見出し画像

UnleashMeet #1 障害者のIT業界就職情報共有イベント Youtube配信の振り返り

 こんにちは、UnleashMeet運営メンバーのKawaguchiです。

 UnleashMeetとは、障害者がICT業界へ就職するための情報を参加者同士で共有するためのイベントです。参加者は、障害者当人・ご家族・支援していただける方々などです。2022年3月5日に、初めてのイベントを行い、YoutubeでLive配信を行いました。今回はその振り返りをしていきます。内容は「発表内容について」と「運営の反省について」です。


発表内容について

(1)Unleash 矢野氏:UnleashMeetをつくるきっかけ


 第一回目のイベントの一番最初の発表ということで、コミュニティの発起人の矢野さんに発表していただきました。矢野さんは、身体的なハンディキャップを持ちながらVBAでの開発の仕事をずっとされてきて、直近ではWebプログラマーの方に転向して現在フリーで活動中です。WebアプリのErrorShareという個人開発のサービスも開発しており、私もその開発を一緒にしてきました。

 コロナによってテレワークが一般的になりIT業界はその傾向が顕著ですが、Web上でのコミュニケーションができる環境さえ整えば、障害者であろうが健常者であろうがまったく関係なく仕事ができます。一緒に開発してきた自分だからこそ、それは強く感じます。しかし、世間一般としてはまだちょっとした偏見が残っているので、そのような現状を打開できるような思いでこのコミュニティを運営をしております。矢野さんの発表ではその思いを、今までの実体験とともに発表していただきました。


(2)イザワークス 伊澤氏:メタバースを利用したアジャイル開発


 アジャイル開発する際は、チーム内での情報流通量を増やすことが大事になります。しかしリモートワークではその量が下がりがちなので、工夫が必要です。そこでメタバースを利用することができるのではないか?という内容になってきます。

 メタバースはエンタメの分野で徐々に利用されるようになってますが、今後は仕事でも活用できる流れになってきます。伊澤さんの発表内では、その事例や具体例を交えながら説明していただいたので、とても興味深い内容でした。メタバースが一般的になれば、身体的・地理的な要素は関係なくなるので、今後ますます障害者・健常者の壁というのは無くなってくるのでは無いでしょうか。

 Facebook社が会社名をMetaに変更し、全社あげて投資しているので、今後この流れは加速していくことは間違いないと思います。まだまだ進化途中のメタバースなので、今後注目していきたい領域ですね。


(3)フリーランスプログラマー Kawaguchi:異業種から、エンジニアに転職したお話し


 こちらは私の発表です。営業職からWebプログラマーにキャリアをチェンジしたきっかけ・理由・学習の方法・フリーランスになるまでを、実体験をもとにできるだけ具体的にお話しました。

 Webプログラマーにキャリアを変更して終わりではなく、今後のキャリアをどう積み重ねていくか?という意味で今でも迷うことはあります。また、スキルを向上させるため未だに勉強をしていますし、今後のキャリアのために様々な活動もしています。ErrorShareの開発や、今回のUnleashMeetもその一環です。


運営の反省について

 ここからはイベント運営について、実務的な振り返りをしていきます。箇条書きのように端的に説明していきます。

・企画:昨年の12月頃に運営の河村さんに旗振りをしていただきスタートしました。全体のイベント構成やプレゼンターはこの時点で固まり、やりとりはすべてオンライン(slack)で行いました。

・プレゼンの方法と練習:発表側はGoogle meetで繋いでおき、その画面をyoutube-liveで配信しました。そのため、UnleashMeet用の独自チャンネルを開設しました。ライブでも見れるし、後から見返せるコンテンツにもなるので、この選択にしました。youtube-liveへの接続は、OBSを利用しました。発表の練習時には、画面切り替えなどをスムーズに行うため全体通しての練習と、個々人の発表練習を行いました。

・告知:イベント参加者(視聴者)がいないと、イベントとして成立しません。集客のため、運営メンバーそれぞれがSNSを通じて視聴してくれる人を探しました。興味を持ってくれそうな知人に声をかけたり、別で所属してるコミュニティにてお知らせをしたり、Twitter上で参加をしてくれそうな人に声をかけました。最終的に当日の視聴者はマックスで23人までいきました。

・当日:youtubeのチャット欄を解放し、視聴者が都度質問できるようにしていました。各セッションの終わったタイミングに質疑応答の時間を設け、視聴者からの質問に対しての回答を行いました。また、そのチャット欄を利用して、質問だけでなく視聴者さん同士でコミュニケーションが始まったのですが、ライブ感がありイベントとしての一体感が生まれたのが良かったです。

・改善点1:動画は少しでも編集してしまうと、リアルタイムでしていたチャット欄が消えてしまいます。これは後からわかったことなので、次回以降は気をつけるようにしたいと思いました。

・改善点2: イベントはconpassを利用して集客したのですが、conpass上では検索されませんでした。conpassの目的は、「IT勉強会の支援」なので今回のようなイベントは検索に引っかからないみたいです。

代わりの対策として、告知ができるサイトに登録して集客をするようにしました。本番から2週間前くらいに気づいたのですが、今後は検索に引っかからないということを頭において集客・告知をしていきたいと思いました。

・利用した告知サイト

https://everevo.com


今後について

 ここまで読み進めていただきありがとうございました。最後になりますが、ここで改めてUnleashMeetからお伝えしたいことがあります。

・コミュニティ案内:UnleashMeetは、Discord上でコミュニティを運営しております。障害者当人でIT業界へ転職を目指している方が相談ができる場所、またそのような方の支援をしていただける方などが集まっています。こちらでは一方的に教えるのではなく、参加者自らが情報発信しながら相互にやりとりできるような場所を目指しています。共感できる方がいれば是非ともご参加いただければと思います。


・プレゼンター募集:UnleashMeetは今後も行なっていく予定です。(早ければ2022年6月頃)なので、何かしら情報発信したい方・プレゼンをしていただける方も募集しております。

・もくもく会:障害者の方を対象にしたもくもく会を随時行っていきます。ご興味ある方がいれば、是非ご参加ください。


参考URL

*こちらは、コミュニティ発起人の矢野さんがメインで開発してきたWebアプリケーションのErrorShareです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?