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ささやかな惑星

夕方。河川敷。

お決まりの場所に座り、
山々や人家、車や生物を眺めたりする。
いつも、
環境の変化を風に乗せて伝えてくれるのは
この場所。
まだ4月だというのに、
夏のみずみずしさを感じとってしまった。

この場所で孤独に座りながら、
私は孤独でないことを確かめる。
季節はとめどなく進んでゆき、
私を引っ張ってくれる。
次のステージはここだよ。
と囁く。
遠くで聴こえる鳥のさえずりも、
車の走行音も、
たまに通りすがる犬を連れた人やランニングの人、
赤ちゃん、子供、親子。
夜になると遠くから灯してくれるランプ。
光。


この世界の全てに囲まれて生きてるんだと実感する。
母なる地球のもと、
すべてに命を宿して共存する。

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