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田舎エンジニアの転職記①

こんにちは。
片田舎の工場でハードウェア製造ラインのエンジニアをしている28歳です。
神奈川で大学院含め6年間の学生生活を終え、新卒で今の会社に入社しました。
修士卒4年目で仕事に慣れてきた反面、もっと活躍できるところはないか?と考えるようになりました。
あることがきっかけで転職活動に踏みきったので、その経緯をご紹介します。

転職エージェントからの突然の連絡

TVをつければ転職サイトのCMが流れています。
私自身登録したことはありませんが、ある日突然仕事のメールアドレスに転職エージェントを名乗る企業から連絡がありました。

「どこかで渡した名刺が流出したか?」と怪訝に思いましたが、内容を読んでみるとそれは「試しに話でも聞いてみよう」と思わせるものでした。
何より、今まで考えもしなかった転職についてスカウト型で提案してくれるというので、興味が湧いたのでした。

「転職を考えていない方にアプローチしています」
なるほど、と思いました。
マーケティング研修で、「ニーズには顕在化したものと潜在的なものがある」と聞いたことを思い出しました。

転職希望者が自ら登録する転職サイトは数多く、それこそ多くのCMが流れているレッドオーシャンとでもいうのでしょうか。
それに対して転職を考えていない層のうち、話を聞いて興味をもつ人が1%でもいればそれは十分にブルーオーシャンといえますね。

微妙に緊張しながらプライベートのメールアドレスを記載し、そちらでやりとりしたいと返信しました。
すぐにオンライン面談の日程が決まりました。

いざ、面談

たまたま会社が休みだった月曜日の午後、小一時間ほどに設定されたteamsの会議案内が送られてきました。
会議に参加してはじめに、一番気になっていたことを質問しました。

「どうやって連絡先を知ったんですか?」
おそらく一番多い質問のようで、苦笑いしながら答えてくれました。
「御社の会社名義で公開されている特許のうち、発明者の欄で名前を知りました」
なるほど。
たしかに上司と連名で特許の出願をしていました。
しかも、名前が出てくる特許が一件だけであったことから、年齢が比較的若いことが推定できたというのです。

「さらに御社のメールアドレスは規則性があるので、氏名からメールアドレスを推定しました」
確かにその通りでした。
特許を全世界に公開するということは、氏名、おおよその年齢、会社、メールアドレスを知られてしまうおそれがあるということですね。
非常にリスキー。笑

そして肝心な面談の内容というと、
「弊社で紹介する求人案件では600万は固いです」
恥ずかしながら、この言葉で一気に惹きつけられました。笑
現職が東証一部上場とはいえ、年収が600万に到達するのは何歳かわからない会社だったので、この面談でまんまと転職希望者に変えられてしまいました。

「例えば、○○社とか△△社とか..」
新卒で就活していたころには考えもしなかった、誰もが知っている会社でした。
さらに自分が担当している業界の異なる材料での募集があるということで、具体的に案件をいくつか紹介してもらうことになりました。


こうして、私の転職活動がスタートしました。


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