小学生の頃みたいにゲームができない

最近、モンスターハンターライズを買った。
大人になってからゲームをやると、効率ばかり気にしてプレイしている自分に嫌気がさす。

リオレウスに負けた後、気づいたら「リオレウス 狩り方」で検索していた。小学生の頃は、それを自分で探すことがゲームの醍醐味だったはず。

モンハンに限らず、マリオもゼルダも、買ってすぐYouTubeで「必見!序盤の効率いい進め方」みたいな動画を見ては、その通りに実行するロボットになってしまった。

どうぶつの森や、シティーズ:スカイラインのように終わりがないタイプのゲームは、のめり込む前に飽きてしまう。実況動画で「総プレイ時間1000時間!」みたいなサムネを見ると、「1000時間あったら簿記1級取れるな」とか思うようになってしまった。

ちなみに僕はスプラトゥーン2を500時間やっているのにウデマエがB+なので、本当に資格の勉強に充てた方がよかったかもしれない。

小学生の頃は、ゲームをするときにわざわざそんなこと考えなかった。僕は小学6年生のとき、パワプロ12で「スタメンが護廷十三隊隊長のチーム」を作ったことがある。死ぬほど意味がないけど、ただ楽しいからそういう遊び方をしていた。たしかエースの朽木白哉は、「千本桜景厳」という名前のシンカーを投げられたと思う。


僕は実家に帰ると、4歳の甥っ子とスマブラをして遊ぶ。甥っ子にはまだ「スティックを倒しながらボタンを押す」という操作が難しいようで、止まった状態から弱パンチを撃つことしかできない。

僕からすると、それではスマブラの面白さの0.001%ぐらいしか味わえてないような気がするけど、甥っ子はすごく楽しそうだ。

「スマブラはそうやって遊ぶゲームじゃないよ」と、矯正することもできたけど、甥っ子があまりに楽しそうだったのでしなかった。

その代わりに、僕がキャプテンファルコンの「前投げ+空N+空N+空下メテオ」(くうしたメテオと読む、キモいコンボ)をキメてあげると、甥っ子は「今の技どうやって出したんだ?」みたいな顔をして必死に真似しようとしていた。

本来のゲームの楽しみ方をしている甥っ子がうらやましい。今の僕は知らない技が出てきたらすぐ検索してしまうし、「スマブラ 強キャラランキング」を見ると「C以下の奴らは何のためにおるねん」と思ってしまう。

今度時間があったら、パワプロで「スタメンが泥門デビルバッツのチーム」を作ろうかな。


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