無名人飲酒タビューでお酒の会社の広報の人 に、聞いてみた【一次会】
無名人飲酒タビュー
うちのチームの森田さんが言ったんです。
KURANDという会社の広報の遠山さんが無名人インタビューに応募してきたときに。
「うわ、私この会社さん、めっちゃファンです」
「まじか、じゃあ無名人”飲酒”タビューやろう!」
“インタビュー”で、だじゃれできたら即インタビュー!
こんにちはこんばんは、おはようございます! 無名人インタビュー主宰の私、qbcです!
そうです! 早速、今回も! 強引に始まります!!!!!
そもそもKURANDさんって?
お酒をネットで販売している会社さんで、グループ会社にはそのお酒が飲める飲食店などもあったりします。
特徴的なのは、販売してるお酒が、全部オリジナル! というところ。しかもKURANDでしか販売されていないらしい。しかも毎月30ほどの新商品がだされるという。
まじか、コンビニの新商品レベルで新しいお酒が作られている?!!! なんて尖り散らかしている会社! 自社開発のお酒のみ扱うネット販売。
さらに、インタビュー中にお伺いしたのが、顧客の販売層が、20代が50%以上、30代が30%! なんかそのままZ世代マーケティングサーベイができるような顧客層じゃない??
お酒と楽しい会話とインタビュー
ということで、だじゃれアイデアスタートにしては面白そう。
さらに、お酒と言えば楽しい会話じゃない? 人間関係の潤滑油ねお酒は。
つまりこの企画は「KURANDさんのオリジナルのお酒がもたらす個性豊かな味わいを楽しみながら、堅苦しいインタビューの雰囲気ではなく、BARでの楽しい語らいのような空気の中で、お喋りお喋り!」というわけです。
で、特に目的はなくてですね。そうです目的は特にありません!!!
お酒飲んでただ話してればわいわい和みながら話すの楽しいじゃんか。それやろうよってお話です。
さあ。インタビューを通して、参加者の人たちの個性を楽しんでいただければ幸い。
私たちの個性は、一人一人違うんです。そう、KURANDのお酒と同じように(決まった)。
【まえがき:qbc・栗林康弘(作家・無名人インタビュー主宰)】
今回ご参加いただいたのは 遠山彩華 さんです!
それから無名人インタビューチームから、
森田さん!
いまじん!
一本目:梅酒「mume」で乾杯!
qbc:
この度は「無名人飲酒タビュー」という、ほとんどダジャレから生まれた企画のご提案を快諾いただきまして、遠山さん、誠にありがとうございます!
遠山:
いえいえ、とんでもないです。楽しみにしていました。
qbc:
それでは早速、一本目いってみましょうか。
遠山:
はい。一本目はこちらです。
遠山:
私、お酒としては日本酒が一番好きなんですけど、「お酒全体の中で一番好き銘柄は?」って聞かれたら、この「mume」になりますね。
天然梅酒です。透明なので、梅酒に見えないんです。
いまじん:
ほんと、きれいに透き通ってますね。
遠山:
普通の梅酒って、熟していないまだ青い梅をお酒に漬けこんで、それでお酒の中で熟していくのにつれて、梅のエキスが実からも種からもお酒の中に溶けだしていって、梅酒になるんですよ。
でも「mume」の場合は、青い状態で実を取らずに、あえて完熟になる状態まで収穫しないで、つぶれないようにそーっと収穫して、それを氷温って言ってマイナスの冷凍庫に入れて、そうするとつぶれないので、でその状態でエキスだけを抽出するんですね。
この製法自体も酒蔵さんが特許を取っていて、同じ製法でお酒を作ることができないんですよ。さらに、その製法で作ったお酒はKURANDでしか販売しない、という契約もしているので、うちでしか飲めないお酒にもなっています。
qbc:
ご紹介ありがとうございます!
それでは、さっそく、飲みましょう!
遠山・森田・いまじん・qbc:
かんぱーーーい!!!!!
森田:
おいしー! すごいやわらかい味です。
いまじん:
すっきりしてますねー。
qbc:
せっかくなので、「mume」の開発のお話などのを聞いても良いですか?
遠山:
はいもちろん! 「mume」の開発のきっかけは、開発チームのメンバーが酒蔵さんに行ったときに、その酒蔵さんが持っている梅林に行ったんですね。そうしたら、その梅林の香りがめちゃくちゃ良くて感動したらしくて。
純粋な熟した梅の香りって、知ってますか?
qbc:
あ、ぱっと思い浮かばないですね。
遠山:
純粋な梅の香りって、桃みたいな香りなんですよ。
梅干しとか、通常の製法の梅酒には、水の香りやさまざまな梅以外の香りが混ざってしまってるんですけれど。
この桃のような香りを「梅酒で出せないか」って酒蔵の方と研究を重ねた結果生まれたのが、「mume」です。最初は「無理です」と言われていたんですが、3年かけて、製法自体から研究して造りあげました。
「mume」の紹介ページはこちら!
めちゃくちゃ飲みやすいけど、アルコール度数は10度あるので飲みすぎ注意です!
働く女性に人気の高いお酒。ナチュラルな味わいのお酒です。
自己紹介!
qbc:
ではここで自己紹介! 遠山さんからお願いします。
遠山:
KURANDで広報と人事を担当しています。お酒がとにかく大好きで、一番好きなのは日本酒なんですけど、ビールも焼酎もワインも、なんでも飲みます。
趣味は着物を着るのがすごく好きで、今は週に1回から、多い時には3回ぐらい着物を着て出社しています。
qbc:
森田さんお願いします!
森田:
普段は広告代理店でコピーライターとして働いています。無名人インタビューに関しては、編集のクオリティアップのためのガイドラインを作っているところです。
で、趣味は飲酒です。コスパ重視でストゼロをよく飲んでるんですが、そろそろ卒業しないとなと思ってます。
KURANDさんは、実は店舗のほうも2015年ぐらいからずっと利用していて。
遠山:
ありがとうございます。ほんとに初期の初期ですね。創業2013年なので。
森田:
新宿、池袋、上野の店舗に行ってましたね。
(※現在は、新宿店のみ営業しています)
qbc:
最後は、いまじんさんお願いします!
いまじん:
大学3年生のいまじんです。文章の創作の勉強をしています。無名人インタビューでは、インタビュアーを担当しています。
趣味は、私も飲酒です。お酒好きが高じて、今はアルバイトでワインバーで働いています。
遠山さんの個人インタビューをしたのもいまじんさん!
好きなお酒
qbc:
みなさんお酒好きなんですね。普段はどんなお酒飲まれてるんです?
遠山:
私は、平日は焼酎が多いですね。
日本酒とビールは、体に蓄積するものがあるので、平日はヘルシーにしていて。金曜の夜と土日に関しては、最初はビール、そのあとは日本酒かワイン。だいたい旦那さんと2本空けて、その後最後に、焼酎とか、梅酒とかリキュール系のお酒を飲みますね。
qbc:
焼酎、飲み方は?
遠山:
ソーダ割ですね。特に夏場はすっきり飲めますし、香りが楽しめるので。
qbc:
種類は、何飲まれるんですか? 麦ですか?
遠山:
芋ですね。
qbc:
あ、芋なんですね(驚)。
遠山:
香りが一番、芋が出るので(笑)。
qbc:
ちなみに芋は、最初っから飲めました?
遠山:
実は、そもそもお酒の中で最後まで飲めなかったのが、焼酎なんですよ。
KURANDに入ったときも飲めなくて。それで、最初は米焼酎から挑戦しました。日本酒とちょっと近いのもあって。そこから次に麦に行って、ゴマとか、栗とか。それで最後に、芋に行きました。
qbc:
徐々に慣らしていく感じですね。
最近はまってる、好きな銘柄とかあります?
遠山:
難しいですね。実は家で焼酎飲むときは、業務用スーパーで売ってる2.7Lのパックの焼酎を買ってますね。月に2~3本消費するくらい飲んでます(笑)。
毎日いいものを飲んでいたらお金がかかってしまうので、メリハリつけて、いいものを飲む日と、コスパ重視の日がありますね。
qbc:
なるほど(笑)。「ちゃんとお酒好き」が伝わってきていいですね。
いまじんさんは、ふだんどんなお酒飲むんですか?
いまじん:
ハイボールが好きですね。
でも、仕事で試飲したり、お客様からもらったりもするので、ワインも飲みますね。
qbc:
お店で飲むことが多いんですかね?
いまじん:
半々くらいですかね。家でもけっこう飲みます。ビールの大きい缶のやつとか。
qbc:
あーなるほど。今回、いまじんさんは、お酒初心者的ポジションで声をかけたんですけども(笑)。けっこうレベルアップしてますね。
家では、一人で飲むんですか?
いまじん:
はい、一人ですね。
森田:
ほんとに、玄人が集まってしまいましたね(笑)
いまじん:
あ、でも日本酒は飲む機会がなくて。
qbc:
ちなみに、今飲んでる梅酒の「mume」はどうですか?
いまじん:
すごく飲みやすくて。遠山さんがおっしゃっていた通り、香りが印象的ですね。これが梅本来の香りなんだなあって。
qbc:
ほんとめちゃ飲みやすいよね。
森田さんは、ふだんはどんなお酒を飲んでいるんですか?
森田:
うーん。なんだろ……でも外だと、ホッピーが、一番頼みますね。
遠山:
わかります。居酒屋で飲むときは、ホッピー飲みがちですね。
森田:
ホッピーの黒を頼みます。
好きすぎて、ホッピーの会社を受けるとサンプルもらえるって都市伝説を聞いて、転職のときにほんとに受けにいったんですけど、もらえなかったです(笑)。
qbc:
ホッピーは、どこがお好きなんでしょうか?
森田:
コスパですね。
qbc:
なるほど(笑)。
森田:
お酒も好きだし、お酒飲んで誰かと話すのも好きなんですけど。何よりもお酒を飲んで日常から開放される瞬間がすごい好きで。
かつ、味もすごい大切にする日もあるんですけど、普段は味より量派なんで。ホッピーはナカのおかわりが180円とか150円のお店があるんで、これでもうベロベロになれるなと思って、よくホッピー飲んでますね。
でも、チューハイとかもよく飲むし、ハイボールも飲むし。日本酒も好きだし、ワインもちょいちょい飲みますね。洋酒は飲むときはよく飲むし、クラフトビールのお店なんかも行きますね。
酒と呼ばれたらどこにでも駆けつけますよって言ってるぐらいには、何でも飲みます。
二本目:日本酒「理系兄弟」で乾杯!
qbc:
それでは、みなさんのお酒の好みもわかったところで、二本目にいきましょうか。
遠山:
次は日本酒の「理系兄弟」です。KURANDの日本酒の中で、一番人気な日本酒です。
私が一番最初に好きになったKURANDのお酒でもありますね。
ネーミングは、酒蔵さんが理系のご兄弟でそこからつけられました。
qbc:
潔いネーミングですね。
いまじんさんは、日本酒はまだあんまり飲んだことがないって言ってましたっけ?
いまじん:
そうですね。バイトしているお店はワインバーなので、日本酒にふれる機会があんまりなくて。そして普段行く居酒屋さんには、あんまりそそられる日本酒がなくて。
qbc:
なかなかね、学生の間って日本酒が揃えてあるお店にあんまり行かないよね。
それじゃまあ、準備できたんで乾杯しましょうか。
遠山・森田・いまじん・qbc:
かんぱーーーい!!!!!
いまじん・森田・qbc:
おいしー。
遠山:
ありがとうございます。
「理系兄弟」は、開けた瞬間に一番の飲み頃になるように作っていて、グラスの内側にちょっと泡がついていると思うんですけど、フレッシュ感、口の中でプチプチする感じがあるんですね。
qbc:
つまり、火入れしていないお酒ですか? 生酒?
遠山:
火入れはしています。
火入れをしているけど、この泡が出るという、相当技術が高い酒蔵さんです。
qbc:
これすごいですね。口当たりがすごく生っぽい、すごくセクシーです。味はきりっとした日本酒なんですが。
舌にのっかった時のやわらかさが絶妙ですね。包みこんでくれるような。
いまじん:
私もこれ、好きです。
qbc:
おお、日本酒苦手意識、一発でクリア?(笑)
いまじん:
はい、クリアです(笑)。
遠山:
良かったです。「理系兄弟」は、辛口でペアリングも合わせやすいですね。定番のお刺身ではもちろん、チヤンジャみたいな味の濃いものでもいいですね。
森田:
たこ焼きとも合いますよ。
「理系兄弟」の紹介ページはこちら!
日本酒ビギナーでも飲みやすいお酒です!!!!!
なんと、Xアカウントまでありました!
日本酒の飲み方
qbc:
日本酒をまだ飲みなれてない、どんなものから飲み始めればいいのかわからない、といった方には、どんなお酒を進めたらよいのでしょうかね?
遠山:
お料理とのペアリングから試されてみるのがいいと思いますね。
qbc:
最初からお料理と合わせる前提で考えるんですね。なるほど。
遠山:
KURANDでは、商品紹介のページに、ペアリングも載せてあるんですよ。
しかも、お酒のラベルにあるQRコードで、その商品ページにいけるんですよ。
※「理系兄弟」のペアリングおすすめは、「野菜料理、刺し身、ラタトゥイユ、カルパッチョ」と書いてありました。めちゃ便利。
あとは、甘口辛口ですね。ラベルに書いてあったり商品紹介ページなんかに書いてある日本酒度、という数値のことなんですけど。これが一般的には数値が上がれば上がるほど辛口で、マイナスになればなるほど甘口なんですが。
まずは中心のゼロのものから飲んでいって、自分が甘口辛口どちらが好みなのかを覚えていくといいですね。
qbc:
購入してくるとついてくるマガジンにも、ペアリングはレシピ付きで載ってましたねー。
「夜9時のチョコプリン」開発秘話
qbc:
ちなみに、ド直球で聞くんですが、どういう商品作りましょうかっていう商品開発は、ドン感じで進んでいくんでしょうか?
遠山:
いくつかやり方はありますけど、一番多いのは、お客様の声を聞く、ですね。
私達の場合は、商品開発から販売、物流、CRM(※顧客管理)も、全部自社でやってるんで、すべて内製化しているからこそ、お客様の声がダイレクトに届くんですね。
お客様にとって、その商品がおいしかったという声もそうですし、こういう飲み方しています、こういうシーンで使ってますとか。
あるいは、そのまま飲んだら好みではなかったけど、飲み方をアレンジしたら好みに合った、という声もいただいています。
さらに、この商品とこの商品を一緒に買っているだとか、この商品を買っている人は、別のこの商品も買っているだとか。こういう人にはこういう商品が売れるだろうというデータが全部あるんですね。
なので、一番多いのは、そのお客様に合わせた商品を作ること。
qbc:
きれいなデータドリブンですね。
遠山:
それから、次に多いのが、酒蔵さんからの提案ですね。
こういう新しい味わいができた、こういう新しいお酒ができたんだけど、どうやって売ったらいいかわかんないからKURANDさんで商品化出来ませんか、みたいなことから商品開発がスタートすることもあります。
最近出た商品だと、チョコプリンのお酒で、瓶の中にプリンが固まってるんですよ。
qbc:
え?!(笑)
遠山:
振ることによって、プリンが崩れるので、それをちょっとずつ飲む感じです。
qbc:
あ、思った以上に攻めてるんですね。
遠山:
酒蔵さんのほうでお酒を固形にする技術を開発されたそうで、これを活かせる商品ってどんなものだろうって考えて生まれた商品ですね。
イメージとしては、チョコのリキュールが、プリンになってる。
こちらがその商品「夜9時のチョコプリン」
「光るポメラニアン」開発秘話
遠山:
あとは、最近SNSで話題になって、「光るポメラニアン」のお酒ですね。
「光るポメラニアン」はご存じですか?
qbc:
いや、すみません、知らないです。
遠山:
お夜に散歩する用の、光る首輪があるんですよ。車が来ても、すぐわかるように目立たせるためですね。それをポメラニアンが身に着けると、某テーマパークの夜のパレードみたいってSNS上で話題になっていて。
それを酒のラベルにした、という商品があります。
qbc:
え、どういうことですかどういうことですか?
話についていけなくって。
遠山:
お酒自体は日本酒なんですよ。日本酒で、ラベルにポメラニアンが描かれていて、夜になると光るんですよ(笑)。ポメラニアンが(笑)。
いまじん・森田・qbc:(笑)。
qbc:
それはKURANDさんの社内発の企画ってことですかね?
遠山:
そうです。
qbc:
これは本当にすごいことですね。すばらしい企業風土ですね。
こちらがその「光るポメラニアン」。まじでこんなお酒見たことなかった。
商品紹介ページはこちら!
KURANDの商品開発
qbc:
ちなみに、商品開発の速度って、どれくらいなんでしょう? いろんなパターンがあると思うんですが。
遠山:
一番早いと、一か月くらいですね。他の企業ではやらないと思います。
qbc:
えっと、今販売しているのは、何商品くらいラインナップがあったんでしたっけ?
遠山:
売ってる商品としては、500種類くらいですね。
qbc:
なるほど。では、今まで販売した総銘柄数は?
遠山:
カウントできる範囲でいうと、1,500はいっています。
期間限定だったり、創業初期だったりといろんなものを入れると、2,000は越えるかもしれません。
qbc:
あー、私の想像を、ぜんぜん越えてましたね。
オリジナル商品だけで2,000が見えると。
遠山:
今のZ世代は常に新しいものを求めていて、同じものを長く飲み続けるっていう昔の飲み方ではないんですね。決まった銘柄を飲み続けるのではなくて、常に新しいものを追いかけているライフスタイルなので。だから、新しいものを送りだしていかないと、埋もれていってしまうんです。
qbc:
いやもう、それは確かにそうなんですが。
それをお酒でやられてるんですね。すごい。驚きです。
遠山:
ありがとうございます。
この飲酒タビュー、なんと二次会に続きます。
二次会はこちらから。
※本記事の内容は遠山さん個人の考えです。