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ブランド戦略とクリエイティブ

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ブランドコンサルティングをする中で得た気づきや私たちのブランディングに関する考え方を綴っていきます。ブランディングってなんだろう?と考えるときのひとつの視点として読んでいただけれ…
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#デザイン経営

ブランディングというクリエイティブワーク

新年一発目の記事は、私たちアンティー・デザインが行なっているブランディング事業にまつわるお話について、1人のコンサルタントとして、そのやりがいや面白さ、こだわりなどを綴りたいと思います。最後の方でアシスタント募集についてもお知らせいたしますので、ご一読いただけたら嬉しいです。 千差万別なクライアントの魅力を次々と旅していくような体験私たちは普段、様々な企業やサービス、商品のブランドを、ご依頼いただくクライアントと一緒に形作る仕事をしています。これがもうめちゃくちゃ面白くて、

アップルのThink different.キャンペーンに見る、理想の企業ブランディング

クレイジーな人たちがいる。 というフレーズから始まる、apple が1997年に公開したTVCM。Think different. キャンペーンと呼ばれる伝説の企業広告キャンペーンだ。当時Appleが低迷した業績の起死回生をかけて行ったのは、新製品の打ち出しでも無ければ、お得な販促広告でもなく、自分たちが何のためにパソコンを作っているのか?という、原点に回帰し、その志を世に伝える施策だった。 ・見たことない方、ぜひ、当時のCMがyoutubeで見れます。ジョブスの声のバージ

なぜパーパスよりビジョンが上位であるべきなのか?

前回の記事で、アップルコンピュータの96年の広告キャンペーン、Think Different を題材に、企業理念におけるパーパスとビジョンの違いや、その重要性について私たちアンティー・デザインとしての考え方を綴った。 ではなぜ、ビジョンがそれほどまでに大切なのか?という理由について、この記事で解説していきたい。 【ビジョンが大切な理由 1. つくりたい社会を描く】前回の記事でも述べたように、私たちアンティー・デザインは、企業理念のセットを上からビジョン/ミッション/バリュ

ウェビナーを終えて「作らないデザイン」の追求

2/25の再放送をもって、全3回のウェビナーが完了した。ウェビナー自体の企画は昨年夏頃から始まったものだが、その背景にある、ニュービジネススクールSTRAMDのテキスト執筆という活動は、実は2014年から粛々と行っていた。 果たして中西氏の講義の記録をお伝えする最適な人材は自分だったのだろうか?という疑問をどこかで抱えながら、長い間このプロジェクトを続けてきたように思う。 戦略経営人材育成講座STRAMDには、様々な職業の受講生が集っていたが、MBAホルダーや現役の経営者も