見出し画像

【能動的組織・自律型の人材育成を具現化するには?】人間は感動で動く

人間は、業務命令や給与で動くのではない。

人間は全部〝感動〟で動くのだ。


伸びている企業体、社員が生き生きしている職場、地域や取引先から評判の良い会社等々は、通常の組織よりも〝感動〟の提供の絶対量が多いから、人が動きたくなるのだ。

しかし、人間の思いが分からなければ、感動を与えることはできない。相手が何を要望し、何をしてもらいたいと思っているのか。その思いを的確に捉え、すぐに対応する。相手が背中を掻いて欲しいと思っているのに、足の裏を、しかも泥靴の上から掻いても、こちらの手は汚れても相手の要求とはえらい的外れでしかない。

相手の要望に対応できていなければ、人間の心の憂いを除去することはできない。まして、結果の変革にも連動しない。相手の要望と全く違うところで、どんなに努力しても無意味。相手は決して直接言わないけれど、心の中では「馬鹿だな」と思っている。我々は一生懸命さと優しさを提供できる人間を目指している。それには、相手の要求を見抜く力を持たねばならない。「労少なく、果多し」で行くのだ。

(書籍・創立者鈴木昭二 より抜粋)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?