聴神経腫瘍について⑦(退院2ヶ月)

複視や突発性難聴の症状を自覚してからの各科受診・MRI撮影にて、
突如発見された脳腫瘍(聴神経腫瘍)・・・。
この腫瘍発見までの経緯と対処、その後の生活等を備忘として、
この症状に悩む方への参考までに整理したいと思います。

*前回記事です。


退院後2ケ月を経過しての体の状況

『手術前後で変わらず/不便に思うこと等の自己認識』として、自分なりのこの2ケ月評価を。悪化を懸念してからの改善は見えずでした・・・。
ー変わらず
→複視(脳腫瘍起因でない事を検査で把握のみ、症状は大きく変わらず。)
△やや改善した
→顔面麻痺(退院数日後に強く自覚を感じた顔面麻痺は唇付近はおさまった!しかし、日によって右耳後ろの麻痺感覚が強く出て、筋系もしくは脳内かもしれないが、ビリっとした腫れ感覚は残る・・・。)
悪化懸念継続
→ふらつき(退院後から継続、麻痺の程度に相関あり、酷くなったりそうでなかったり)
→首痛&頭痛(常時の痛みは筋系のものか、改善せず痛いまま。縫合後部分のズキズキした痛みも稀に起こっています・・・。)
→難聴(右耳高音域は特に変わらず、職場にいる時間は増えたのでより自覚しています。)

日々の生活を通じて・・・

本格的に職場復帰を果たして1ケ月が経ち、難聴とふらつきからくる業務影響は改めて大きく感じます。やはり、通勤移動時のふらつきと、難聴による社内フロアでの話し声や電話音の反響は辛いです。
この状況を考慮して頂いてか、週1日の在宅勤務にて、週次の業務ペースを整えています。
私生活では医師から、いきむことを控える様に!を忠実に守ろうとしてますが、多少風邪気味だと咳やくしゃみでヒヤリしています。
ふらつき限度を測ろうと少し小走りしてみるとフラフラ。通勤ラッシュでは、踏ん張りが効かず、人にもたれかかり。未だ復調していないことを実感し、おとなしくしようとしています。
服用している薬(ステロイド、B12、血行改善等)がそろそろ切れるので処方通院しようと思います。服用して改善したか!?と自問すると効いている感じはしないです。未だ短期間と思いこませ、次回通院までの間は飲み切ろうと思います。

金銭面での苦労・・・

保険で言えば、このような症状での長期離脱は想定しなかったので、医療保険は手厚くせずでした。この報いが月々のincomeに現れ、ここ数カ月は耐えるのみ。
少額で加入していた共済がありましたが、ここからは比較的早いレスポンスで入金あり。この有難みはまさに有事に実感!
その他、健康保険組合からの傷病手当金にて耐え忍ぼうとも、医療機関の証明書の受領が遅れるので入金もズレが生じ、ここも耐えるのみ。。
共済は少額であるものの、年ベースでの返戻金もあるので、有事を買うといった観点から有用だと思いました。

退院・帰宅後2ヶ月の総括

率直な感想は『手術前より見た目の症状は悪化、改善兆しは未だ』です。
最近感じるのは、痛みや痛みによる不安要素は、社会復帰してより不安要素となっているです。
健常に過ごしてきてからの変化は、モチベーション維持の難しさとパフォーマンス向上に支障をきたして不安につながり、精神的にもきているかと。
これは、前回自己認識をしたと書きましたが、仕事といった元のライフワークを回すと自分の現状理解が足りない部分も実感。割り切る考えも必要と感じ、試行錯誤で身体の改善はもとより、自分の気持ちとの上手い付き合い方を探っていこうと思います。

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