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2023年ライブ備忘録その12 ARABAKI ROCK FEST.23 Day 1 2023/04/29

今年もARABAKI ROCK FEST.23へ行きました。
去年は規制もある中で開催してくれて少し窮屈だったけど3日間楽しめた。
ただ今年も規制があるなら行くのはやめておこうかなと少し躊躇してた。
そう考えてみたもののやっぱりアラバキでしか観れない景色があるんだよなと思いチケットを購入した。
開催の2週間前にマスクは任意の着用でライブ中の声出しはOKと2019年のルールに戻すことが発表された。
これで気兼ねなく全力で楽しむことが出来ると思いワクワクしてた。
元通りのアラバキになるんだなと嬉しかった。

※ライブ中のMCはうろ覚えなんでこういうニュアンスの話をしていたんだなぁと思いながら読んでください。

例年通り8:00~9:00のシャトルバスのチケットを購入し8:10くらいにシャトルバスに乗る。
だいたい1時間半くらいで会場に着くから10:00前後に着くと想定していた。
しかし今年はビックリするほど道がめちゃくちゃ混んでる。
これトップバッターに間に合うのか?とか思ってたら11:00に会場へ着いた。
2日間のトップバッター、10:30スタート津軽ステージのGRAPEVINEは観れなかった...
晴れた空の下で見るバインちゃんを楽しみにしていたのに...

磐越ステージ

悔しいけど気を取り直して磐越ステージのトップバッターである「堂島孝平×SLENDERIE RECORD presents また帰ってきた!春のヒットスタジオ」へ急ぐ。
堂島孝平チームもギリギリの到着となったらしくリハなしでそのままライブとなったらしい笑
登場SEを聴いて今年もアラバキが始まったなとワクワクする。
バンドメンバーとともに堂島孝平さん、藤井隆さん、椿鬼奴さんがステージに登場。
1曲目にキャッツアイの主題歌「デリンジャー」を3人でパフォーマンス。
ステージを縦横無尽に駆け回る3人に大笑いしたなぁ。
藤井さんと奴さんがステージからはけて堂島さんが残り「おはようございます!アラバキー!」の挨拶とともに「きみのため」を。
4年ぶりにアラバキで「なるべく楽しい方がいいに決まってるんだよ」と聴けたのが嬉しい。
そして代表曲の「葛飾ラプソディー」を晴れた空の下で聴くのはたまらなかったし代表曲は何度でも聴いていいんだよね。
そして藤井さんが再登場してアラバキ恒例「ナンダカンダ」を今年も披露してくれた~!
同じこと言うけどやっぱり好きな曲は何度聴いても嬉しいものなんだよ~!
そして藤井さんの歌唱後にスペシャルゲストの乙葉さん!
乙葉さんの人柄と雰囲気が素敵で老若男女問わず会場のあちこちから「かわいい~」の声が聞こえていたなぁ~。
曲紹介が「私で、一秒のリフレイン」と天然で藤井さんと堂島さんに「いや、いいんですけど。自分の名前と曲名の方がいいんじゃないかなぁ?」とツッコまれてた笑
返しが「一人称が私なので」っていうのがまた良かったな。
「一秒のリフレイン」に続けて乙葉さんのネットショップで買えるフォトブックに付属してるCDより「forget-me-not」を披露。
2曲とも乙葉さんの透明な歌声が気持ちよく響き渡って素敵だったなぁ。
乙葉さんは初めてのフェスだったらしいんですが緊張しつつも伸び伸びと歌っているのが見てて癒されました。
乙葉さんがステージを去り次のゲストとして知念里奈(椿鬼奴)さんがミュージカルの合間を縫って登場!笑
こちらもアラバキで恒例になっている「知念里奈/DO-DO FOR ME」を3人で熱唱。
奴さんの声がほぼ出てないっていうギリギリの歌唱を生で聴けるのが毎回楽しみなんだ笑
最後は堂島さんの「セピア」を3人で歌うんですが2番から藤井さんと奴さんが玉こんにゃくとホルモンのことを延々と歌い続けてお腹が痛くなるくらい笑った~~
そして歌い終わりにおなじみ「山口百恵/さよならの向こう側」の「さよならのかわりに」パートを熱唱するくだりをショートverでやってくれました笑
堂島孝平さんのステージを観ないとアラバキが始まった気がしないんだよな~~
今年も観れて幸せな気分になりました。
そして今年も例年通り押しに押して持ち時間をオーバーしてましたね笑

押したこともあり急いでFLOWを観るために荒吐ステージへ向かう。
着く頃には1曲目の「GO!!!」の途中だった…
めちゃくちゃ楽しみにしててフルで聴きたかったけど仕方ない…
けれど続けて「Sign」「COLORS」を演奏していてブチ上がりました!
小中学生の頃に聴いてた曲を初めて生で聴くことが出来て感動したなぁ。
その後は「流星」「贈る言葉」「愛愛愛に打たれてバイバイバイ」「GOLD」という新旧織り混ぜたセトリで最高だった。
MCで「今年でデビュー20周年になります。本当なら3年前にアラバキに出るはずでした。20年目にして初のアラバキ、ご褒美のような最高の景色を観れてます。本当にありがとうございます!」と熱い言葉にグッときたなぁ。
地元で観れる機会がないからライブを観れないと思ってたけど今後は遠征してワンマンライブを観たいと思います。

SHISHAMOの10周年スペシャルステージを観るために磐越まで移動。
アラバキの魅力の一つである周年バンドのスペシャルセッション企画は愛とリスペクトがあって最高なんだよな。
その途中で気になってたMr.ふぉるてを少しだけ覗いてみようと津軽ステージに寄ってみる。
ポップで良い感じにギターが鳴ってて好きな雰囲気だった。
あとギターの出で立ちがなんかよかったな。
今後ちゃんと聴いていきたいなと思う。
もう少し観たいなと思いつつ磐越へ移動してサウンドチェックを観る。
ちょうどピーズのハルさんが出てらしてギターの確認しながら少しふざけたりしてて和んだ。
SHISHAMOのメンバーがサウンドチェックで「僕に彼女ができたんだ」「ねぇ」「君と夏フェス」を軽く演奏して袖に戻り少ししてからSEとともにステージが始まる。
1曲目はギターリフが印象的な「恋する」からスタート。
近くにいた女子2人がノリノリになっててなんか良いなぁと思った。
続けてバンドサウンドが気持ちいい「中毒」を演奏してMCを。
朝子「今年はいつもより暑くてダウンを準備してきたのに必要ないね」
吉川「松岡はパーカーだから調整できないね笑」
松岡「ここから日も落ちて涼しくなるから私の時間になるよ私」
バキッとした演奏の後にゆるゆるなMCで癒されるな。
朝子「アラバキ!」
客「イェー!」「フー!」
朝子「アラ!」
客「バキー!」
謎のコール&レスポンスよかったな笑
朝子「去年初めて対バンツアーをしてその時に一緒に演奏したくらいで誰かを迎え入れて演奏する経験が少なすぎて緊張しています…」
ここからはゲストを呼び込むセッションパートに突入。
朝子「1人目のゲストはピーズの大木温之さんです!」
ハルさんはゆっくり陽気に登場して演奏前に軽くトーク。
朝子「ピーズには対バンにも参加してもらいまして」
ハル「あの対バンの時ってSHISHAMOのカバーをどのバンドもやってたの?」
朝子「やってたりやってなかったり、、ですね、、、」
ハル「いやー気の利かない年寄りで申し訳ないですね笑」
朝子「いやいや!」
ハル「俺らが30周年の時もここでやってもらってそれ以来のデカイステージで多くの人だからなんか緊張するなぁ」
そんなユルいトークの後に「明日はない」を演奏するんだけどめちゃくちゃハルさんに似合ってたなぁ!
SHISHAMOのトリビュートあったらピーズでガッツリやって欲しい。
これで終わりかと思ったら再びハルさんとトークを展開。
朝子「これからピーズの曲をやりたいと思うんですけど私たちのワンマンライブの後に流させてもらってる曲をやります」
ハル「ファンのみなさんは無理やり我々の曲を聴かされてね」
朝子「そんなことないですよ笑」
ハル「この曲コードがたくさんあるからまっちゃん大変でしょ?」
松岡「大変ですね…」
ハル「分からなくなったら最悪ルートだけ弾いてくれてたらいいからね」
松岡「いやいや頑張りますっ」
ハル「よっちゃん!」
吉岡「ハイっ!」
ハル「笑顔で元気によろしく~!」
吉岡「ハイっ!笑」
ハル「それじゃやろうか」
朝子「それでは聴いてください、東の窓」
演奏が始まったと思ったら
ハル「ごめん!キー間違ってる!朝子ちゃんのキーになってた!」
「じゃあ気を取り直してお願いします」
と改めて「東の窓」を。
SHISHAMOにこの気だるげな雰囲気があんなに合うとは思わずビックリした。
いやぁこれは音源として欲しいなぁ。
ハルさんが去り2人目のゲストへ。
朝子「私と吉川が初めてコピーしたのが次のゲストが以前やっていたバンドの曲で」
吉川「学生時代は友達がいなくてでも軽音でドラムやってる時は楽しくて」
朝子「今は楽しくないみたいな感じだけど笑」
吉川「もちろん今も楽しいですよ!でもあの頃は本当に友達がいなかったからね笑」
「こうして時間が経ってあの頃みたいに出来てるのが不思議です」
なんだかグッとくる話だったな。
朝子「では2人目のゲストはチリヌルヲワカからユウさんです!」
ユウ「よろしくお願いします」
朝子「ユウさんとは10年ほど前にCDデビューしたタイミングで1度会って以来ですよね」
ユウ「それなのに呼んでもらえて恐縮です」
朝子「学生時代からの憧れの存在なので本当に嬉しいです」
ユウ「こちらこそ嬉しいです」
「今からやる曲はいいなぁと思って私が選びました、好き好き」
ユウさんの声にバッチリ合っててめちゃくちゃ可愛いしカッコよかったなぁ。
朝子「次にやる曲は私と吉川が高校時代にバンドを組んで初めてコピーしたGO!GO!7188の曲です」
吉川「あの頃はこんな未来があるとは思ってなかったので泣きそうになってます」
ユウ「そう思ってもらえるのが嬉しいです」
朝子「すごい緊張してます」
ユウ「私も緊張してる笑」
そんな緊張に包まれた中で演奏されたのは「C7」だった。
イントロのツインギターの絡みもカッコいいしこういうバンドなんじゃないか?っていうくらい4人の息が合ってる気がしたな。
ユウさんがステージを去り3人目のゲストへ。
朝子「ずっと緊張してる…笑」
「えー続いてのゲストはthe pillows山中さわおさんです!」
ビール片手に上機嫌のさわおさんが登場。
さわお「全員が緊張しすぎだよ笑」
「俺はぜんぜん緊張していないよ」
「SHISHAMO 10周年おめでとう!」
そう言いながら上着を脱ぐとSHISHAMOのTシャツが。
朝子「ありがとうございます~!」
「初期のTシャツですよ!?」
さわお「通販で買いました」
「それじゃ54歳のおじさんが歌う量産型彼氏をみんな聴いてくれ」
昨年のSHISHAMO対バンツアーでピロウズがカバーしたらしいから聴いてみたかったけどこのタイミングで聴けるなんて!
しかもさわおさんはハンドマイクというフェスではレアなスタイル!
そして歌詞を一部さわおさんのキャラに合わせて変えているけどそれ含め似合っている!
ギターソロではステップ踏んで踊ったりして可愛いしめちゃくちゃレアなものが観れた~!と興奮してたらさわおさんもギターを構えて次の曲へ。
さわお「それじゃ朝子ちゃんリクエストの曲をやります」
「Ride on shooting star!」
ピロウズの30周年セッションでやった「ガールフレンド」か5~6年前の対バンの際にカバーしたという「Ladybird girl」かと思ってたからまさかの選曲で意表を突かれた!
朝子ちゃんがあのギターリフを弾きながら歌ってたからすげぇカッコ良かった~!
それと朝子ちゃんのキーに合わせるためにオクターブ違いでリフを弾いてたのもめちゃくちゃアツかったよ~!
Ride onの選曲理由が「これ(体をひねる)がやりたかったんです!」っていう朝子ちゃんめちゃくちゃ可愛かった~!
そして最後のゲスト、東京スカパラダイスオーケストラからスカパラホーンズの谷中さん、GAMOさん、NARGOさん、北原さんがバシッとスーツ姿で登場!
初めて生で観たけどすっげぇカッコいい~!
そんでスカパラホーンズを招いたってことでやはりセッションは代表曲「明日も」を!
去年のトライセラとのセッションでも聴いたんだけど良い曲だよなぁマジで。
多幸感に溢れた時間だったなぁ。

余韻に浸りつつ荒吐ステージでのんを観る。
時間的にもう終盤だったけど「タイムマシンにおねがい」「この日々よ歌になれ」を聴けてよかった!
MCで「のんでーす!」「能年玲奈でーす!」「もうどっちでもいいよー!!!」って言ってたの最高だった!
ワンマン行ってみたいなぁ。

BRAHMANを観に陸奥ステージへ。
昨年は雪が降る中で観たから今年は落ち着いて観れるなぁと思いながら後ろの方で待機する。
メンバーが登場し1曲目の「THE ONLY WAY」から会場は大盛り上がり!
やっぱこの景色はいいよなぁ!
そこから「賽の河原」「BASIS」「露命」「SEE OFF」「CHERRIES WERE MADE FOR EATING」「DEEP」「BEYOND THE MOUNTAIN」「ANSWER FOR…」「SLOW DANCE」と息つく暇もないほどの新旧織り混ぜた代表曲ラッシュ!
盛り上がるなという方がおかしいセトリ!
MCで「アラバキはいつも調子狂うんだよ。去年は雪で一昨年は開催1週間前に突然の中止。狼のタナカに電話して慣れねぇ配信ライブしてさ。ようやく今年はと思ったらチバがいねぇじゃねぇかよ。」と。
BRAHMANのライブを観るとMC含め色々と考えさせられるんだよな。
終盤は「鼎の問」「今夜」「満月の夕」とグッとくる曲ばかりでさ。
やっぱり真っ直ぐ芯のある人は言葉の説得力が違うんだよな。
それと「今夜」で細美さん(ELLEGARDEN/The Hiatus/MONOEYS)が来て一緒に歌ってたのもビックリしたなぁ。
アラバキはこういう景色が観れるから好きだ。

荒吐ステージへ移動してピーズを観る。
ステージに着いたら演奏していた。
ただピーズはサウンドチェックで1曲まるごと演奏するから今がチェック中なのか本番なのかまったく分からない笑
それでもビールを飲みながら観るピーズはやっぱり最高だ。
「実験4号」「焼きめし」「生きのばし」を聴けて嬉しかったし「ブラボー」で締めたのカッコよかった。
そういやSHISHAMOの朝子ちゃんがステージ袖じゃなく客席で観てたの素敵だったな。

陸奥ステージに戻りELLEGARDENを待つ。
入場規制とかいうレベルじゃなかった。
人が入りすぎて身動き取れないくらいになってたわ。
それだけ多くの人が心待ちにしていたってことなんだよな。
SEが流れてメンバーが登場する。
とてつもない歓声と拍手が響き渡る。
セトリは「Breathing」「Space Sonic」「Supernova」「風の日」「Fire Cracker」「Salamander」「The Autumn Song」「チーズケーキ・ファクトリー」「ジターバグ」「スターフィッシュ」「Strawberry Margarita」と昨年リリースされた新譜からも演奏していた。
モッシュやダイブ、クラウドサーフがバンバン起きててアラバキのみんなが待ちわびてたことがひしひしと伝わる。
2019年のナナイロエレクトリックツアーぶりに観たエルレは現役のバンドになったんだなと実感した。
メンバーがステージから去り鳴り止まない拍手の音が会場を埋め尽くす。
数分後にメンバーが再びステージへ。
まさかのアンコールだった。
そしてアンコール1曲目に演奏されたのはこの日、陸奥ステージのトリを務めるはずだったThe Birthdayの「涙がこぼれそう」が。
こういうのが観れるからアラバキはたまんないんだよな。
そして細美さんの「チバさーん!みんな待ってるぞー!」からの「Make a wish」でグッときて思わず涙がこぼれた。
エルレが活動してるだけで本当に嬉しいな。

陸奥ステージから鰰ステージへ急いで移動してストレイテナーを観る。
エルレのアンコールもありテナーに少し間に合わずライブはもう始まっていた。
「DISCOGRAPHY」でゆったり踊って「Graffiti」と「イノセント」でギュッとして「SAD AND BEAUTIFUL WORLD」にドキドキして「Melodic Storm」でシンガロングして「シーグラス」でキュンとした。
テナーはメンバーが笑顔で演奏してるのも好きなんだよな。
笑顔は伝播していくものだと思うからこっちもつられちゃう。
ロックバンドとしてのカッコよさと人としての可愛げが絶妙なバランスで共存してるのがテナーな気がするな。
「Melodic Storm」を歌えたのがめちゃくちゃに嬉しかった。
武道館が楽しみだな。

ピロウズ前の鰰ステージ

テナーのライブが終わりそのまま鰰ステージで待機する。
約1時間後に始まるthe pillowsを観る為だ。
そもそも今回のアラバキに行く決断をしたのはピロウズが出演するから。
去年はトライセラの周年ステージと被ってしまったので断腸の思いでピロウズを諦めた。
一番大好きなピロウズが今年も出るなら去年観れなかった悔しさもあるし何よりさわおさんの思いを知って行く以外の選択肢がなくなったんだよね。
くだらない騒ぎでクソみたいな世界になって死にたくなるほど絶望してた僕に生きる希望をくれたのは間違いなくピロウズだった。
1年半くらい家と会社の往復で心がすり減って死んでないだけの日々を過ごしてギリギリの精神状態だった。
そんな状況をロックンロールで吹き飛ばしてくれたのもピロウズだけだった。
この3年間ずっと自分の信じるロックを疑わずに戦い続けてきたさわおさんが出ると決めたアラバキに僕は絶対に行きたかったし見届けたいと強く思ってた。
それにアラバキに初めて行ったのもピロウズの結成30周年ステージがあった2019年だったしアラバキ×ピロウズへの思い入れがめちゃくちゃ強いってのもあるしね。
そんな風に色んな思いが頭を駆け巡ってたらあっという間にライブが始まる時間になった。
SEのサロンミュージック「Kelly's Duck」とともにメンバーが登場するや会場は大歓声と割れんばかりの拍手の渦に。
メンバーが手を振りながら登場してきたのもレアだったな。
さわおさんの「アウィェッ!」の呼びかけとともに始まったのはシンガロング必至のナンバー「LITTLE BUSTERS」だ。
声出し解禁されたアラバキの1曲目にみんなで歌うこの曲をさわおさんが選んだことに涙がこぼれた。
歌詞にある「色あせないキッドナップミュージック」はさわおさんが少年時代に心奪われたロックミュージックのことかなと思う。
そんなロックを信じ続けたさわおさんがファッキンコロちゃん前のルールに戻したアラバキに向けてのエールなのかなとも感じた。
1曲目からもみくちゃになりながら拳を突き上げ跳び跳ねた。
さわおさんの「ロックンロールをロックフェスを忘れていないか?」の問いかけから「About A Rock'n'Roll Band」を。
ロックンロールに出会った瞬間の無敵感が今もさわおさんの中で輝き続けているのかなと感じるこの曲もアラバキへ向けてると思うとグッときてしまうし涙は止まらない。
MCでさわおさんは「今日はSHISHAMOちゃんゲストの後にGLIM SPANKY観て、BRAHMAN観て、ELLEGARDENを観た。」
「みんなエルレ観た?すごかったよね。客もみんなめちゃくちゃだったね。あのステージを観てすごく嬉しくなったよ。」と。
ピロウズとエルレの関係性を知ってるからこういうMCが嬉しい。
さわおさんの「俺らみたいなやつらは行ける道だから行くんじゃない!行くしかないから行くんだ!行こうこの世の果てまで!」から始まった「この世の果てまで」でまた涙が溢れた。
そこから「Blues Drive Monster」へ続きロックンロールに出会った衝撃をぶつけられた。
狂った世界をなぎ倒すロックミュージックが響いてた。
飄々としながら自身を曲げない芯の強さを感じる「LAST DINOSAUR」にアラバキへの敬意と覚悟を見た気がする。
「俺たちにヒット曲は代表曲ならある」と自嘲気味に始まった「Funny Bunny」はピロウズを観にきたみんなとGIPの菅さんへ送ったものなのかなと思ったりする。
また歌詞にある「君の夢が叶うのは誰かのおかげじゃないぜ」をさわおさん自身も噛み締めていたように見えた。
「生き延びてまた会おう」と力強く歌う「No surrender」はピロウズに出会った15年前に好きになったアルバムの1曲。
間奏で「狂った世界に負けんじゃねぇぞ!」と叫ぶさわおさんが誰よりも狂った世界と戦っていたんだよなと思うと涙がボロボロあふれて止まらなかった。
「新しいも古いもない世界、それがロックンロールだ!」と始まった「Locomotion, more! more!」でロックンロールの持つエネルギーを爆発させていた。
メンバーがステージを去り会場には鳴り止まない拍手が響き渡る。
再びメンバーがステージに登場しアンコールとして「ハイブリッドレインボウ」を。
「昨日まで選ばれなかった僕らでも明日を持ってる」さわおさんはいつも以上に感情と熱がこもっているように思えた。
ステージを去る前にさわおさんは「俺が言いたいことはただ一つ、来年もまた会おう。」と一言だけ。
来年もアラバキに行く理由が出来たよ。
ライブが始まってから終わるまでずっと涙が止まらなかったのは今回が初めてだった。
死ぬ前に思い出すであろうライブの一つになったな。
出会ってから15年間ずっと僕のヒーローはさわおさんで永遠の心のヒットチャートでNO.1はピロウズなんだって改めて思った。
出会えたことも好きになれたことも幸運だな。

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