高校野球 四球は狙え!

ぜんぜん野球に詳しくも無く、イチローさんが引退したあと大谷選手だけは注目していますが、あまり興味はありません。選手もあと2、3人ぐらいしかしりません。そんな中、少し前のニュースに一打席毎に打席を入れ替える高校球児がいると知り、動画もみました。面白いことやるなぁと感心しました。

しかし、今日のニュースでは、結構批判的に捉えている人が多いとか。興味が無い人間がちょっと怒りを覚えたので、書いてみます。

何が問題があるの???

「試合前に有田工の監督と責任教師に対し、もしも、打席を入れ替えることで投手を惑わし、四球だけを狙う意図がうかがえたら、フェアプレーの精神に反するので球審が注意することがある、と説明しました」

投手を惑わしたらダメってなぜ?どんなスポーツでも、対戦相手のリズムを狂わし惑わして、自分自身、またはサイドのリズムを作っていき、試合を優位に運ぶことは定石じゃないか。野球はスポーツじゃ無いって審判が言っているようなもの。
私がいつも思うのは、野球は、スポーツより、興行的な要素が大きくはたらいているので、これが審判まで浸透してしまっているのだろう。

「最初は1球ごとに打席を代えて、四球とかで出塁しようと思ったんですけど、審判さんたちから“1球ごとはやめてくれ、ここの場面では見せるところじゃない”と言われたので」

見せるところじゃない・・・は?
山口選手は見せたくてやっていた訳じゃないでしょ。いい歳した大人がね、マジの場面で少年にいう言葉ではない。確実に萎縮させたと思うし、彼のパフォーマンスを低下させている。
ルール違反しているのは審判じゃないのか。

四球を狙うことは、フェアプレーに反するとあるが、四球は出塁できる。狙って何が悪い。消極的と言うかも知れないが、スポーツの対戦競技は基本的に得点が重視される。得点のチャンスを作る四球を狙うことのどこが消極的なんでしょうか。
サッカーであれば弱いチームがひたすら守備に徹し、カウンターで一閃、または引き分け。卓球であれば、ひたすらカットを続け(カットマンが弱いと言う意味では無い)相手のミスを誘い続ける戦い方。何かおかしいですか。
得点の取り方はいろんな方法があって、ルールの範囲内であれば、何も問題はないはず。ただ、倫理的に過剰な問題がある場合は除く。

達川さんなんかプロでデッドボール狙ってたやん。
古の倫理観にはついて行けません。
山口選手が一生懸命に編み出した技が、1球毎の打席の入れ替え。思いつきだけでは甲子園出場にはならなかっただろうし、試合にも出場できないはず。見ていて不快だとか、野球とはこうあるべきとか・・・うるさい。だまれ。もう一度言う。

うるさい。だまれ。

色々な可能性があるんだなって山口選手には感心しました。大谷選手も最初は二刀流を反対されていたそうです。今、目の前にある理解できない出来事も、続いていくことで結果は表れるかもしれません。また、表れないかもしれません。でも、チャレンジすることを周囲が拒否してしまえば、すべての第一歩は失われてしまいます。一歩を踏み出した人がいたなら応援してあげて欲しい。妬みや嫉妬、クソです。

山口選手のチームは負けてしまいましたが、彼の将来を応援したいと思います。

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