「総理の出席は無意味、時間の無駄」

政治倫理審査会について、立憲民主党の泉代表のコメントを紹介した記事で
「総理の出席は無意味」
「時間の無駄」
という見出しが踊った。

ぶっちゃけ、いわゆる「切り取り」だとは思うものの、
立憲民主党ってこういう発言が多い党だと思う。

野党から開催を要求しておいて「無意味」とか「時間の無駄」とか
そういう表現はないんじゃないかと、個人的には思う。
だって、それを言っちゃぁオシメーよ、じゃない?

与党は一応、野党側の要求には応えたわけで、
どうせちゃんとした回答は出ず、これまで通りの回答しか出てこないとは
当初から予想されていたわけで、
それを紋切り型の強い言葉で「無意味」とか「時間の無駄」とか
切って捨てるって…
プロレス的には格好いいのかもしれないけど、
「あぁこいつ、プロレスしてんな」と思われる可能性を考えて欲しい。

そうじゃなくて、自民党とプロレスする立場じゃなくて、
自民党の(何なら自軍内での)乱闘を引いて見せることが
必要なんじゃないかと。
与党がまともに応えない(応えられない)なら、
それに直接対決してしまうのではなく、
むしろ解説の立場に移動して
「こんなことやっている自民党、ダサいですよね」
と観客(国民)に説明して共感を得ることが大事なんじゃないかと思う。

多分、コメントの全文を見れば、
そんな感じのことは言っているんだろうけど、
「無意味」とか「無駄」とか、
そういうパンチの効いた言葉を発すると
記者は思わずそれをメモっちゃうし、
見出しつける担当の人も迷わずそこから選ぶから、
あまり安易に発言しない方がいい。

一方で、パンチのない発言ばっかしてると記事にしてもらえないから
まぁそれも難しいところなんろうけれど。
政治倫理審査会への感想は
絶対に求められて記事にもされることが明らかなわけで。
既に露出が決まっているようなコメントは
露出が増えることを期待する「パンチ」よりも
少しでも敵軍の力を削ぐ効果を優先して発言して欲しい。

…と思ってしまった。

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