1000円の贅沢な使い方

7月から新しいイベントを始める。
その名も"1000円の贅沢な使い方"。
実は"1000円の贅沢な使いかた"名義で
4年前に新宿御苑のライブハウス2会場往来自由でやったイベントを4年越しに引っ張り出してきた。
このイベントは僕が過去やったイベントの中で
最も多い総動員を記録したイベントである。

4年前は1000円+1Dで200人以上動員した。
僕はこの界隈に弾き語りから入った人間なので、当時は弾き語りがメインだったが、このブログを読んでくれてる人に誰でもわかるであろうアーティストでいうと、岩崎優也(SUNNY CAR WASH)、片桐(Hakubi)など、今から思い返すとそうそうたるメンツだった。

懐かしすぎ...

新宿ロフトが毎年恒例で開催してる"TEEN'S MUSIC CAMP"と被ったにもかかわらず、ど平日の月曜日にあれだけパンパンのフロアを観れたのはとても嬉しかった記憶がある。

動員面だけで言うなら過去最も成功したイベントである。
"どこにでもありそうなライブハウスのどこにでもありそうなブッキングイベント"で、当たり前にノルマを割っていくバンドマン達。
彼らの救世主的なイベントになれたらと、4年ぶりに戻ってきた。

毎週ライブをやれば動員が割れるのも仕方のない話で、毎回毎回5人10人と呼べるバンドはそう多くない。
経済力的にどうしても大人に劣る若者に新しい音楽に出会うきっかけを提供できたらと思っている。
ライブハウスに通い詰めてる大人の人ももちろん来てほしい!
チケ代はいつもより安く済むと思うので、余裕があれば物販に顔を出してあげてほしいし、お酒の1杯でも追加で飲んでくれてもいいし、通い詰めてるがゆえお金がなく、少しでも節約したい僕みたいな人間がもしいたら、"1000円だから行く"という理由でも全然大歓迎なので期待のネクストブレイカー見つけにきてほしい。

あとは友達とか気になってるあの子とか気軽に誘いやすいナイスなイベントだと思うので、是非1000円を"贅沢"に使ってほしい。
決して安売りで1000円なわけではないので、そこは分かってほしいです。
友達さそってくれ!
どうしても世間からアンダーグラウンドな世界として思われがちなライブハウスのイメージを払拭し、少しでもライブハウスの魅力を知ってもらおうと始めたイベントです。

1000円を安売りだと思ってほしくないから「僕にとっては5000円の価値」ってイベントを思いついたんだけど、これは攻めすぎててタイトルから先が思いつかずボツにしました....笑


何故ひとはライブハウスに来ないのか?

・対バンが好みじゃない!
ライブハウスに通えば通うほど対バンのメンツ次第で行く行かないを決めるのが普通だと思うので、これはどうしようもない。
呼んでほしいアーティストがいたら教えてくれ。
頑張って呼べるようにします

・そもそも遠くに住んでるから行けねぇ!
いやごめんよ、往復の交通費の方が高い君達。
もう少し力をつけたら出張編でいろんなところでやりたいと思っているので少し待っててくれ!

・土日にやれよ、おい!
いや、やりたいんですけどチケ代の都合上、土日にやるには採算合わないんです申し訳ない....

・音楽なんてサブスクで聴けるし...
こういう人達にまじで教えてやりてぇ、生の音楽、ライブハウス、どんなに良いものか教えてやりたい、なぜ人はロックバンドに救われるのか、教えてやりたい。

・金がねぇ!
ここまでライブハウスに行けない、行かない、理由をいくつかあげてきたが、金銭面が弊害になること、よくあると思う。これはとても勿体無いことだと思っていて、今回のイベントはそのリスクを極限まで抑えたイベントである。

Vol.1と2を解禁したが、想定以上に多方面から注目してくれているようだ。
そりゃかなり攻めているイベントなので注目してくれなくては困るが、このイベントは毎月やっていきたい!と思うのでいまこれを呼んでいる四谷ロータスに出たいと思ってくれているバンドマンの君がいたら、連絡してくれ!


ブッキングイベントって対バンの良さでしか評価されないんですか?
それって本当に大事なもの見落としてる気がします。
そりゃ対バン良いに越したことないし、良い対バン組みたいとはもちろん思う。
目の前でノルマを割っていくバンドマンを見ながら易々と時給をもらっている自分に、何とも言えない違和感を感じた。
バンドマンがお客さん呼ばなくていいや、は違うけど、ブッキングの人間がバンドマンに動員任せておけばいいや、はもっと違うと思う。

対バンとかイベントタイトルとかコンセプトとか、文字や言葉に現す何かじゃなくて、もっとその先、イベントに本来あるべきもの、真髄、スピリチュアルなところ、そういうところにこそ重きを置いてイベントやっていきたい、最近そう強く感じる。
僕はそういうところを強みにしていきたいです。

といってもビジネスなのでお客さんが入らないと始まらないんです。
みんなそれぞれの始め方でいいと思う、俺のイベントに遊びにきてほしい、絶対楽しいから!

バンドシーンが栄えてない街のライブハウスにTOKYO CALLINGとか見放題とかでるクラスのバンドが普通でる?
出るには、出てもらえるのには、必ず理由があると思っています。
その目で、耳で、身体で、感じとってほしい。

是非、四谷で乾杯しましょう!!

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