ユニクロ創業者が危惧する日本
あいーん。あいあいあいーん。
冒頭の挨拶に何を書くか思いつきませんでした。
『現実を見よ』
ユニクロ創業者の柳井正氏が、日本の資本主義のあり方、政治のあり方に対する批判を綴り、覇気のない日本人を奮い立たせようという思いが詰まった本書。
この中で、野心を持つことが人生を豊かにすると何度も語られ、大志という名を持つ私は自分を見つめ直さずにはいられませんでした。
印象的だった話を3つ挙げます。
ジャパン・ナッシング
1980年代の日本のバブル全盛期、「ジャパン・バッシング」という言葉があった。日本製品の国際競争力が強すぎて欧米諸国が「日本叩き」をしたことだ。しかし、日本が景気後退した後、彼らは日本の前を素通りする「ジャパン・パッシング」今はもっと酷く、日本の存在感がない為に「ジャパン・ナッシング」と言われている。
私は今まで日本は世界でも羨望の的なのだと考えていましたが、それは過去の栄光を引きずっているだけなのかと、いつの話をしているんだと、目が覚めるような言葉でした。
海外では「就職」、日本では「就社」
海外で会ったビジネスパーソンに「どんな仕事をしてますか?」と聞くと、「広報です」とか「経理部長です」と返ってくるが、日本では「〇〇社で働いてます」と返ってくる。
これは就活中の私にとって悩ましい問題です。
確かにアメリカで一足先に就職した友人に仕事を聞くと「ITの〜〜をやってるよ」と会社名は聞かない限り自ら言ったりはしません。
我々が仕事内容でなくブランドに惹かれてしまう原因は、日本の学生の社会への関心の無さでしょう。例えばアメリカでは当たり前のように大学生は長期インターンをしてます。しかし日本ではほとんどがアルバイト。社会で働く実感は就職するまで全くないのが一般的であるが故に、ブランドや給料ばかり見てしまうのでしょう。
私は個人経営の寿司屋でバイトをしてますが、新型コロナで苦しい今、店の為に出来ることを全力でして、「働く」を少しでも実感したいと思います。
Ask not what your country do for you, ask what you can do for your country.
国があなたのために何ができるのではなく、あなたが国のために何ができるのか、問いかけて下さい。
私たち若者がこの国をもっと元気にしてやろう、という気概がなければいけない。
私は3ヶ月前にヒッチハイクをした時、他人の為に行動する人が沢山いると知り、この日本を改めて好きになった。
私たちが頑張れば、日本はきっと再び世界に認めてもらえる。こんなに良い人達ばかりなんだから。
かっつん
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