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【設定置き場 登場人物・舞台】亡き婚約者からの紹介状 ~無口な義兄に、身も心も甘やかされていますっ!?~

[登場人物]

 続きを書くつもりがないのに本編にあたる部分に出てくる人も構想自体はあったので、本当に人が多いです
(イメージにさせていただいた俳優・女優さんの敬称は略させていただきます)

*主要人物

〇木下静枝 31歳
・イメージ:菜々緒
 政治家一族・木下家の次女であり、織田兄弟とは再従兄妹はとこ
 大手化粧品メーカーの元BAで、25歳のとき、自然派化粧品の独自ブランド《オーキッド》を立ち上げ、代表就任とともに退社。地道に売り上げを伸ばしつつある
 祖父である重蔵の命令により、急成長している総合商社、オダ・ビルディングの社長、織田浩二と婚約することになるが、結納一週間前に浩二の事故死により、婚約は白紙になる
 次期社長を決める役員会議に参加するが、毛利龍太郎が乗っ取ろうとしているのを見て、自分にもその権利があると主張。四代目社長を譲られるのと引き換えに、健一と結婚することになってしまう
 半ば強引に継いだことから、ことあるごとに社員たち反発を喰らってしまい、また健一に対しては、彼の態度を理解することができず、しばらくは傘下にした《オーキッド》ばかり気にかけて、健一とも淡白な結婚生活を送っていた。しかし、オダ・ホールディングスの創業祭を成功させたあと、健一に甘やかされるようになる
 名前の"静"とは対照的に気が強く、口でも接客態度でもモンスター客やお局BA、また小さいころから重蔵にも負けない。そのため、重蔵からは"女だてらに"と、少し苦々しく思われていた

〇織田健一 36歳
・イメージ:坂口健太郎
 オダ・ビルディング商業施設運営部一課主任
 現場主義人間、浩二の兄。弟と比べて華がなく、基本的に無口だが、現場の内容になるとかなり饒舌
 浩二や静枝が持っているカリスマ性が自分にはないとわかっているため、やや卑屈な一面もある
 役員会議で代表に自薦した静枝を最初のころはそっと見守るだけに留めていたが、オダ・ビルディングの改革に乗りだす彼女を見て、自分も変わらなければと(彼女に)積極的になる
 BA時代の静枝と一方的に面識があり、一生懸命に顧客に説明している姿に憧れを抱き、現場主義者になった
 コネ入社ではなく、きちんと採用試験を受けている

〇織田浩二 32歳(事故当時)
・イメージ:杉野遥亮
 健一の弟
 カリスマ性があり、兄から代表の座を奪った…と表向きには見られているが、実際には譲られたものであり、家庭内は円満である
 三代目代表として不動産会社、オダ・ビルディングを急成長させた凄腕の持ち主
 性格に裏表なく、誰に対しても優しい
 また、兄弟仲も良く、表向きは対立しながらも、健一を信用してさまざまな改革を任せていた。保守的な会社の成長の限界を感じており、経営改革をしていたところ事故死した

 …が、実際には事故死ではなく、事故死に見せかけた殺人だった

*ある"死"の真相編

〇竹中雄一郎 42歳
・イメージ:戸次重次
 小さな町工場でエンジニアをしていたが、先代の社長にスカウトされた過去を持つ。現在は営業部次長
 浩二を疎ましく思っていた一人で、彼の車のブレーキに細工を仕掛け、事故に見せかけて殺した犯人

〇柴田弥勒 50歳
・イメージ:滝藤賢一 
 神奈川支社本部長
 二代目代表、織田民代の代から働いているが、社内で唯一と言ってもいいくらいの健一の味方

*買収騒動編

〇黒田平次郎 32歳
・イメージ:瀬戸康史
 オダ・ビルディング商業施設運営部二課主任
 健一とは大学からの同期で、すごく仲がいい。静枝に対しても好意的で、彼女の改革案に率先して賛同する
 …が、内心コネで入ったと思いこんでいた健一のことを疎ましく思っており、オダ・ビルディングを乗っ取りたい毛利と組んで、静枝を誘拐し暴行を加えようとしたが、毛利の裏切りにより失敗した
 その後、健一と静枝の情けにより自主退職

〇毛利龍太郎 40歳
・イメージ:山本耕史
 浩二の母方の従兄弟
 日本三大不動産、毛利不動産の社長
 静枝が代表になってからも狙い続け、事あるたびにオダ・ビルディングと対立し、静枝の祖父、重蔵とライバルの政治家とも組んでオダ・ビルディングを潰す計画を立てるが、いずれも失敗する
 健一に嫉妬心を抱いている黒田を焚きつけ、静枝を拉致する計画を立てるが、土壇場で彼を裏切り、健一に情報を与える

*その他

〇横須賀裕次郎 52歳
・イメージ:野間口徹
〇石田瑠璃子 49歳
・イメージ:遊井亮子
 浩二の改革を疎ましく思っている社員たち。静枝を懐柔しようと企むが、けんもほろろにされる

〇浅井英美里 26歳
・イメージ:飯豊まりえ
 オダ・ビルディングの秘書課社員
 浩二に財産目当てで近づき、三年前に一度恋仲になったが、すでにべつの男性と結婚前提での同棲をしている
 最初は突然現れた静枝にいい感情を持っていおらず、ことあるごとに突っかかってた。が、創業祭のときに《オーキッド》ブースで余った試供品を引き取って使ってみたところ、その効果が抜群だったため静枝に憧れを抱くようになる
 のちに化粧品部門として正式に《オーキッド》が子会社化されたとき、自ら異動希望を出してBAとして積極的にPRする

*親族

〇木下重蔵 80歳
・イメージ:柄本明
 現在は要職にはついていないものの、政界の重鎮であり、自分の父や祖父に倣って静枝たちの叔母や親戚一同をさまざまな業種の人たちと結婚させることで、閨閥の強化をはかった
 静枝からは、天敵と思われていた。とはいえ、子どもの頃から彼女に言い負かされることがあり、四大や会社勤めをすることを口では反対しても、本心では甘やかしていたが、さすがに《オーキッド》を経営するときには大反対して、その前に潰そうと目論んだ
 織田浩二と婚約させた張本人だが、本当にフィーリングだった

〇木下弓枝 33歳
・イメージ:新垣結衣
 静枝の姉であるが、彼女とは対照的におっとりとした性格 健一の幼馴染でもあり、一時期、婚約者候補として名前が挙がったが、お互い結婚相手にとは考えていなかった。彼が静枝と結婚したことについてはなにも思っておらず、静枝たちの結婚してから三ヶ月後、父親の秘書をしていた男と結婚した

〇織田民子 56歳
・イメージ:吉瀬美智子
 オダ・ビルディング二代目代表であり、創業者の娘
 健一にとっては血のつながっていない母にあたるが、仲は良い

〇織田貴史 58歳
・イメージ:羽場裕一
 健一と浩二の父親

 血縁関係がわかりにくいので、図を掲載しておきます


*登場ブランド・会社

○化粧品ブランド《オーキッド》
 自然派・無添加をモットーとしていて、使用期限は短いが、アレルギー体質の人でも使えると評判
 百貨店などで販売している
 静枝がオダ・ホールディングスの代表になったことで傘下に入り、毛利不動産との買収騒動後、子会社化した

○オダ・ホールディングス

 急成長中の不動産会社で、商業施設部門では都内住宅地の三割程度のビルを所有している
 東証には上場したばかり

毛利不動産
 江戸時代から続く不動産会社で、不動産業界No.1の利益を誇る

[プロット]

 静枝の一人称で進みますが、ほかの人の思惑や、行動なども併せて記してあります

*初稿版

  1. 静枝、健一から結婚の提案→社長就任を命じられる

  2. 静枝、《オーキッド》に未練を残しながら、社員から一歩引いた状態で社長業する→健一、静枝の様子を見守る

  3. 《オーキッド》のグループ化

  4. 創業祭に合わせて、《オーキッド》の企画展示→成功をおさめ、グループ化

  5. このころからオダ・ビルディングの改革開始→健一、静枝の姿に自分も積極的になることを決意、行動に移す

  6. 静枝、健一の行動に戸惑いながらも、改革を進めていく

  7. 竹中、静枝のやり方に不満を募らせる→浩二と同じように、静枝を事故に見せかけて殺そうとするが、健一に見破られる

  8. 健一、静枝に真相を話す

*二稿、三稿版

  1. 静枝、相続争いの場に招かれる→浩二の遺言を知り、自ら社長に名乗りでる→(社内的には)強引に社長になったので、引け目を感じて、思うような改革を進めることができない

  2. 静枝、英美里にぼろくそに言われる(なんでこんな女が浩二さんの婚約者になったのかがわからない、など)

  3. 腹が立った静枝、創業祭に合わせて《オーキッド》をグループ化→このころから改革を始める→健一、静枝の姿に自分も積極的になることを決意、行動に移す

  4. 竹中、静枝のやり方に不満を持ち、静枝を事故に見せかけて殺そうとするが、健一に見破られる→健一、静枝に真相を話す

  5. 静枝、大規模なショッピングモール建設のコンペで成功を収め、毛利不動産に競り勝つ

  6. 毛利、再びオダ・ホールディングスを狙う→別人を使って大規模な株の購入

  7. 静枝、ほかのコンペで負け始める→自分たちの動きを流している人がいるのではと疑う

  8. 静枝、調査の最中に黒田に誘拐される→毛利、土壇場で黒田を裏切り、健一に情報を流す

  9. 毛利、社長を退く

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