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【メディア】脅かされる信教の自由―安倍元首相暗殺2年の日本―(14)

信者公表、7選後も自民に 徳島市議会議員 美馬秀夫氏

徳島市議の美馬秀夫氏は、世界平和統一家庭連合(家庭連合、旧統一教会)の信者であることを公言し、議員活動を続けてきた。2022年8月、岸田文雄首相が自民党総裁として家庭連合との関係を絶つと宣言したのを受け、メディアは地方議員と教団の関係を追及するが、美馬氏にも地元の徳島新聞などからアンケートが送られてきた。

「アンケート自体、宗教差別につながる魔女狩り的なもの」と思った美馬氏だが、既に信者であることを公表していたこともあり、ありのままに家庭連合の会員であると答えた。

直近2回の選挙は自民党公認で立候補した美馬氏だが、翌23年4月の市議会議員選挙では、自民の公認を求めず無所属で立候補。それでも信者を公言する現職の選挙とあって、マスコミも注目。NHKも東京からディレクターを派遣し、密着取材した。

そんな中、美馬氏は1978票を獲得し、7選を果たした。票数は前回より200票ほど減らしたものの、当選順位は21位から20位(定数30)に進んだ。

美馬氏が獲得した票のうち、家庭連合関係の票は500票ほどとみられ、4分の3約1500票は、それ以外の広い有権者の票である。美馬家は徳島を代表する名家の一つで、地元の信望が厚く、美馬氏の培ってきた人脈があった。

「確かに逆風はあったものの、私の政治的な主張は、保守的な有権者に届き受け入れられているとの感触を持った」と振り返る。

https://www.worldtimes.co.jp/opinion/interview/20240725-183446/
(『世界日報』2024年7月25日付より)
※同紙の許可を得て転載


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