【詩】水曜日の憂鬱
曇り空の水曜日
寝不足の朝は辛くて
気分もなんだか重くて
ペダルも重くて
曇り空は苦手だ
背中に風を感じて
ポーンと肩を弾かれて
「おっさきー」と
君が颯爽と抜き去っていく
リンスの香りを残したまま
1限目は国語の授業
気を失う自信しかなくて
後ろから肩をちょんちょんされて
無視したら
今度は背中をチクリとされて
ハッと目が覚めて
先生がこっちを睨んでた
後ろから小声で「ドンマイ」
放課後は雨
玄関で君がボーっと立っていて
「ん!」と言って
僕は傘を差しだして
君は黙って受け取って
立ち去ろうとした時に
シャツの背中を引っ張られた
君は何かを言いかけて
「ありがとう」と微笑んで
僕は降りしきる雨の中へ
駐輪場までダッシュした
(つづく)
前回投稿した「月曜日の朝」にsoraさんがインスパイアしてくださり「火曜日の昼」を投稿されていました。それでこのまま日曜日まで続けたらどうかなとsoraさんからご提案を頂き、これはちょっと面白そうだからコラボ?させて頂くことになりました。初めての試みなのでこの先どうなるかわかりませんがとても楽しみです。soraさん、ありがとうございます。木曜日編よろしくお願いします。あ、ボチボチでいいですからねえ(´▽`)