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年少で退園したっていいもんね
検索しても中々出てこなかった、幼稚園の途中退園について、悩んで苦しんでいるお母さんお父さんもいると思うので、残しておきたいと思います。届くといいなぁ…。
幼稚園が怖い
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私の娘は、年少の二学期から、だんだんと幼稚園に行きたがらなくなりました。
はじめはとても楽しそうだったのに、
「怖い」と言うようになりました。
「怖い」ってどういうこと…!?
1学期も「行きたくない」と言う日はあったけれど、楽しみを伝えると表情が晴れて、行っていたのです。
2学期から、帰ってきた時の表情が全く違う日があって。こんな顔見た事ないな…と驚きました。
プレで登園していた頃や、年少の1学期は、帰ると楽しそうに友達や先生の話をしてくれたのに、どんどん減っていったのです。夏休みで急激に心が成長したように感じました。
お姉さんになったなぁ、と思っていたけれど、成長するって、色々なことに気付くことなのね…。
行きたくない娘と、困惑する私
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朝になると、「行かない」と言うようになり、私は「なんで!?」と、イライラしてしまっていました。
そのイライラの原因は、もう幼稚園を休む連絡をアプリでできる時間を過ぎていたことや、(私は電話をするのが苦手なので、休む日はアプリで済ませたかった。)前日の夜は「明日は幼稚園行くー!」と言って、準備していたのに、朝になると言うことが変わってしまうからです。
当たり前です。
大人だって、気持ちがコロコロ変わることがあるのに、4歳の娘がそんなのコントロールできるわけがない。
イライラしても仕方ないか…。
理由が分かれば解決できる。そう思って、とにかく話を沢山聞く事に徹しました。
幼稚園の話にならなくても、私がダラダラ過ごしていると、急に話してくれたり。
「先生とお友達に(自分の)声が聞こえていない」「(外遊びで)みんな走って行っちゃってひとりになるのが怖い」
「(園での)朝のお支度を一人でやらなきゃいけなくて、みんなできるのにできない。」
先生からの報告では、お喋りが達者な娘の話が、お友達は理解できず、ポカンとしてしまうこともあったとのこと。
友達や先生のことは、大好きみたいだし、逆に、園に行くと友達が集まってくれて、とても大切にされているようでした。(それを見て涙が止まらなかった…。)
人が嫌なんじゃない、環境が嫌なんだな。
どうやら、「1人になる」事が怖かった様子。感受性の強い娘なので、色んな事を感じて、解決手段がわからないことに恐怖を感じたのでしょう。
問題を解決するために
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担任の先生に相談して、最も怖がる外遊びの時間を避けて遅刻して行ったり、声が聞こえていないと言っていたので、友達の中に入りやすいように娘の得意な遊びに友達が入る形をとってもらったり、休む日も作ったりして、楽しくなるような環境を作る努力をしました。
幼児教育に携わる高校時代の後輩に相談したり、母に相談したり、担任の先生とも沢山話して、思いつくことをやってみましたが、娘が楽しいと思える場所にはなりませんでした。
そもそも、先生の人数や、園庭の広さ、理念など、この子に合っていたのかな…?
3学期の1月には、完全に行けなくなってしまいました。
私は「今日はどうかな?」「明日は頑張れるかな?」という気持ちで毎日過ごすなんて、もったいないと思うようになり、ついに、辞めることを決めました。
本気を伝える
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「もう、幼稚園やめよう!」と娘に伝えると、とても嬉しそうでした。たくさんお喋りしてくれるようになりました。
それから、娘はどんどん自立心が芽生えていったような気がします。
私の手伝いをしてくれたり、私のためにサラダを切ってくれたり。着替えも一人でできるようになったり。
私が娘の気持ちと本気で向き合った、と言う事が、娘にとって何より嬉しかったんじゃないかと思っています。
寄り添うというのは難しいなぁとつくづく思います。「娘」は「私」ではないから…。
「子供に甘い」それでいい
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私は、「娘を甘やかしている」とか、「我慢強くない娘」と、思われるんじゃないか。と勝手に考えて辛い時期もありました。
人に言ったら、反対意見を言われるんじゃないかと怖かったり。でも、周りのみんなはそんなこと一言も言わず、むしろほめてくれました。
私の事も、娘の事も。
どう思われるかを気にしだすと何もできない。そして、もしもの怖い意見は、実際その通りかもしれない。
私たち夫婦が子供に甘いのは確かだ!!
そう考えたら楽になりました。
それでいいじゃん。
愛する娘の人生だから、誰になんと言われようと、笑顔が多い人生にしてあげたい。
保育園さがし
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就学まで、園などに通わせない方もいるようでしたが、お友達と遊びたがっていたし、支援センターなどでの子供の様子を見ると楽しそうで、やっぱり子供が集まる場に通わせてあげたい、色んな先生に褒められる経験をしてほしいと思いました。
保育園のほうが、この子には合っているかもしれないと考え、市内の保育園で良さそうなところを見学したり、園庭開放など、中を見られるようだったら、遊びに行ったりして、行きたい保育園を探しました。
行きたいところは見つかりましたが、入れるかというと難しくて。
保育園は、指数や空き状況、待機児童なども関係するし、頭を使わないといけない部分も多いですが、全ては家族の笑顔のため!できることは、頑張ります。
助けてくれる人は沢山いる
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娘の不登園がきっかけで、子育てのヒントをもらうために、支援センターの講座に参加したり、市役所へ相談したり、預かり保育先の保育士さんに相談したり、児童館のイベントに参加したり、オンラインで学べる子育て講座に参加をしました。
そんな中で、今まで誰かが子供の為に、親のために、色んな企画を考えてくれていたのに、知ろうともせず、気付きもせず、孤独に子育てをしていたことに気付きました。
親たちはみんな、子育ての話をしだしたら止まらないくらい、沢山我慢したり、悩んでいる。
そう感じます。
ママさん、パパさんと話すと「みんな同じだなぁ」と安心する自分がいます。
幼稚園に行って、さらっと卒園していたら、こんなに子供たちを連れて、誰かに会いに行くこともなかっただろうなぁ、と 思うと、きっかけをくれた娘に感謝です。
本気で向き合う
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やっぱり子供は「大人の本気」を、ちゃんと見極めていると思います。
なんでも、「子供が言うことだから」と簡単に片付けないようにしていきたい。
子供は、「自分のために、何をしてくれるのか」で愛を測っているのだと思っています。
幼稚園を途中で退園したって、なんだって、いくらでも修正はきくはず。
笑顔で毎日過ごせる方法をあきらめないで、これからも子供と向き合っていきたいです。
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