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公平や平等の決断は難しい

公平や平等を突き詰めると、すべての人が満足して納得できていることになりますが、それはそれは難しいことです。

いつまで経っても結論が出ないかも知れないし、時間ばかりが過ぎてしまえば対策の効果も薄れてしまうかもしれません。何の解決もないままに新たな次の問題に移っていってしまうことも多いはずです。

では、どのタイミングで決着をつけて、誰が決断をするのか、が問題になります。

落とし所は、7割から8割の人がおよそ納得できるか、満足できるところです。

完全にハラ落ちしないとしても、何らかの進歩は評価してもらえた人も含めた割合とします。

この割合は、集計したり統計を取るわけではなく、あくまでも感覚でしかありませんが、それは製品の市場調査と同じように、ごく少数のヒアリングなどから得るものと、過去の経験則から判断します。

2割若しくは3割の人にはハラ落ちしない、意に反した結論になったことは申し訳ないのですが、みんなのために考えてくれたこと、勇気を出して発言してくれたことには感謝しなければなりません。

そして、少数意見の発信者に接触をはかり、理由や真意をもう一度確認して、お互いの理解度も確認したうえで、今回は意に沿わない決断に至ってしまうことと、次への検討には申し出た意見の反映の考慮に努力することを約束しながら、説明と説得を重ねます。

ここまでくれば、汗をかいて走り回った人間がタイミングをみて、決断を下して発信するのみです。

そして大切なのは、2割の少数意見を考え続けることです。もしそこに答えが見つかれば、これまでの何倍もの進化が得られるはずです。

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