23/24 Bundesliga 25. Spieltag #SGETSG

2024年3月10日 12:54

2024.03.10 Sun.
23/24 Bundesliga 25. Spieltag
Eintracht Frankfurt : TSG Hoffenheim
🇩🇪17:30 / 🇯🇵25:30 K.O.

データ&ファクト

・SGEは、ブンデスリーガにおけるTSG戦直近7試合で負けが無い（4勝3分）。これ以上長く無敗記録を維持しているブンデスリーガ所属の対戦クラブは他に無い。一方、TSGにとってはこれほど長く勝利から遠ざかっている対戦相手は他に無い。

・ブンデスリーガで4試合未勝利（3分1敗）が続いていたSGEは、前節のFCH戦で2-1の勝利を収めて再び勝ち点3を獲得した。なお、ブンデスリーガ直近9試合のうち、SGEが敗れたのは僅かに1度だけ（第20節のKOE戦 0-2）である。

・TSGは現在ブンデスリーガで2連勝中であり、それまでの13試合よりも多い勝利数（1勝6分6敗）を記録している。今季、TSGが他に連勝を記録したのは、2023年8月の第2節から第5節にかけての4連勝のみである。

・TSGは今節、フランクフルトで勝利することができれば、昨季終了時と同じ10勝と勝ち点36を記録することになる。今季24試合を終えた時点で、TSGが勝ち点19で最下位だった昨季の同時点よりも14ポイント多く勝ち点を獲得している。

・SGEは直近のブンデスリーガにおけるホームゲーム21試合で1敗しか喫していない（第12節のVfB戦 1-2 / 11勝9分）。しかし、ここ2試合は引き分けに終わっている。ブンデスリーガにおけるホームゲーム3戦連続未勝利は、Dino Toppmöller体制では前例がない。

・TSGはドルトムントで3-2の勝利を収め、今季のブンデスリーガにおけるアウェイゲーム6勝目を手にした。アウェイゲーム12試合を終えた時点で、これほど多くの勝利（6勝）と勝ち点（20ポイント）を記録したのはクラブ史上初めてのことである。クラブレコードは2019/20シーズンの8勝だが、当時はシーズン終盤に1勝しか挙げられなかった。

・TSGは直近のブンデスリーガ19試合連続で失点を喫している（合計38失点で、1試合平均2.0失点）。これは現在ブンデスリーガでプレーしているクラブの中では最長の記録であり、10年前に記録したクラブワースト記録（2013年4月-2014年1月：24試合）まであと5試合に迫っている。

・TSGのGKであるOliver Baumannと、SGEのGKであるKevin Trappは、現在のブンデスリーガで最も通算失点が多いGKである（Baumannが697失点、Trappが433失点）。Baumannは、TSGで697失点のうち499失点をTSGの選手として喫しており、あと1失点を喫するとリーグ史上8人目の所属した1クラブで通算500失点を喫したGKとなる。

・TSGは、Marius Bülter（ブンデスリーガ通算113試合目にして初の退場処分）とPavel Kaderabek（累積警告による出場停止）を欠くことになる。TSGは今季、Bülter抜きで勝利したことがない（1分1敗）。また、Kaderabekを欠いた状態では、4試合で1分3敗とこちらも未勝利。

・TSGのMaximilian Beierは、彼のキャリアにおける最初のブンデスリーガ30試合で一度も達成できなかったドッペルパックをここ2試合連続で達成している。2024年に彼が決めた6ゴールという数字はブンデスリーガでプレーする他の選手よりも多く、今季のリーグ戦において、ドイツ人選手ではVfBのDennis Undav（14ゴール）だけがBeier（12ゴール）よりも多く得点を挙げている。なお、TSGの選手が3試合連続でドッペルパックを達成したことはありません。

SGE：125年目の "Erste Spiel"。

　前節、アウェイでハイデンハイムに競り勝った6位・フランクフルト。1月26日以来となる2024年の公式戦3勝目を手にした。今季を含めた直近6シーズンで5度欧州カップ戦に出場し、UELのタイトルも獲得したことで名実ともに欧州カップ戦の常連となった彼らだが、今季は年末から年明けにかけて足踏み状態が長く続いた。

　勝利から遠ざかる厳しい時期に、順位表ですぐ近くにいるクラブも揃って勝利から遠ざかっていたこともあり欧州カップ戦圏内からこぼれ落ちることは無かった。しかし、DFBポカールでは3部のザールブリュッケンを相手に敗退。また、UECLでもまさかの敗退を喫した。さらに下位クラブが勝ち点を稼いだこともあり中位争いは混沌とした。3ヶ月あまりに渡って上手くいかず、周囲を取り巻く状況が変わった中、前節敵地で掴んだ勝利が浮上のきっかけとなるか。

　今節はフランクフルトにとって特別なゲームとなる。3月8日にクラブ創立125周年を迎えたクラブの記念ゲームとして開催される。選手は特別なユニフォームに身を包むことが既に紹介されており、彼らの熱狂的なファンはキックオフ前からエモーショナルな演出でスタジアムを、ゲームを盛り上げるだろう。Dino Toppmöller監督が「勝利で誕生日をお祝いしたい」と話していた通り、勝利でクラブの特別な一日に花を添える。

TSG：連勝で欧州カップ戦に望み。今節は "大一番"。

　前節、ホームでブレーメンに2-1で勝利して今季2度目となる連勝を達成した7位・ホッフェンハイム。2点リードがある中で退場者を出して押し込まれる苦しい展開になったが、最後は全員でリードを守り抜き逃げ切った。

　今節は選手のやり繰りに苦労しそうだ。負傷者が増え始め、出場停止となった選手もいるからだ。ホッフェンハイムの今節欠場見込みとなる選手一覧が以下の通り。

《TSGホッフェンハイム今節欠場見込み》
・Pavel Kaderabek（累積警告による出場停止）
・Grischa Prömel（右膝内側靭帯損傷）
・Mergim Berisha（右膝前十字靭帯断裂）
・Dennis Geiger（右ハムストリングス損傷）
・Marius Bülter（前節退場で出場停止）
・Marco John（前十字靭帯断裂）

　特に議論が活発に行われそうなのが右サイドの人選である。RWBは不動のレギュラーであるKaderabekが出場停止となるため代役を立てなければならない。以前は本職ではないIhlas Bebouを起用していたが、現在はMaximilian Beierと共に最前線で攻撃の軸に据えられているため勇気が必要な選択になりそうだ。もうひとつ選択肢に挙げられるのは、Finn Ole Beckerの起用だ。昨季終盤にRWBでプレーした経験があり、攻撃的な持ち味をだしつつ、守備面でも素晴らしいパフォーマンスを見せた。Pellegrino Matarazzo監督がどのような決断を下してゲームに臨むのか注目したい。

　今節はチームにとって重要なゲームとなる。アウェイでの戦いとなるが、勝ち点3の獲得がマストとなる。今節は欧州カップ戦出場圏内の6位・フランクフルトとの直接対決。現在の勝ち点差は4で、敗れることになればその差をひっくり返すことが非常に難しくなる。DFBポカールの結果次第では7位で終えた場合でも欧州カップ戦に出場できる可能性はあるが、上を目指せる限り上を目指すべきである。最後にフランクフルトで勝利したのは、残留争いで苦しんでいた15/16シーズン。あれから8年、エモーショナルな勝利の再現を果たして欧州カップ戦出場に前進する。

プレスカンファレンス

SGE：Dino Toppmöller

― 今週のトレーニングについて。
「トレーニングウィークを勝利で始められるといつも気が楽だね。雰囲気はいつもより少しリラックスしていた。とてもいいポイントがあり、水曜日と木曜日は集中して取り組めた。明日（土曜日）はいよいよTSG戦の準備に取り掛かるよ。」

― 対戦相手のTSGの印象について。
「TSGはアウェイゲームで多くの勝利を収めていて、トランジションが優れていてBeierという絶好調な選手がいる。難しい課題が待ち受けているが、再び自信を持ってリードを広げたい。」

― クラブ創立125周年の記念ゲームについて。
「我々は信じられないほどの雰囲気を楽しみにしている。普段からとてもいい雰囲気だが、125周年ということもあって日曜日はさらに特別になるだろう。ホームでの勝利でクラブの誕生日を祝いたいと思っている。」

― チームの人事状況について。
「SkhiriとLarssonがスタメン出場できることが望ましいと思っている。我々はそのように想定しているが、彼らは1つあるいは2つの痛みを抱えているため、まだ100%確定しているとは言えない。さらに、重傷を負ったRodeとKalajdzicに加えて、ふくらはぎに軽度の負傷を負ったBahoyaも欠場するが、彼はインターナショナルマッチウィーク明けまで出場できない可能性がある。」

― 重要にしていることについて。
「大事なことは、スタジアムが与えてくれるエネルギーを使い、良い試合をして勝つことだ。ゲームはシステムで決まるのではなく、基本的なことで決まる。」

TSG：Pellegrino Matarazzo

― 日曜日の試合について。
「みんながゲームを楽しみにしている。最高の試合になるだろう。2連勝したあとだから当然待ちきれない。我々はゲームを楽しみにしている。」

― 対戦相手のSGEの印象について。
「彼らのチームには多くのクオリティがある。攻撃がとてもクリエイティブでチームにはスピードがある。SGEは特に前半戦では守備の上手さが際立っていた。彼らのファンが強く後押ししてくるチームと対戦することを想定して準備を進めているし、対抗できるように頑張りたい。」

― 順位表の状況について。
「我々にとってはチャンスだ。我々は挑戦者であり、1年前に何が起こったのかを知っている。そう、最下位だったんだ。ここ数週間、我々は冷静さを保ち団結してきた。今はSGEを痛めつけることができる。」

― TSGの守備の動きについて。
「この展開には満足している。プロセスはかなり良くなっているからね。ピッチ上では一体となって守備をするユニットができている。でも、まだ改善の余地はある。セットプレーの場面でも、ボックス内のディフェンスでもね。我々はさらに上を目指して集中し続けたい。」

― Maximilian Beierについて。
「Maxi（彼の愛称）のことを知れば、全てを恨みたくなるだろうね。彼は謙虚で素晴らしい少年だ。今でもバスでトレーニングに通っているんだよ。彼の成長は並外れている。Maxiはチームのために懸命に働いてくれているし、もし彼が代表チームに招集されたら私はとても嬉しく思うよ。」

予想スタメン

Eintracht Frankfurt 《4-3-3》
Trapp - Tuta, Koch, Pacho, Nkounkou - Chaibi, Skhiri, Larsson - Knauff, Ekitike, Marmoush

TSG Hoffenheim 《3-4-1-2》
Baumann - Kabak, Grillitsch, Brooks - Bebou, Stach, Tohumcu, Jurasek - Kramaric - Weghorst, Beier

Drohende Sperren - 4 Gelbe Karten -
・Aurelio Buta（SGE）
・Eric Junior Dina Ebimbe（SGE）
・Anton Stach（TSG）
・Umut Tohumcu（TSG）

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