現代語訳 古事記

日本書紀と並ぶ日本の歴史書の始まりとされる「古事記」、それの現代語訳です。
先に紹介した日本書紀と同じシリーズで、同じ訳者なのでそのままの流れで読めて判りやすいです。

読んで初めて判ったのですが、古事記と日本書紀は殆ど内容と言うか、方向性が同じです。
どちらかと言うと古事記の方が読みやすいと思います。
なので興味の無い人や時間の無い人はどちらか一つを読めば良いと思います。
まあ、興味の無い人はそもそも読まないと思いますけど。

日本の場合宗教と言うのを意識しないことが多いですが、一応日本発祥の宗教として「神道」があります。
本当に大雑把に言うと神道は多神教で、その大元の神様は天皇の先祖であるとされています。
神殿はその名の通り神社です。

キリスト教の聖書などもそうですが、教典と言うものは一種の神話のようなものです。
神道の教典に当たるのが日本書紀や古事記と考えられます。
神話、教典ですから神様の都合の良いように書かれています。
自分は無神教、無信仰なので、単純に読み物として楽しんで読みました。

まあ、日本の歴史を学ぶ場合の始まりですし、正月などに神社に行くことですし、そこの所を押さえないと始まらないという考えで読みました。
実際に読んでみて、特に日本の歴史の始まりがわかった事が大きかったです。
(初投稿2010.1.26)

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