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リア充って何それ、おいしいの?
脳トレマガジンは、いつもふたりで「せーの」で出したお題をテーマに書くのがルールだ。
お題がひとつだけだとイマイチ脳トレにならないのでは、ということで「せーの」式になった。日曜の夜にアップする直前に次のお題を決めているのだけれど、毎週「おおう」と唸っている。食べ合わせが悪いからだ。
たとえば、「香水」と「道」だとか。「プール」と「制服」だとか。毎回「どうしよう」と頭を抱えているのだけれど、意外と今回が一番悩ましいことになっている。
お題は、「海」と「花火」だ。
◇
これまでで一番無難な組み合わせだ。悪くない。悪くないのだけれど、悪くなさすぎて無個性な組み合わせになってしまった感がある。
海。花火。共に夏を想起させる単語だ。子ども時代には海水浴に行ったし、有名な花火大会が開催されるのが地元だったから、毎年花火も見ていた。だからなのか単なる出不精だからなのかはわからないけれど、わたしは花火大会にわざわざ出向くのが苦手だ。関東に住んでもう来年で10年になるけれど、未だに江戸川も隅田川も見たことがない。何なら、関西時代も淀川の花火大会には行ったことがない。
海は、そもそも今わたしが住んでいるのは海なし県だ。子どもを連れて、大洗まで海水浴に行ったことがあるけれど、初モノを怖がりすぎるきらいのある7歳は、これまでまともに海で遊べたためしがない。
◇
先週、お題を決めたあと、「リア充っぽい組み合わせだね」となおちゃんがいった。ところがどうだろう。わたしの手にかかれば、リア充雰囲気ばっちりの組み合わせも、一切リア充感がなくなってしまう。
花火はかろうじて彼氏、現夫と見たことがあるけれど、地元ゆえにデート感は特になかった。わたしが浴衣を着たくらいだ。海水浴には行ったことがない。というより、女友達とも行ったことがない。インドアな友達が多いから、まあ致し方ない。わたし自身、海は入るより眺めるほうが好きだ。
わたしのなかにあるリア充的な「海」と「花火」は、きっと妄想のなかにしかないのだろう。小説でも書きますか、どうしましょう。
とかなんとかいいつつ、noteで以前書いた「花火」ものは、まったくリア充ではないのです。(なお、海は出てこない)
致し方ない。これが、わたしだ。
【本日のお題】「海」「花火」
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