23/24 Bundesliga 27. Spieltag #B04TSG

2024年3月30日 18:27

2024.03.30 Sat.
23/24 Bundesliga 27. Spieltag
Beyer 04 Leverkusen : TSG Hoffenheim
🇩🇪15:30 / 🇯🇵23:30

データ&ファクト

・B04は、TSGがブンデスリーガに昇格した2008/09シーズン以降、同期間で対戦したチームでTSGを相手にした時以上に勝利したチームは無い（18勝、VfB戦も同様）。

・B04はXabi Alonso体制で初めてTSGとホームで対戦する。Schmidt, Herrlich, Bosz監督時代のTSGとのホームゲームでは、過去7試合で1勝しかしていない（3分3敗）。Alonso監督の下、B04がホームで勝利を逃したのはBVBとVfBに対してのみである。

・B04は今季38試合無敗（33勝5分）で、ドイツのプロフットボールにおけるブンデスリーガクラブのベストレコードである。また、B04は今季のブンデスリーガで26試合無敗（22勝4分）だが、ブンデスリーガの歴史上でこれ以上に無敗を維持したチームは1チームしかいない（Pep Guardiola監督が率いた2013/14シーズンのFCB、28試合）。

・26試合を終えて勝ち点70を獲得しているB04は、ブンデスリーガ史上2番目に好調なシーズンを送っている。同時期にこれ以上の勝ち点を獲得したクラブは1つしか無く、2013/14シーズンのPep Guardiola監督が率いたFCBは勝ち点74（24勝2分）を獲得した。現在、2位との勝ち点差は10となっていて、勝ち点3ルールが導入されて以降、シーズン終盤の同時期にこれだけ差をつけたクラブはいない。

・B04はブンデスリーガ26試合で22勝目（4分）を手にした。これはクラブレコードであり、ブンデスリーガでプレーした全てのシーズンでこれほど勝利したことがない。また、これは昨季34試合で21勝を挙げて優勝を果たした、王者のFCBよりも既に1勝多いことを意味する。

・TSGは直近のブンデスリーガ12試合で6敗を喫しており、この間に勝利したのはたったの2回(4分)だけである。対戦相手のB04は、同期間で獲得できる36ポイント中34ポイントを獲得しており、TSG（勝ち点10）の3倍以上の結果を残している。

・TSGはブンデスリーガの直近21試合でクリーンシートを達成していない。TSGがクリーンシートを達成するまでこれ以上長く待ったのは、2013年から2014年にかけての24試合だけである。また、TSGは今季のブンデスリーガでクリーンシートを1度しか達成していない唯一のチームである。一方、対戦相手のB04はリーグ最多のクリーンシート13回を記録している。

・B04は今季のブンデスリーガで最も空中戦で勝利（277回）して、空中戦を制してから奪ったゴール（53点）もリーグ最多である。一方、TSGは相手に空中戦で敗れてから5失点を喫しているが、これ以上に多いのはSVDの6失点のみである。

・B04のFlorian Wirtzは、ブンデスリーガ第26節のゲームで今季のチーム内リーグ最速となる2分にゴールを決めた。ちなみに、WirtzはTSGとの前回対戦で9分にゴールを決めており、これは2番目の速さとなっている。前節の得点がWirtzにとって今季のブンデスリーガ7得点目となり、シーズン自己最速でキャリアハイを達成した（2021/22シーズンも7得点）。

・B04のAlex Grimaldoが前節のSCF戦で今季11アシスト目を記録して、FCBのLeroySaneと並んでリーグトップに立った。2004/05シーズン以降、これ以上にB04の選手がブンデスリーガでアシストを記録したのは、2021/22シーズンのMoussa Diaby（12アシスト）だけである。彼はTSGとの前回対戦で、今季ここまででは自身唯一となるドッペルパックを記録している。

B04：知将が作り上げた "無敵艦隊"。リーグ初制覇へ突き進む。

　前節、敵地でのフライブルク戦に競り勝った首位・レヴァークーゼン。これにより、今季プレーした公式戦38試合無敗という途轍もない記録を維持することとなった。現在のブンデスリーガで彼らの右に出るクラブは存在しないと言っても過言では無い。それだけ今季のレヴァークーゼンは素晴らしいシーズンを送っており、現在残っている3つのコンペティション（ブンデスリーガ、DFBポカール、UEFAヨーロッパリーグ）全てでタイトルを取るべき存在だ。

　開幕から未だ負け知らずで、38戦無敗を記録している今季のレヴァークーゼン。まさに"無敵艦隊"と呼ぶに相応しい。その内訳は33勝5分で、勝率は脅威の.868を叩き出している。Xabi Alonso監督が細やかなポジショニングを落とし込み、選手たちは自らの技量を余すことなく発揮している。美しいパスワークでゴールを奪うこともできれば、爆発的なスピードを武器にするサイドアタッカーを軸にしたカウンターでゴールを奪うこともできる。守備に目を向けてみると今季のリーグ戦失点数は僅かに18となっており、これはリーグ最少の数字だ。次点が31失点のバイエルン・ミュンヘンとシュツットガルトであることから、守備面でも圧倒的な強さを誇っていることを垣間見ることができる。

　年明け後のレヴァークーゼンは、開幕から前半戦で見せていた相手を圧倒するようなゲームが減少した。しかし、それでも無敗を維持しているのは終盤の粘り強さがあるからだと言える。例を挙げるとすれば、世界中で大きな反響を呼んだUELラウンド16のカラバフとの2nd leg。2点ビハインドの終盤、72分に1点を返すと、ATに2ゴールを奪い一気に逆転してベスト8進出を果たした。今季は80分以降の得点が既に20を数え、そのうち9ゴールが後半ATに生まれている。ビハインドを許す展開でも最後の最後まで相手に恐怖を与え続ける今季のレヴァークーゼン。その圧倒的な強さと風格で、クラブの悲願であるリーグタイトル獲得へ前進する1勝を今節も狙う。

TSG："渡り合える"から、"撃破"へ。

　前節、ホームで同州のライバル・シュツットガルトに惨敗を喫した8位・ホッフェンハイム。前半からゲームの主導権を握られ、攻守に圧倒されてしまった。及第点を与えられるのはGKのOliver Baumannだけと言っても過言では無いほど、屈辱的な90分間を過ごした。あれから2週間、インターナショナルマッチウィークによる中断を挟み、新たな気持ちで残り8試合に臨んで行くこととなる。

　今節対戦するレヴァークーゼンは現在首位。今季のホッフェンハイムは、ここまで対戦した7位以上のクラブとの対戦成績は2勝1分7敗と大きく負け越している。完敗だったゲームも当然あるが、あと少しのところで勝ち点を逃したゲームもある。その中の1つがレヴァークーゼンとの前回対戦だ。2点ビハインドから追いついたものの、終盤に決勝ゴールを許して勝ち点を逃してしまった。対等に「渡り合える」状態から、「撃破」するという結果を求めていきたい。相手の現状を考えると非常に難しいミッションであるが、自分たちが舞台に辿り着くためには成し遂げなければならないのだ。

　上位陣からの勝利を狙うチームにとって心強い仲間たちが今節のゲームを前に戻ってきた。ともにケガで戦線を離脱していたGrischa PrömelとDennis Geigerがチームに復帰したのだ。手薄になっていた中盤に実力者が戻ってきたことで、ゲーム展開に合わせて選手を起用することが可能になる。まだ100%の状態ではないかもしれないが、大いに期待を寄せたい。今節は1500人のファンがアウェイの地・レヴァークーゼンに向かう。彼らの声援を背に受け、今季負け知らずの首位クラブに始めての土をつけるため今節も全てを捧げる。

プレスカンファレンス

B04：Xabi Alonso

― 来季もクラブに残ることを決断したことについて。
「決定を下した時、それを全員に共有したいと思った。フロント、チーム、スタッフ、ここにいる全員が私に敬意を持って接してくれたので、それこそがまさに僕が恩返ししたかったことだ。今、すべてのカードがテーブルの上にあり、我々全員が目標を達成するためにフルスロットルで頑張らなければならない。」

― 今当てている焦点について。
「現時点で我々にとって最も重要なことは明日の試合。選手全員が戻ってきて、再びトレーニングできることをみんなが喜んでいた。今日はTSG戦前に一緒にトレーニングできる最初で最後の日だった。我々は次のフェーズを良い試合で始めたいと思っている。」

― 人事状況について。
「Victor Bonifaceはもう少し待つことになる。水曜日にチームに戻るという考えだ。明日はExequiel PalaciosとArthurも欠場するだろう。」

― 残りのシーズンについて。
「4月と5月が最も重要な月になる。我々はコンペティションからコンペティション、試合から試合へと目を向けていく。そして、その試合が我々と我々の目標にとって非常に重要であることは誰もが理解している。」

TSG：Pellegrino Matarazzo

― ここまで無敗のB04について。
「彼らの無敗記録は信じられない。38試合無敗がそれを物語っている。前回対戦では良いプレーができたし、勝てるチャンスもあった。B04に対して9本しかシュートを打たせず、自分たちも2ゴールを決めた。でも、ポゼッションする場面も必要だし、そうすれば我々もチャンスを作ることができる。」

― 無敗記録を止める心意気について。
「驚きを与える機会は常に魅力的だ。今回はそのひとつだ。」

― 失点の多さについて。
「監督として、シーズン中にクオリティを問うことはない。守備のクオリティは十分にある。守備で良いパフォーマンスを見せた試合があった。しかし、それをコンスタントに繰り返さなければならない。B04戦では前後半ともにそれが必要だった。守備面で選手を入れ替えることが多くなるのは仕方のないことだ。」

― 代表ウィークのフェーズについて。
「VfB戦は手痛いものだったから、それを消化するために数日かかった。我々はその時間を使って、各々の優先事項を設定した。チームに残った選手たちはとてもよくやってくれた。一緒に練習したU23の選手たちも良い印象を与えてくれた。今日残りの代表選手が加わって、グループ全体が戻ってくることを嬉しく思う。もちろん、私はゲームをフォローしてアナリストが個々のシーンをまとめ上げた。」

― Tim Drexlerについて。
「Timは数日間代表チームに帯同していた。彼はフィットしているし、VfB戦でも良いプレーをしたと思う。彼はもちろんスターティングイレブンのオプションだ。」

― Maximilian BeierがA代表デビューを逃したことについて。
「Maxiは全く落胆していない。昨季はブンデスリーガ2部のハノーファーでプレーし、今はA代表にいる。彼は土曜日にアクセルを踏みたいと思っている。」

― 今シーズン残りの目標について。
「目標はハッキリしている。最大限の力を引き出し、コンスタントに好成績を残すこと。残り8試合を前にして、当然ながら順位表に目をやる。6位は最早、自分たちの手には負えないから7位を奪還したい。全力でそれを目指す。」

予想スタメン

Beyer 04 Leverkusen 《3-4-2-1》
Hradecky - Kossounou, Tah, Tapsoba - Frimpong, Andrich, Xhaka, Grimaldo - Hofmann, Wirtz - Schick

TSG Hoffenheim 《3-4-1-2》
Baumann - Kabak, Grillitsch, Drexler - Kaderabek, Becker, Tohumcu, Jurasek - Stach - Weghorst, Beier

Drohende Sperren - 4 Gelbe Karten -
・Edmond Tapsoba（B04）
・Granit Xhaka（B04）
・Anton Stach（TSG）
・Umut Tohumcu（TSG）

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