にっちゃん

薬局薬剤師です。社労士合格未登録。

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  • 薬局のまわり

    調剤薬局の薬剤師の仕事と心の中。 医療従事者向けです。新入社員教育してたころの内容をベースに書いていきます。

最近の記事

その他抗菌薬

バクタ 尿路感染症に4錠分1~2で3日間。再発性膀胱炎には1錠分1寝る前を3~4か月使用。中耳炎・副鼻腔炎に4錠分2で10~14日間。リウマトレックスと併用することでリウマトレックスの効果↑。ニューモシスチス肺炎の予防に用いることあり。 抗結核薬 イスコチン:乳糖で賦形できない。含量低下。でんぷんで賦形する。ヒスチジン、チラミン含有食で血圧上昇、動悸。副作用の精神障害は幻覚・妄想・錯乱・せん妄。投与後1~2週間ではじまる。ビタミンB6欠乏起こす⇒末梢神経障害。 エサン

    • ニューキノロン系

      セフェム系に続いて乱用が目立つニューキノロン。必要時に使ってればいいのだけど、そんなのどのくらいの割合だろうかねー。 レスピラトリーキノロン クラビット・アベロックス・ジェニナック・グレースビットは肺炎球菌に対する抗菌力が良い。肺への移行性が良好。 アベロックスは日数制限あり。皮膚科・呼吸器⇒7日間、肺炎・副鼻腔炎⇒10日間 禁忌たくさん:アミサリン、リスモダン、シベノール、ピメノール、アンカロン、ソタコール、シンビット。不整脈ある人は使いにくい。 ジェニナックはワ

      • テトラサイクリン系

        代表と言えばミノマイシン。MRSAにも効果ある。単なる抗菌作用に加えて、リンパ球増殖抑制、TNFα産生抑制効果もある。なのでリウマチ患者さんにでること多いけど、リウマトレックスの血中濃度を上げてしまうので注意が必要。 毛包組織への移行がいいためニキビによく使う。 長期使用はビタミンK、B群の欠乏に注意する⇒ワーファリン、ジゴシン併用してる人は血中濃度変わってきちゃう。 Ca,Al、Mg、ランタン、Feの併用は本剤の作用減弱。副作用は回転性めまい、急速な脂肪肝の進行 次

        • マクロライド系

          代表選手は何と言ってもクラリス(エリスロシンもほぼ内容は一緒) 禁忌:オーラップ、クリアミン、ジヒデルゴット、アドシルカ、ベルソムラ、CYP3A4系のHIV薬(エリスロシンの禁忌はクリアミン、ジヒデルゴット、オーラップのみ) 副鼻腔炎とか慢性気管支炎とかに少量長期投与がよくみられる。抗菌作用以外にも炎症を抑える作用がある。 インフルエンザウイルスの増殖抑制作用あり。有熱期間を1日短縮。ウイルスの除去。続発性肺炎の予防、フリーラジカルを減少させて重篤化予防。タミフルと一緒

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        記事

          ペネム系とか

          カルバペネム系のオラペネムは「他の抗菌薬で効果が期待できない症例に限り使用すること」と注意書きがある。 併用禁忌はバルプロ酸 何回かお薬手帳で引っ掛けたことあるので、併用は必ず確認する。 適応は肺炎、中耳炎、副鼻腔炎だけだけど、そうじゃなさそうなことも多発する。 ファロムとあわせて、下痢が多い。 ゆるくなるよ、とあらかじめ伝えておく。 ちなみにペネムはビオRは使えない。 グリコペプチド系 塩酸バンコマイシン MRSAに使う。1瓶(0.5g)に5~10mLの水で溶解して

          ペネム系とか

          セフェム系

          吸収率が悪く、ほとんどが、う○○に排出されるので、意味がないと言われてるのに、なぜかよく出るセフェム系。 「とりあえず出しとけ」感が高い印象。 今でも熱が出れば抗生剤が出されないと不安がる患者は多いので、安定剤代わりでしょう。 ケフレックスはバイオアベイラビリティが高い方で皮膚感染によく効くとされている。歯医者さんでもよく出る印象。 ケフラールはじんましんの副作用多め。これまた歯医者さんで多い印象。 オラセフはシートが大きい。 セブゾンはAl,Mgと一緒に摂ると血中

          ペニシリン系 その他

          βラクタマーゼ阻害薬との配合剤 ・ ユナシン ・ オーグメンチン ・ クラバモックス ユナシンとオーグメンチンはもう何年も触ってないけど好きな先生は好きよね。 オーグメンチンはシートが大きい クラバモックスは小児用ドライシロップしかないので小児にしか出ません。 前は1gを4.5mLの水に溶かしてシロップにして出さないといけなかったのでかなり面倒だったけど、今は分包品で出すのが常識。疑義照会して分包で出せるグラム数に変更してもらえるレベルぐらい常識です。 食前に飲まないと効

          ペニシリン系 その他

          ペニシリン系

          ドラマ「仁」で大人気だったペニシリン系。 ふるーいふるーいお薬なので、若い先生から年寄り先生まで好きな先生は本当によく使いますね。 代表は何と言ってもアモキシシリンです。 サワシリンかパセトシン。 錠剤もカプセルもあるっていうやっかいっぷり。 とはいっても成人ではピロリの除菌か妊婦さん授乳婦さんぐらいでしか触ることはほとんどなくて、 もっぱら小児科です。 プロキロ20〜40mgなので、計り取るグラム数が多い薬っていうイメージ。 なので、これがやたら少ないときは、体重

          ペニシリン系

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          はじめましてー もともとは読みたいマガジンがあって登録したところから始まったのだけど、 ブログとは違ってnoteはもっと専門的だったりかたよった内容が書けるかなーと思って書いていこうと思ったものの、 SNS感が強くてなかなか書き出せずにいました。 コメント欄を消すにはお金を出さないといけないようだし、アプリは自動で下書きに保存される機能もないようだし… と、思ったけどやってみないことには何も始まらないのでまずは薬の話から始めてみようかと思います。 新米薬剤師向けのつも