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【展示会報告】DOCOMO Open House 2020 訪問レポート

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先日開催された『DOCOMO Open House 2020』に行ってきました。5G中心のさまざまなサービス&コンテンツを展示しており、とても盛況だったようですが、今回はその中でも無人店舗に関するブース2つについて報告しようと思います。

■ZIPPIN

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会場マップE-45にあった、ZIPPINのデモ展示を見てきました。右側に見切れているのがCEOさんだそうですが(^^;、去年ドコモベンチャーズさんからの資本を受け入れて、今年から日本での本格展開を目指しているとのお話でした。

このZIPPINの仕組みは、この写真では見えない上の方に画像認識用のカメラがあり、それが人の動きを感知。商品は重量センサーの動きで取った戻したの判定をしており、この組み合わせで「誰が何を取ったのか」を判定しているそうです。

既に国内での実証実験の話も進んでいるとのことなので(置いてある商品が意味深ですが…詳細不明)、遅くとも来年度初頭にはどこかで発表されるかもしれませんね。

また、見積もりも対象面積や店舗構造が分かれば出せるとのお話だったので、もしご興味がある方は是非ご連絡してみてはどうでしょうか。

「ちくしょう!行けなかったぜ!」と言うかたもいらっしゃったかと思いますがご安心を。2/7に開催される「NTT DOCOMO VENTURES DAY 2020」で出展&登壇されるそうです。ご興味のある方は是非参加してみてください。

■無人販売機×購買データ分析

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この展示、実は会場マップにありません。なので、この展示を見られた人はかなり幸運だと思うのですが、現在社内実証実験中の無人販売機に関する展示をしていました。

その割にはかなり盛況でなかなか近づけなかったのですが、高千穂交易さんの画像認識型無人販売機(写真中央、SandStarさんのもの…のはず)を使って、決済はドコモさんのd払い、商品の選定や搬入はアシードホールディングスさん(広島の自販機オペレータ)と言う役割分担で、かなり実戦的な実証実験としてやっているとのことです。

ちなみに無人販売機の使い方は簡単で、事前にd払いを登録した専用アプリケーションを使ってQRコードを読み取り、それをキックにドアロックが解除されるので商品を取得、取得した商品はスマホ上に表示され、扉を閉めると自動的に持ち出したものだけがチャージされるというものです。画像認識の反応も早く、かなり使いやすそうだったので、店舗型が普及する前にこちらが先に普及するかもしれませんね。

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ただ、無人販売機そのものはドコモさんの商売ではないとのことで、実際の商売の軸は「購買データ分析プラットフォーム構想」にあるとのことでした。これまでは決済とIDが分離していたところをドコモ会員基盤を使ったより精度の高いID情報で連結しつつ、ユーザの「ふるまい(今回の場合は商品を取った・戻した)」も使って、これまでのID-POSの世界から「ID-POSデータを使って新たな価値を生み出す」ことを目標にしているとのこと。

面白かったのは「例えばお菓子を購入するとその情報がdアカウントの情報と紐づけられてヘルスケアアプリ事業者に送られて、当該商品のKcal分のワークアウトを自動的にユーザに通知する」と言うもの。これは確かにID-POSのデータをベースにしつつも新しい「使い方」を提供しており、これが実現いるとかなり面白いことができそうな気がしました。

今はデータを蓄積してどういった使い方ができるのかを実証実験中とのことで、ここからまたどんな使い方をしていけばよいかをいろいろ考えていきたいとのことでした。

■おまけ:オープンセミナーで私が作った業界MAPが使われました!

1/24昼に「無人販売機とドコモ会員基盤を使った購買データ分析について」と言うオープンセミナーがあったとのことで、そこでは私が作った業界マップの最新版が使われました!

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講演では前半の無人販売の潮流に関するところで使われたとのことです。ありがとうございました!

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