AOE2DEの上達段階の話(2)

以前(2022年の後半)こんな記事を書きました。ランクマッチに参加しはじめて半年くらいの頃。


当時考えていたこと

「上達段階」0~5と称して……
0. 何をしていいか分かっていない
ルールやコマの動かし方は知っているが、成す術なくやられる
1. ゲームの大まかな流れがわかる
初心者同士ならゲームの形になる
2. 部分的な定石(定跡)が使えるようになる
ハメ手に引っかかる 部分的有利不利が判断できず全滅しがち
3. 状況に応じて複数の定石を使い分けられる
ハメ手を使い始める 部分的不利を理解して撤退できる
4. 盤面全体を見て適切な方向へ発展させられる
全局的ハメ(メタ)を意識する
5. 部分ではミスしない 大局的な方向性で勝負する
細かな差で決着がつく(プロ級)

当時はチームレート1000前後。連勝するなどして時たま1100くらいまでレートが上がると、ゲームらしさが実感できる……というレベルでした。

近況

現在、チームレート1200は維持、1300にはちょっと届かないくらいでプレイしています。当時の感覚は正しかったのだろうか? と振り返ると……。
このレート帯でも、実は弓斥候あわせを精度良くやるだけで中盤までに勝勢になったりします。すると、↑の記事で「ハメ手」だと思っていたのは今振り返ると「単なる定石ハズレ」に過ぎなかったのでは……? という気もしてきます。

いずれにしても下から見ていると1200も1300も大差ない「強い人」というカテゴリだったのが、自分がなってみるとネット碁でいう2dと3dの差みたいなものは厳然とあるな……と感じている今日この頃です。

当時と変わったこと

じゃあ当時と何が変わったのか、あるいは半年前と比べて何が違うのか? 

対戦時の心境

以前のように緊張でガチガチになったり、逆に「何としても勝つぞ」と気負ったりすることが減り、「gl hf」をそのままの意味、Have Fun! (楽しもう)という心境で対戦に臨めるようになった気がします。今でも1vs1は緊張しすぎてなかなかやれないですけどね。

決着時の受け止め方

勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負け無し……という格言があります。勝ったときは(相手の謎の放棄などを除けば)無我夢中で、勝因がわからないことも多いですが、負けた時はだいたい原因がはっきりしているものです。自分のここがマズかった、と素直に認められるようになってきました。

目的別の練習

当時はビルドオーダーを「城を寄せるまで」とか「とにかく弓を出して城主押すまで」と半ば盲目的にやっていましたけれど(それで勝ててしまっていたのもある)、最近はちょっと練習の意識が変わってきました。上記とも関連しますけど、勝敗関係なく何がまずかったのか(内政の細かいミスや畑の張り遅れ、軍を出す量とぶつけ方/逃がし方etc.)を考えて、そこを改善するための練習をすることが多いです。

例えば畑の張り遅れで資源売買して進化、結果的に軍が出ない……というのが一時期、自分の弱点でした。そこで「市場を建てずに畑から得た食料で進化する」「金を余らせすぎない」という課題設定をしての練習などをやっていました。

これは一例に過ぎないんですが、自分のプレイでどこがマズいか一生懸命考える(仮に的外れでも)、それに沿った練習をして実戦へフィードバックする。そして仮説が正しければ勝てるし、勝てないようなら違うことを考える……というサイクルが最近はうまく回っているのかな、という感じです。

まあとはいえ1200台で足踏みしているのも事実。もしもっと上達できたら、今書いている内容も後から見れば物足りないものかもしれませんが……現時点で考えているのはこんなことなのでした。

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