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『人脈』というトレンド

最近、『人脈』という言葉をよく聞く。

自分がいい歳になり、教えられる立場から教える立場になった。新卒の子たちと触れ合う機会がここ数年でかなり増えた。その触れ合いという名の説法なのか、指導なのか人生の教訓という名の自慢もしくは愚痴か、よくわからない時間の中で思ったことをまとめてみた。

■『人脈』というトレンド
人との繋がりを意識するのは良いことだ。

この世に人と関わらない仕事、生活はない。楽しく人生を過ごしたいなら、人との関わり方は学んでおいた方が良いし、様々な場面で役に立つ。

しかし、今の若手が言う『人脈』はピントがズレている気がする。

■『人脈』=『ビジネス』
最近は、大学生の中にも強いビジネス思考、意識高い系が多い。
まわりからの中傷が耳に入りやすい時代だからこそ意識だけでも高く持つのは良いことだ。

しかし、ビジネス書の文面をそのまま捉えている人もいる。大学生などは、社会人経験がないので、ビジネス書に書いてある『人脈』の捉え方にハマりやすい。

確かに『人脈』は大切だ。
しかし、相手から知識や利益を奪いすぎても良くない。打算的に立ち回りすぎて周りを破壊したり、仕事にならない関係性から仕事になることもある。

はっきり言い切ると人間関係なんて『水』と同じで形なんてよくわからない。

■『人脈』というより『度胸』
人脈作りに型なんて無いから、ただひたすら話しかけていけば良い。この人と仲良くなりたいと思えば自分を売り込めば良い。

この売り込む『度胸』が『ビジネス』に必要なのだ。

■打算的なやつよりバカの方が優れた人脈を持つ
打算的な人脈なんて、紙より脆い。

ただ楽しい、知的好奇心が刺激されるという理由で築いたものの方が強い。

困っているときに助けてくれる人が何人いるかでその人の『人脈』の価値が決まる。

意識高い系の若手に、「今の『人脈』を使って金を作れ。」と課題を出して、金を持ってくれば彼の価値観、意識は本物と言える。

さて、君の『人脈』はどれほどの力を持っている?

人生も仕事も楽しんでいるやつが強い。

その『人脈』で何を楽しむ?
死ぬまで遊べる関係性を築け!

読んでいただきありがとうございます! あなたに素晴らしいお時間を提供できるように精進いたしますので、よろしくお願い致します!