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音吉じいさん③

お客にちっさい魚を買わせ、家族には宝を食べさせるという変わった鮮魚店経営者の音吉じいさんは私の祖父である。

早朝の買い付けは妻に任せて店番だけ偉そうにしていた呑気なヒモ男、音吉じいさんにある日珍しく深刻な話が飛び込んできたのだ。

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