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早すぎる年賀状。鬼も爆笑。

帰宅早々ドカ弁が矢継ぎ早にまくし立てた。

「ちょっと!聞いてよ!!」

久しぶりやん。こんな切羽詰まった感じって。

長らく面倒くさいバスケ部の根性ババっ子に煩わされてきたドカ弁であったが

もはや時は流れ、鼻くそほども思い出さへんわ、けっ!になり、平穏無事に暮らしていたのである。

が、しかし。これだけ興奮しているところを見るとやはり、「あいつしかおらんな。」と察しはついていたのである。

「最近な、根ババずっと一人やねんな。クラスでも一人、バスケ部やった子らも一切近寄らへんで。悪い噂が回りすぎたらしいわ!。」

「そりゃそうやろ!あんな根ババ、ママだって今までの人生で遭遇したことないわ!」

こんな感じで話を聞きつつドカ弁に合わせながら話を聞いていたのである。

「それがさ、今日その根ババが廊下で声かけてきたわけよ!」

「ふんふん。で、あんたどないしたん?」

「無視するのも面倒くさいしさ、”あー”だけ返事してんよ!」

「で?なんて?」

「それがさー、なんて言ったと思う!?」

「久しぶりやね!とか?」

「そんなんちゃうちゃう!!それやったら普通の挨拶や!!」

知らんがな、おかんももうあんな根ババ親子にかかわりたないねん。

しかし、ドカ弁が続けた言葉にあっけにとられてしまったのである。

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