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樹に宿る精霊の物語を掲載→note創作大賞2024に応募!

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樹木擬人化のファンタジー小説『樹々は唄い、風に舞う』 第一部 ~樹々の恵み編~ 全話を このnoteに掲載して、【note創作大賞2024・ファンタジー小説部門】に応募します!』…
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#アカマツ樹木擬人化

【告知】このnoteに自著の物語を掲載して、『note創作大賞2024』に応募します!

 現在メインの創作活動『執筆中の物語を完結する! & 書き上がった物語を、このnoteに掲載する! 』カテゴリの、重大告知!  このnoteに自著の物語『樹々は唄い、風に舞う』 第一部 ~樹々の恵み編~を掲載して、『note創作大賞2024』に応募します! このnoteに掲載する目的は、現状打破。  長年、心血を注いで行ってきた、この創作活動。  現状の『〝読者数が伸びない、埋もれ状態〟を少しでも解消して、多くの人の目に触れられるようにしたい!』のが、物語第一部をこのno

12話 最終話【眠りの唄】『樹々は唄い、風に舞う』第一部~樹々の恵み編~

12話 最終話【眠りの唄】 木枯らしの止んだ、壱乃峰の森の中は しんと静まり返り、その地表には、舞い落ちた木の葉が びっしりと降り積もっている。  一段と輝きを増した月明かりに、美しく照らされて舞台に立つ 峰乃 赤松の、凛とした声が 木霊した。 「此れより、山祭り 神事に、参る!  神憑りを行う故、皆 しばし待たれよ。」  瞳を閉じて、両腕を 両手を その力枝のように開き、天を仰ぐ。  月光を浴びて ぼぅっと光り輝く、峰乃 赤松に憑依した 山の神は、その口から、ねぎ