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オープンスクール。

昨日はちゃっかりの小学校のオープンスクールに行ってきた。

3校時までの時間割が配布され、どの授業を見学しても良いことになっている。

2校時がちゃっかりの苦手な算数の授業だったので、見ておきたいなと思い、
『2時間目に行くわ!』と言ったところ、分かりやすく表情が曇ったちゃっかり。

夏休みに算数のがんばり教室に来るよう指名されてしまってから、算数が大嫌いになってしまった。

しかし、そんなに悲観するほど出来ないわけではないのである。

分数もスラスラ解くし、がんばり教室に3日通った際には、ベテランの先生に指導していただき、6年生の問題の解き方とやらを教えてもらい、先生のコメントには、きちんと理解できました。計算もしっかりしています。と書いていただいたのであった。

がんばり教室への切符を渡した算数担当の若い先生は烙印の切符を渡したのみで、実際に付き添って指導してくれたわけではない。

あなたは劣っていると判断されてしまったその先生に、算数を教わり続けているためかやはり自信が持てず、算数から逃げようとしてしまう。

本人がそこまで自信をなくしているものを親が見てやるというのもどうかと考えなおし、ちゃっかりの得意な、好きなものを見てあげようと思い直したのである。

3校時の音楽の授業に行くと伝えると、一気に表情が明るくなった。

『うん‼︎そしたらね、図工展も見て行ってね!ちゃっかりの恐竜見てね‼︎』

言われたとおり音楽の授業を見学し、体育館で開催中の図工展を覗きに行ってみた。

リンという名前の恐竜だそうだ。
新聞紙を丸めて周りに紙粘土で貼り付け恐竜の形にし、絵の具を塗る。難しかったのは羽のカーブと、目を怖くするために3回も塗り直したことらしい。

リンが街に出た姿。背景のビルは切り絵にしたそうだ。

なるほど。
見にきてほしいというだけあって、ちゃっかりなりに頑張っていることが伝わってくる作品であった。

すごいやん!
センスあるなー!
目がポイントなんやね!

夫と一緒に思い切り褒めてあげた。
顔を真っ赤にして喜ぶちゃっかりを見て、苦手なものを見て説教するようなことにならずにすんで良かったと思った。

得意なもの、好きなことを親や先生、周りの大人が認め、褒めてくれる経験は子どもに笑顔と勇気を与える。

苦手なものから逃げてばかりではいられないことは、いずれ大人になる道の途中で子が自らでぶち当たるはずである。

高い壁は自分で乗り越えるしか術はない。

ちゃっかりにとって高い壁になってしまった算数を乗り越えるバネになるよう、これからも得意なものは存分に褒めてやろう。

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