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太った?

今日久々に会った人とかなり長い間立ち話した。

実を言うとあまり得意な人ではない。

しかしそこは大人。

声を掛けられればきちんと対応する柔軟性だけは失ってはいけないのだ。

久しぶり!と声をかけられ、振り返るとその人は満面の笑みである。

あれ?この人ちょっと太ったかな〜と感じたが黙っていた。

最近自分も太ったことを自覚していて、何とかせなあかんわ!ということで、野菜中心の食事にしなけりゃなと地元野菜のお店にやって来ていたわけなのだ。

その人のお子さんは二人とも大変優秀で、お母さんも教育熱心である。

会えば、お勉強や塾の話題を振られるのであるが、如何にもトップ校に我が子を通わせるだけある、教育熱心ママの話題づくしになるわけだ。

トップ校は校則が厳しくないけど、お宅のドカ弁ちゃんの学校は厳しいみたいで大変ね!といったようなことをダラダラと話すので大変時間の無駄使いをしたような気分になってくる。

そろそろ帰りたいぞという仕草をして見せつつ、時間を取らせてごめんなさいね〜と言い、またねと言ったのだ。

するとどうだろう。
話を切られたことが面白くなかったのだろうか。最後の挨拶に対してこう言ったのだ!

『unimamさん、ちょっと太った?』

余計な最後っ屁をぶっ放すとは!

仕方ないのでこう答えてあげた。

『そうやねん!教育熱心ママさんは痩せた?』

『太ったわよ‼︎』

ようやく別れるきっかけが掴めたのであった。

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