平家物語-現代語訳-

祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり…

有名なこの一文で始まる平家物語、西暦1100年頃からの平家の栄華と没落を描いた物語です。調べてみると軍記物として扱われるらしいです。

今までに戦国時代と明治維新の本を中心に読んできて日本史全体に興味を持ち、その最初の文献で有る「日本書紀」「古事記」を読みましたが、今回の平家物語はそれに続く形で読みました。
歴史的には大和大国や聖徳太子、大化の改新、平将門などがあるのですが、これらは古過ぎて諸説有り過ぎているため、まだ古代に対して疎い自分では納得の行く認識が出来ないだろうと考え、物語として評価の高い平家物語を選びました。

内容としては平清盛から始まり壇ノ浦の戦いを経て、平家の滅亡までが書かれています。まあ後から足した描写でしょうが、戦いの場面など結構細かく書かれており、さすが評価の高い物語だと感じます。

歴史物の宿命である「名前が紛らわしい」のもしっかり含まれています。平家が勢ぞろいですから、「○盛」「△盛」「×盛」など似たような名前が沢山です。名前を覚えるのが苦手な自分からしたら一回で覚えるのは無理です。

長編歴史物語の場合はいつもそうですが、一回で理解できません。今回もとりあえず全体の流れをつかんだという感じです。これから間隔を空けて何回も読み、最低5回くらい読んで全体を把握する感じです。この物語の場合は繰り返し読んで理解するに値する物ですし。
(初投稿2010.3.24)

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