち込んで、年明けのカード編成に苦労するらしいのだが、朝倉兄弟も出ていないし、大晦日に出てもおかしくない選手達がまだまだ残っているという状況だ。

こんだけの素晴らしいカードのラインナップで感動させといて、現在のRIZINにはまだ余力がタップリとあるってのが素晴らしい。

今年は春から怒涛のスタートダッシュをするとRIZINも言っている。
現時点で、牛久vs朝倉、斎藤vs平本など発表されているカードもあるが、全て別大会となると言われている。

今年のRIZINはさらなる盛り上がりを見せることは間違いないだろう。
ワクワクが止まらないし、同時に私もシッカリと自分の仕事を全うしようと身の引き締まる思いだ。

興奮と余韻がまだまだ冷めやらぬが、今年も格闘技界に大いに期待して貰って、関係者はもとより、ファンの皆さんも一緒に一丸となって、もう一度、日本が世界の中心と成れるよう共に頑張って行きましょう。

今年も私は皆さんに格闘技の魅力、素晴らしさが少しでも広がるように色々思考を凝らして元気に頑張って行きますよ。


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