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多治見市モザイクタイルミュージアム 17日加筆修正

思いのほか、結果が良くて、喜んでいる・・検査終わりです。
なんか、あたまがぐるぐるしていまして、なにがどこでどうやら。後の記事に書くかどうか、どこまで書くかわかりませんが、わからいように隅っこのほうで思いを綴りたいとは思います。たぶん、直球でるかも。こんにちは。

話が大きくそれますのでご了承ください。与太話ではございません。すごく端折って書いてますので、わかりづらいかと思います。ごめん。

なんだ、こののっぺりとして、もさもさした感じの建物は。しかもすり鉢状な地形で。なんだこれ。土壁で塗られて、輪郭線に沿ってなんか植えられている。多治見市モザイクタイルミュージアムです。これこそ、ムーミンの世界に通じていて、展示をしても違和感がないかと(館のコンセプトとしてはアウト)。

建物は藤森照信氏によるもの。外観からは想像しにくいですが、4階建て鉄筋コンクリート造です。

4階。丸く採光の穴(取り口、窓)がありますが、藤森氏の特徴かもしれません。後術します。
モザイクタイルって、今現在、普段にありすぎて意識しないものになっている気がします。ここに展示されているのは、一世代前のモザイクタイルで造られたもの。私的にはタイルシンクは馴染み深いですね。

3階。モザイクタイルの歴史を中心に展示されています。
見たことのある柄、見たことのない柄、さまざま。みな、同じ大きさになっていますが、これは規格化されているからです。一枚ずつではなく、シートの上に貼られて規格化され製品として出荷されます。なので、市松などの規制的なデザインは別として、大凡は、個人が意図としてデザインしたわけではなく、メーカーによるランダムなデザインが採用されているといえます。

入口。ほんとムーミン出てきてもおかしくない。
ここが入口ですという表示もない、開いてますがわかるのは、入口につけられたライトのみ。中も覗けないし、開いてるのか閉まってるのかわからなかった。

2Fは、リフォームセンターでした。モザイクタイルに興味のあるかた、リフォームしませんか・・・な感じ。ミュージアムショップの域を大きく飛び出した、さらなる上をいく、通販に通じる。

1Fは、受付。体験ブーズ。なんかやれるみたい。土日は気をつけてね。

藤森照信(1946~)建築家。私のなかでは、茶室の人。茶の湯などを含む茶の人(茶人)ではなく、現代茶室創造の人。精神的な茶の人ではなく、建築的な茶の人。(以下、藤森氏の説明は省きます、ググれ。)

建物は、タイルの原材料である土をなど、土場をモチーフとしているようでうす。土壁にタイル、両端の植えられた松は、おそらくその土場に植わっていた森林をイメージしたのではないだろうか。

色々と、説明をグッと省きます。先ず、いきなりですが、彼の造った茶室を載せます。

(リンクは参照して貰わないと後に話は続きません)

前述しました、建物の穴ですが、これが茶室なら、利休は恐らく嫌います。これまでに造った茶室を見ても言える事ですが、内向きな性格の茶室の中に窓をつくるなど開放性と外への繋がりをもたらしていることは、藤森氏の茶室の特徴といえます。
利休が造った茶室というものは、光を制限して、その外側(景色)をみせません。外から取り入れるのは、光と、あればその場に合わせた茶花、窓を作ってもその外側は障子をもってシャットアウトです。内向きな儀礼空間として一つの確立をしているわけです。

藤森氏の建築の面白さに奇抜さがあげられますが、建築でいえば利休は奇抜さの群を抜いています。利休は0からとは言いませんが形を整えた人として0、藤森氏は3か4の人。すいません、大きく省いて書いてます。ただ単純に茶室つくりましたではなく、利休好みの茶室から現在までの建築史を踏襲して造られています。

個人的に、「茶」という体系は、簡単に2つに分けています。
精神的なものと、物質的なもの。
私は、精神的なものに理解が深まる環境下にありません。生まれだとか正座ができななど(立礼あるけど)。
ただ、「茶」のあり方を分化してみると、茶の湯、煎茶と大きく2つにわかれ、そこから、書画、陶器、建築、茶道具など大きく分類して、そこからさらに派生するものを考えると、恐ろしく細分化されるわけです。文化の総合デパートです。
茶の起源をたどると、書籍的に陸羽になるし、精神世界が形となったものとしては茶庭がまさにそうであるし、そこから庭の始まりを調べると、城之越遺跡を最古とするならば、とても遡る。近世、近代の茶、茶の湯、煎茶といろいろあるだろうが、その系譜は複雑だ。◯◯なのである。などということは難しい。現代人の感覚でものを見ている感覚はどうしても薄れないから、まだまだ見落としていることは多くあるとおもう。

止めにしておこう。多治見市モザイクタイルミュージアムさん、場所をお借りしましたことをお詫びも仕上げます。もう少し、語れればとは思いましたが、乱文申し訳ない。


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