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外濠空間を活かしたプロジェクションマッピングによる歴史文化の発信(第32回優勝社 株式会社一旗)

東京都都市整備局と一旗がキックオフミーティング
東京都はこれまでに開催したピッチイベント「UPGRADE with TOKYO」で優勝社に選ばれたスタートアップ各社の皆様と都政課題の解決に向けて協働を進めています。今回は、第32回優勝社である株式会社一旗との間で行われたキックオフミーティングについてお伝えします。

歴史的財産「外濠」の水質改善―「水の都」東京の再生を目指す取組み
東京都では、歴史的財産である外濠の水質改善を進め、都心で働く人々に癒しの場を提供するとともに、品格ある景観を形成し、魅力あるまちづくりへつなげていくことで「水の都」東京を蘇らせる取組みを行っています。
濠水の滞留を防止し水質改善を行うため、多摩川上流水再生センターの下水再生水や荒川河川水の導水、玉川上水路等の既存施設の活用や導水路の新設など、2030年代半ばの完成を目指して施設整備を進めていきます。

一旗との協働事業では、長期にわたる本事業に対する地元住民・都民の理解を得ること、外濠の水辺や緑、歴史文化を発信することでより外濠に対する興味・関心や親近感を醸成することを目的としています。

一旗が提供するプロジェクションマッピングコンテンツ
株式会社一旗は、プロジェクションマッピングやデジタルインスタレーション、3DCGアニメーションなどのデジタルコンテンツのプロデュース・総合演出事業を展開しています。

本協働においては、外濠の景観を活かしたプロジェクションマッピングを上映し、江戸時代の外濠周辺における美しい自然の風景や生態系、江戸情緒あふれる景観、外濠の水質改善の取組み、将来の外濠などを表現します。
外濠の広い面を投影面として「映え」空間を構築し、水がきれいになっていく様子や季節に対応したモチーフを盛り込み、外濠浄化プロジェクトや歴史文化に関する強いメッセージ性をもったイベント内容が検討されています。

外濠の水質改善プロジェクトや、周辺の水辺空間・歴史文化発信に向けて
10/31(火)に実施されたキックオフミーティングでは、プロジェクションマッピングのコンセプトやプログラム内容の確認、外濠でプロジェクションマッピングを上映するうえでの課題や対応事項の確認、協働スケジュールの認識合わせ等を行いました。

今後はプロジェクションマッピングのより具体的な企画内容の検討や、本番に向けた各種申請・調整等の対応、実施スケジュールの確定等を行い、一旗が有する知見や技術を活用してどのようなイベントとしていくのか模索していきます。

◆キックオフ会議の様子

◆外濠の状況

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