大腸内視鏡検査を受けた記録

はじめて受けた「大腸内視鏡検査」の記録を残しておきます。医療従事者ではなく、一般人（20代女性）の感想です。

●検査を受けるまでの経緯

年1回の健康診断で、毎回便検査があります。2回分の便を提出するものですが、それで「便潜血」（消化管、主に台帳からの出血）が陽性でした。採取した便の検体の中に、血液が混じっているというものです。

2年前の健康診断でも便潜血陽性だったのですが、その時は生理直後だったこともあり経血が混じったのかもしれないと申し出て、詳細検査をせず終えました。

今回は引っかかったのが2回目ということもあり、念のため大腸内視鏡検査をしようということになりました。

どのくらいの人が陽性で引っかかるのか尋ねると「7％くらい」と言われたので、その少なさに多少不安になりましたが、お医者さんからは「若いから大腸ガンの可能性はないと思う、あるとしてもポリープかな」と言われました。

●検査前日

検査前日は食事の調整が必要でしたが、通常通り出勤しました。

病院で「エニマクリン」を渡されたので、1日これを食べて過ごしました。食事は20時までに済ませるように言われました。

・朝食

鶏と卵の雑炊：味は普通。量が多くて半分残しました。

・昼食

ゼリーミールとビスコ：出先で食べました。ゼリーとビスコは全く腹の足しにならず、夕方に朝食の残りを食べました。残しておいてよかった。

・夕食

煮込みハンバーグと白がゆ：朝昼でお腹が空いていたので、早めに食べました。ハンバーグは量が少ない。サラサラしていた。白がゆも少ない。かなりお腹が減りました。

・下剤

21時に下剤（ラキソベロン）を飲むように言われていたので、水に溶かして飲みました。即効性があるのかなとソワソワしましたが、普段通り朝までぐっすり寝ました。

●検査当日

検査には半日かかるため、検査当日は会社を休みました。私は午後14時からでしたが、午前中に2時間かけて昨夜とはまた別の下剤を飲むので、出勤は難しいかと思いました。

・下剤

朝8時から「ニフレック」という下剤を2リットル飲みます。袋に水を入れて、さらに薬を追加。200mlを10〜15分かけて飲むようにと言われました。

味はポカリスエットと梅ジュースの中間のような感じ。最初は良くても、最後の方は飲むのが結構つらかった。これを飲みながら、別で水やお茶を500ml〜1リットル程度飲むように言われました。

・便の状態

便から固形物がなくなり、透明の水のようになるまで飲みます。

飲み始まる前に1回排便があり、飲んですぐ2回目の排便がありました。3回目で黄色い水の割合が多くなり、5回目から透明になってきました。6回目以降は固形物がほとんどない黄色い水の状態になりました。

飲み終わっても、何回かトイレに行きました。出てくるのは液体のみでした。

●検査

お尻の穴の部分が空いた検査着に着替え、検査台に横になりました。腕から鎮静剤（麻酔のようなもの）の挿入が始まりました。

検査が痛いかどうかが気がかりで、事前にツイッターで検索してみると「鎮静剤でぐっすり寝て気づいたら終わっていた」という声もあったので、自分はどうかな〜と思っていたのですが、なんと注射してもらっても全く意識が飛ばない！　声も鮮明に聞こえる！

目をつぶり「眠ろう眠ろう」と思っていたのですが、意識のあるままお医者さんに「はい、じゃあ入れていきますね〜」と言われて、肛門から内視鏡スコープを挿入される展開に。感覚もバッチリありました。

とはいえ、全く痛くはなく、スコープが奥に進んでいってもお尻に何かが挿入されている以上の違和感はありませんでした。

途中から鎮静剤も引き続き効かないし余裕も出てきたので、目を開けて、画面に映る自分の大腸を医者とともに眺めました。「綺麗ですね〜」と言われ、途中小さなポリープのようなものがあったのですが「悪いやつではないです」と言われ、その後の診療でも「あまり大きくなるとあれだから、3年後くらいにまた内視鏡検査してみたらいいんじゃないかな」と曖昧なことを言われて終わりました。

検査後は手を引かれながら自分の足で椅子に移動し、目を覚ます薬を入れてもらいました。そこで少し頭が覚醒する感じがあったので、薬はホワホワとした感じできいてはいたのかなと思いました。意識はしっかりあったけど。

●感想

終わった後は「消化の良いものを食べてくださいね」「体の中がカラカラなので水分をよく取ってください」と言われましたが、お腹がペコペコだったのでハンバーガーを食べました。美味しかったです。

一番つらかったのは、2リットルの下剤を飲みきることですかね…。流石に途中で味に飽きました。後は前日の夜くらいが一番お腹が減りました。

特に何もなかったのでよかったです🤗