ペニシリン系

ドラマ「仁」で大人気だったペニシリン系。

ふるーいふるーいお薬なので、若い先生から年寄り先生まで好きな先生は本当によく使いますね。

代表は何と言ってもアモキシシリンです。
サワシリンかパセトシン。

錠剤もカプセルもあるっていうやっかいっぷり。
とはいっても成人ではピロリの除菌か妊婦さん授乳婦さんぐらいでしか触ることはほとんどなくて、

もっぱら小児科です。
プロキロ20〜40mgなので、計り取るグラム数が多い薬っていうイメージ。

なので、これがやたら少ないときは、体重計算合ってるか?と確認が必要です。

ジェネリックのワイドシリンはどぎついピンク色と薬感満載のニオイ。
分包機使ったあとは重曹で洗わないと確実に次の薬でコンタミします。20%なのでサワシリンよりは量が少なくてすむ。けどまずそう。

たまに見かける多めのサワシリン分1の処方。
プロキロ50mgぐらい。
だいたいは1日分か多くても3日分ぐらい。

これは歯医者さんにかかるときの感染性心内膜炎の予防の処方です。もともと心臓疾患もってる人にでる。大人もいる。
これはポイントをついて投薬しないと、「は?」って顔されます。

10〜14日分の処方はほぼ溶連菌です。
兄弟とかだとどっちかがサワシリンでどっちかをメイアクトで14日分出すようなやり方の先生もいます。

サワシリン3000mg 分3
ベネシッド2錠分2
14日分は梅毒に出ることがあります。

奥が深いなーペニシリン系。
今回はアモキシシリンだけにしときます。

#薬剤師

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