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詩ことばの森 森 雪拾(もり ゆきひろ)

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複雑で変化の激しい時代ゆえに 優しさと癒やしの詩の世界を伝えていければと思います
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2024年1月の記事一覧

詩ことばの森(109)「とりとめのないまま」

とりとめのないまま とりとめのない自分が とりとめのない気持ちのまま とりとめのない道を …

UNWIND&KOMOREBI
5か月前
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詩ことばの森(108)「花の守人」

花の守人 花の心を知る人 花に寄り添い 守り育む人 自然は自然のまま と思うけど 自然は守る…

UNWIND&KOMOREBI
5か月前
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詩ことばの森(107)「悩みの石仏」

悩みの石仏 もうずいぶんと長い間 悩みつづけていました 晴れの日も 雨の日も いつのまに…

UNWIND&KOMOREBI
5か月前
50

詩ことばの森(106)「冬空にひときわ」

冬空にひときわ 冬空にひときわ 梅の花があざやかに見える 一瞬 いやなことも忘れて 僕は救…

UNWIND&KOMOREBI
5か月前
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詩ことばの森(105)「夏の波音」

夏の波音 目を閉じると 聞こえてくる 夏の島を訪ねた日 波の音が耳に残っている あれは幻だ…

UNWIND&KOMOREBI
5か月前
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詩ことばの森(104)「竹の音」

竹の音 風が吹くと 竹林から音がする かわいた空洞の響きだ 僕は立ち止まる この風と響きの…

UNWIND&KOMOREBI
5か月前
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詩ことばの森(103)「高原の駅で」

高原の駅で きみと出かけたのは 夏も終わりのころだった 高原の駅に 降りる人は少なくて ホームでふたり 列車を待っていた きみは 目を輝かせながら 会話に夢中だった ぼくは草木が 風に揺れるのを 不思議な思いで みつめていた あのときのことは  絵に描けそうだけど 言葉にはなぜかできない 今では 駅も風景も変ってしまったろう ぼくの思い出のアルバムには きみの微笑みだけが 残っている気がする (森雪拾)

詩ことばの森(102)「スニーカーを買う」

スニカーを買う めずらしくスニーカーを買った かたい黒革の靴しか持っていなくて 旅行に行く…

UNWIND&KOMOREBI
5か月前
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詩ことばの森(101)「水系の家」

水系の家 むかし 僕は この町で生まれた 家は川のそばにあって 水の流れる音がいつも聞こえ…

UNWIND&KOMOREBI
5か月前
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詩ことばの森(100)「木に思う」

木に思う 冬空に向かって 木はなにかを摑もうとしている それは虚空なのだろうか それとも幻…

UNWIND&KOMOREBI
5か月前
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詩ことばの森(99)「冬の土を思う」

冬の土を思う 冬の土を見てると 秘められたなにかが ありそうに思う 冷たい土に 冬の日差し…

UNWIND&KOMOREBI
5か月前
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詩ことばの森(98)「冬のポケット」

冬のポケット 僕はポケットに手を入れたまま 丘の上から街を眺めていた 心のありかを確かめる…

UNWIND&KOMOREBI
5か月前
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詩ことばの森(97)「石の心」

石の心 石を見ていたら 誰かの声が聞こえた 振り返ると そこには誰もいない 僕の目の前には …

UNWIND&KOMOREBI
5か月前
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詩ことばの森(96)「春の夢」

春の夢 道ばたで咲く 冬の花に 心が安らぐのは 人ばかりではない 花弁のなかで 憩う小さな虫が 冷えた羽を 休ませている 僕も虫になって 凍えそうな気持ちを 折りたたんで 温かい花のうえに乗せよう 遠い春の匂いを たしかめながら 心は夢のうちを 羽ばたいていくようだ (森雪拾)