ナイロン袋。
「ドカ弁‼︎今日雨降るで!カッパとか替えの靴下ナイロン袋に入れて行きや!」
こんな声かけをするのは日常茶飯事だ。
ところがである。
昨日学校から帰ってきたドカ弁がTwitterを見ながら爆笑している。
「どうしたん?」
「uniさん‼︎あのさぁ、ウチらってナイロン袋って言うやんなぁ⁈」
「ナイロン袋?ナイロンはナイロンやん。なんで?」
「関東の人ってな、ナイロン袋って通じひんらしいよ‼︎」
えーっ‼︎
関東、関西に限らず、どこにでもお国訛りってあると思うが、「ナイロン袋」と言うワードをこの歳まで使ってきた。
「は?ナイロン袋?なんですか、それは?」
そう問い返されたことは一度もなかったので、意味が通じない場合もあるということを、このたびはじめて知った。
「ナイロン袋以外ではさ、押しピン、シュッとしてる、さぶいぼも通じひんて!」
仰け反りながら手をパンパン叩いて爆笑するドカ弁。すでにオバハンの雰囲気を漂わすJKである。
いや、ちょっと待って。
私らはこれらの言葉を毎日垂れ流しなんやないの‼︎
「ちょっとドカ弁!またポスター増やしたやろ!掃除するとき押しピン踏んで死ぬかとおもたわ!床に落とさんようにしーよ!押しピン危ないわ‼︎」
「なぁ、やっぱり福山はシュッとしてるよなぁ。こんな47歳おらんな‼︎」
「ちょっと‼︎レタスにナメクジおる‼︎見て!さぶいぼ出たわー‼︎」
こんな感じである。
こうして書いてみると、なんともやかましい言葉たちだということを再認識する。
以前こちらnoteでも「押しピン」は関西の人しか通じないって話題が出ていた記憶がある。
押しピンはなんて言うんやったっけ?
あれよ、ほら!うーん!なんやったかな…。
頭の中で必死に思い出そうとするが、押しピンは押しピンやんか‼︎という思いこみが邪魔をして正しい押しピンの呼び名がどうしても思いだせない。
「ドカ弁‼︎押しピンってなんて言うんやったっけ⁉︎」
堪らずに質問してみる。
「ふつう画鋲やろ。」
急にそんな素に戻るんかーい‼︎
#エッセイ #関西弁 #ナイロン袋 #シュッとしてる #押しピン #さぶいぼ
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