㉖秋の一日 byちゃっかり
我が家のちゃっかりが書いた作文が学級通信に載っていた。
本人は何も言わずに寝てしまったが、ふと机の上に目をやると一枚のプリントが。
今日はちゃっかりの意外な一面を発見。なかなかのセンスなので紹介しようというバカ親全開の夕刊UNIである。
これである。
起承転結はなんとなく出来ているものの、オチが弱いのが惜しい。しかし、秋祭りにどんばな(天狗)を追いかけた一日がとてもリアルに伝わってくるのである。
特に、「やっぱりちゃっかりはちゃっかりやな!」と納得するのが、5行目から6行目にかけてのこの部分である。
酒を呑んだ天狗は”きょうぼう化”しているので、近くに行って「キャー」「こわい」「来んといて」とか言うと、天狗は怒って棒をふりまわします。
だから私は、天狗をさけるときは、静かにはなれます。
こんなふうに相手を見て距離感を図りながら、ジリジリと距離を少しずつ縮めていく猫のような狡猾さ。愛らしく静かに振る舞い、どんばなを祖母宅まで誘導したこのテクニック。
ちゃっかりはお勉強はイマイチ好きではないようであるが、対人関係におけるコミュニケーション能力は彼女の一番の才能なのかもしれない。
そして、学級通信に載せてもらうのは今回が初めてなのである。
それをきっと喜んでいるに違いないが、嬉々として大声で発表しないのである。
「学級通信に載せてもらったよー!!!」と言えば
「よかったなぁ!!」の一言で褒め言葉が終わってしまうことをわかっているかのようである。
こうしてそっと気づいてもらえる位置に自分の勲章をさりげなく置くところがちゃっかりのちゃっかりたるところなのだ。
秋祭り当日の様子については「ちゃっかり、天狗にたしなめられる」にてどうぞ。
https://note.mu/unymam/n/n1ed647de992c?magazine_key=m44bb6e0c6601
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