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湯村温泉〜遊月亭さんのおばあカフェにお邪魔させていただきました〜

家族旅行で訪れた鳥取県から豊岡へと向かう途中、noteに旅行中の写真をアップしたところ、遊月亭さんから
「近くではないですか⁉︎そこから湯村温泉まで30分です!」
というコメントをいただき、定休日にもかかわらず、おばあカフェも開けてくださるとの有難いお言葉に甘えて家族でお邪魔させていただきました〜‼︎

見てください!このコテコテした濃い空間‼︎

田舎のおばあちゃんちがドンキホーテの雰囲気を纏った感じと言えば伝わりやすいでしょうか⁉︎

店内は所狭しとと、おばあたちの生きた声を遊月亭さんが書した色紙がいっぱい!

わぁ。これはかなわんで…。
正攻法の書はパワー負けするで…。

内心冷や汗が湧いてくるのをなだめつつ、おばあが運んできてくださった「おばあの初恋セット」をいただきました。

実はおばあカフェに行く前に、遊月亭さんのご好意で、栃おはぎの元になる栃の実の下処理工程の工場見学をさせていただいていました。

こちらが一袋なんと一万円という木灰!!

硬い栃の実の殻を剥き、茹で、茹で上がったものをこの高価な希少価値である灰と混ぜ合わせ、更に2週間アクだしする作業などを見学させていただいていたのです。

皆さん暑い中、一心に作業されている姿を目にした後での栃おはぎとコーヒーのおもてなしだったので、より感動は大きくなりました。

定休日にもかかわらず、お店を開けていただき、2人の可愛らしいおばあも私たちをおもてなししてくださいました。

遊月亭さんのことを「常務さん」と呼ぶおばあたち。

「常務さん、常務さん!」とのんびりとした調子で呼ぶのがまたいいんです。

遊月亭さんは「常務さん」なのです。
偉い方なのです。

無駄信長とかいうかなり怪しい感じのコスプレをして歌ってはる印象がある人もいるかもしれませんが、むちゃくちゃイケてる方です。シュっとしてはります。
シュっとしてるとは、関西では男前な方のことを指す言葉ですよ。

遊月亭さんこと「常務さん」はサービス精神満点!おばあカフェに、自らが歌うCDまで流してくださるくらいに弾けているのです!

こんなプレゼントまでいただきました。
遊月亭さんオリジナルデザインのファイル、「下心は元気の源」なマグカップ、遊月亭オールスターズのCDまで‼︎

あと、よく喋る人方が作ったから「DJホンダ」と名付けたとかいう20世紀梨がお店で販売されており、それも「ちょっと剥いて差し上げて!」とおばあたちに常務さん命令で指示され、uni家はおばあが剥いてくださった「DJホンダ」を美味しくいただきました。

帰りに私が書いた書をプレゼントさせていただこうと、遊月亭さんには「遊」の書を、おばあ二人にも好きな書を選んでくださいと声をかけたところ、
「私は夢がいい!」
「私は道がいい!」
夢と道の書を気に入っていただきました。

「まぁまぁ、こんなのいただいていいんですか⁉︎売っておられるんですよね?買います、私!」

1人のおばあがこう仰るので、とんでもない!差し上げます!と返事をしたところ、ものすごく喜んでくださいました。

「まぁまぁ!お若いのにこんな綺麗な字を書いている先生なんて羨ましいです!」

そんな嬉しいことまで言ってくださるので油断していたところ。

「それで何歳ですかー⁉︎」

キター‼︎おばあの直球ど真ん中‼︎

「私は41歳です‼︎」

正直に球を打ち返す私。

「あらー!娘みたいなもんやねぇ‼︎」

二人のおばあは大真面目に頷きあい、深く納得している様子です。

「おばあの根性焼き」を作る鉄板の前で。

「おばあの根性焼きっていうの作ってはるんですね?」

そう尋ねる私に遊月亭さんが、
「あはは!これねー‼︎」と相槌を打った瞬間、再びおばあからのキラーパスが飛んできました。

「これねー、私たちは上手に焼けるんですよ‼︎でもね、常務さんがあんまり上手に焼いたらあかんって言いますねん!」

強い、おばあたち…。

天然のアクが強めなおばあたちですが、実際お会いした印象は、柔らかい物腰のお上品なおばさま方でした。

湯村温泉に行かれる機会があれば、是非おばあカフェに行ってみてください。




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