はなむけのことば。
先日『UNSENDObyUnimam』にカスタムオーダーが入った。
アメリカの大学の先生からのご依頼である。
福井ウサ子さんから連絡を受け、どんな感じの書をお求めになりたいのかを確認してもらうことにしたのである。
ほどなくして、福井さんから依頼主の方のご要望を具体的にヒアリングした内容のメールが届いた。
この度日本に行く事を夢見ている美術系の生徒が卒業するので、その子が必ず夢を実現する様に刺激になる書の作品を雲泉にお願いしたい。どんな作品が仕上がるか楽しみにしています、自分も日本がとても懐かしい!
今回に限ったことではなく、海外のお客様は大切な人にギフトとして書の作品を贈りたいということを仰るのである。
ギフトにしたいものは何も書に限ったことでなく、絵画だとかアクセサリーとかお気に入りのアーティストの作品を購入して大切な人への贈り物にしているようだ。
それにしても。
必ず大切な教え子の夢が実現するよう、刺激になる書の作品を雲泉にお願いしたいなどという恐れ多いご依頼をいただくとは、責任重大である。
とにかく平常心を整え、自分の心の声に耳を澄ませてみる。
自分の大切にしている大好きな武者小路実篤のことばを筆に託すことにした。
この道より われを生かす道なし
この道を歩く
先生からの愛ある素敵なはからいが彼女に真っ直ぐに届くことを祈っている。
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