23/24 Bundesliga 29 Spieltag #M05TSG

2024年4月13日 14:53

2024.04.13 Sat.
23/24 Bundesliga 29. Spieltag
1. FSV Mainz 05 : TSG Hoffenheim
🇩🇪15:30 / 🇯🇵22:30 K.O.

データ&ファクト

・M05は、TSGと対戦した直近7試合で僅かに1敗（4勝2分）しか喫していない。2022年9月にアウェイで1-4のスコアで敗れたゲームだけである。また、M05はTSGとの通算成績で13勝を記録しているが、これを上回る対戦相手はSCFの14勝のみである。

・M05がブンデスリーガで3戦無敗を達成したのは、2023年10月-11月（2勝1分）以来である。当時は4試合で記録がストップしたが、4試合目がTSGと1-1で引き分けたアウェイゲームだった。M05はブンデスリーガ直近3試合で2勝を挙げており、これは今季開幕から25節までの合計勝利数と同じである。

・M05は、ブンデスリーガにおけるホームゲームで2023年の春以来となる2連勝を飾り（当時は4連勝）、5試合無敗（3勝2分）となった。このうち4試合がBo Henriksen監督就任後のゲームである。M05の監督としては、2014年のKasper Hjulmand氏以来となる、ブンデスリーガにおけるホームゲーム4戦無敗（3勝1分）を維持している。

・TSGはブンデスリーガにおける直近のアウェイゲーム9試合で僅かに1勝（2分6敗）に留まっている。2月末にBVBに3-2で勝利しただけである。2023年11月以降、TSG（勝ち点5）よりもアウェイでの獲得勝ち点が少ないチームは無く、同期間にアウェイで同様に6敗を喫したのはBOCだけである。

・今季のブンデスリーガ後半戦で、TSGとM05は同じく勝ち点12を獲得している。M05にとっては、前半戦に獲得した勝ち点11を上回る数字となっている。一方で、TSGにとっては前半戦に獲得した勝ち点24の半分に留まっている。

・M05は8月-9月以降、初めてとなるブンデスリーガ3試合連続クリーンシートを達成した。シーズン開幕から25試合で4度しか達成していなかった。4試合連続クリーンシートがクラブレコードであり、Thomas Tuchel監督時代の2012年4月に記録したものである。

・TSGは今季のブンデスリーガで僅か1試合（リーグワースト）しかクリーンシートを達成しておらず、リーグ戦では23試合クリーンシート未達成である。24試合連続クリーンシート未達成はブンデスリーガにおけるクラブレコードであり、Markus Gisdol監督時代の2013年から2014年にかけて記録したものである。

・今季のブンデスリーガで、試合開始から最初の30分間でFCB（19ゴール）だけがTSG（18ゴール、RBLと並ぶ）よりも多くゴールを決めた。一方で、M05は同時間帯で5ゴールしか決められず、KOEと並んでリーグワースト記録となっている。

・M05のJae-Sung Leeは、4-0で勝利したSVD戦で、ブンデスリーガ出場85試合目にして初めて3ゴール（2G 1A）に直接関与した。今季のホームゲームにおける直接関与数は、7ゴール（4G 3A）であり、そのうち5ゴールが直近3試合で記録されたものだった。

・TSGのWout Weghorstは、前節の3-1で勝利したFCA戦で、2021年9月以来初めて1試合で2ゴールに直接関与した。最後に記録したゲームはWOB所属時代のSGF戦だった。直近のブンデスリーガ2試合では3ゴール（1G 2A）に直接関与しており、それ以前の直近のブンデスリーガ出場13試合で記録した合計と同じ数である。

M05：3戦連続零封。1部生き残りへラストスパート。

　前節、ホームで行われたダルムシュタットとの残留争い直接対決で完勝を収めた16位・マインツ。これで自力残留となる15位・ボーフムとの勝ち点差を3に詰めることに成功し、1部残留に向けて文字通りラストスパートをかけている。

　失意の開幕だった。今季のブンデスリーガは2023年8月に開幕したが、マインツの今季初勝利は第10節。季節も変わって11月に入っていただけでなく、クラブのOBでありファンからの高い人気を博していたBo Svensson氏が監督の座を退いていた。それでも流れは好転せず、次の勝利は2024年2月まで待つことになる。先月には敵地でのバイエルン戦で1-8の大敗も喫した。しかし、現在のチーム状況は過去数ヶ月とは異なっている。

　直近3試合で2勝1分という好成績を残しているが、いずれも無失点でゲームを終えている。残留争いを繰り広げるチームは守備的にプレーし、失点せずに終えることで勝ち点の上積みを目指すのがセオリーだ。それが上手くいっているのが今のマインツ。冬に加入した新戦力がフィットし始めているのも作用しているだろう。前節は残留争いのライバルを相手にクリーンシート達成。また、ホームのサポーターの力も借りながら4得点を奪ってみせた。今季、彼らが収めたリーグ戦の4勝は全てクリーンシートを達成している。今節もホームのサポーターと共に戦い、クリーンシートで勝ち点3獲得を狙う。

TSG：直接対決で完勝。欧州行きは諦めない。

　前節、ホームでアウクスブルクに勝利した8位・ホッフェンハイム。欧州カップ戦出場権を争うライバルとの直接対決で完勝を収めたことで、欧州行きに向けて大きな光明が射し込んだのと同時に連敗を3でストップした。

　結果的にこの日も失点を喫してしまったが、守備面でのパフォーマンスは大きく向上している。先月末のレヴァークーゼン戦で高い集中力を保ち、コンパクトな陣形でプレーしていたが、その意識をそのまま踏襲したプレーが見られた。中盤が間延びする時間帯は少し早かったように感じるが、ボールに対して全員がチャレンジし、不要なリスクを冒すことなくセーフティにプレーしていたのは好印象だった。今季達成したクリーンシートは未だに一度だけとリーグワーストの数字だが、この意識を持ち続ければ失点を最小限に抑えられることは間違いないだろう。

　そして、前節のゲームで素晴らしい活躍を見せた攻撃陣にも触れたい。チーム最多得点のMaximilian Beierにはゴールが生まれなかったが、Wout WeghorstやAndrej Kramaricにゴールが生まれた。さらにIhlas Bebouも途中出場が豪快なゴールを決めた。2月頃からチームとしてゴールから遠ざかったこともあり、Pellegrino Matarazzo監督は前線の2トップと1列下の10番ポジションの人選や組み合わせに頭を悩ませてきたが、今度は嬉しい悩みを抱えることとなる。全員が好調を維持して迎える今節はどのような組み合わせで敵地に乗り込むのか楽しみにしたいところだ。今節は1300人のホッフェンハイムファンがマインツまで足を運ぶ。欧州カップ戦出場への道はまだまだ険しいが、TSGファミリーが一丸となってその切符の獲得は決して諦めない。

プレスカンファレンス

M05：Bo Henriksen

― 今、重要死していることについて。
「我々にとって重要なことは常に次の試合のことだ。我々は全ての試合を決勝戦だと思ってプレーしている。」

― Andreas Hanche-Olsenについて。
「Hancheはファイターであり、リーダーでもある。彼はDome（Dominik Kohr）やSepp（van den Berg）と上手く連携が取れている。彼らには安定性と正しいメンタリティを与えてもらっている。」

― 負傷離脱している選手について。
「誰もがハングリー精神を持っている。多くの選手が負傷しており、彼らは再びチームのために全力を尽くしたいと思っている。」

― Nelson Weiperについて。
「Nellyは徐々に起用しなければならない。最後の数試合で彼が必要になるから、不必要なリスクを負うことはしない。」

― チームの雰囲気について。
「誰もがプレーしたいと思っている。もちろん全員がスタメンに入れるわけではないが、どの選手も100%ここにいて、チームを支えている。」

TSG：Pellegrino Matarazzo

― M05の強さについて。
「来る者拒まず、FCAも流れに乗った。簡単な試合にはならない。M05は非常に激しくプレーし、無条件で守る。チャンスを得るためにはそこにいなければならない。90分間を通して100パーセントのキレが必要となる。前回対戦では良いプレーができなかったが、今はコンディションが全く違う。M05はまた自分たちの強みを見つけた。我々を取り巻く環境は感情的になっている。」

― 最後にクリーンシートを達成した試合について。
「もちろん、遠い昔の話だ。我々にとっては、勝ち点3を獲得することが重要なことだ。情熱を持って守備をしなければならないし、そうすればクリーンシートという結果が着いてくる。ただ、その事を問題にはしていないし、自分たちのパフォーマンスに集中している。選手たちはみんな、最近はその準備ができている。土曜日には上手くいくだろう。」

― スタメンの可能性について。
「様々な要素がある。連携が取れて、いいパフォーマンスを出せる選手をピッチに送り出したい。途中出場の選手が活躍しているのは良いことだ。何人かの選手が調子を上げている。」

― シーズン終了までの目標について。
「最終節はまだまだ先だ。我々は道半ばである。どの試合でもピッチで全てを出し切りたいと思っている。Mainzではそれを見せたい。攻めてラストスパートをかけたい。全ての相手に対して最大限の力を引き出すことができれば、自ずと結果は着いてくるだろう。」

予想スタメン

1.FSV Mainz 05 《3-4-2-1》
Zentner - Kohr, van den Berg, Hanche-Olsen - Caci, Barreiro, Amiri, Mwene - Gruda, Lee - Burkardt

TSG Hoffenheim 《3-4-1-2》
Baumann - Kabak, Grillitsch, Drexler - Kaderabek, Stach, Prömel, Jurasek - Kramaric - Weghorst, Beier

Drohende Sperren - 4 Gelbe Karten -
・Ludovic Ajorque（M05）
・Nadiem Amiri（M05）
・Edimilson Fernandes（M05）
・Brajan Gruda（M05）
・Tom Krauß（M05）
・Jae-Sung Lee（M05）
・Phillipp Mwene（M05）
・Marco Richter（M05）
・Silvan Widmer（M05）
・Anton Stach（TSG）
・Umut Tohumcu（TSG）
・Wout Weghorst（TSG）

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