生物から見つかった変な名前の物質:キアヌマイシンほか

どうも、無名博士の墓です。

今回は第2回ソフトウェアトーク理工サイド交流祭投稿作品ということで、前回ボイスピ六花で製作した動画の新作を作ってみました。

JACSでキアヌマイシンなる化合物の論文を見たときから「こは動画のネタにできるぞ!!」と内心色めき立っていたのですが、割と早く動画にする機会がやってきたという感じです。製作ペース遅すぎて何年もお蔵入りになっているネタがゴロゴロありますからね・・・・・・。

ただ、動画化に際して気になったのが、キアヌマイシン論文だけだと以前問題になったファスト映画と同じような著作権関連の問題が発生するのではないかという懸念です。実際、学術系のyoutuberが最新論文のダイジェスト動画を出していることに対して問題視していらっしゃる先生方をTwitterで何度か見かけた事もありますし、一時期アカデミア界隈がその話題で盛り上がって(?)いたこともあったように記憶しています。

個人的には営利目的で得た特許とかの成果物は別にして、学術研究で得た成果は公共の財産として無償で平等に享受されるのが一番理想的だと思っているのですが、まあだからといって現行法を蔑ろにして良い道理はありませんので、あくまでも変な名前の物質紹介のなかの一つとしてキアヌマイシンを紹介するという形にしておくのが無難かなと思い、アニメやゲーム、映画などの方面の有名人に対する献名が為された例として、Eubrontes nobitai ichnosp. nov.(物質じゃなくて恐竜だけど)やピカチュリンと共にキアヌマイシンを紹介するという流れにしたのでした。

因みにピカチュリンは前のオカダ酸の解説でニコ動にコメントが付いていたのでいつかやろうかなと思っていました 笑。

作ってる最中に「そういえばソニック・ヘッジホッグとかいうたんぱく質もあったな・・・・・・」と思い出したのですが、タンパク質関係はあまり詳しくないのでそういうタンパク質もあるんですよというテロップを入れるだけにしておきました。

タンパク質関係ももっと詳しくなりたいのですが、なかなか専門書を読む機会時間が確保できていないのと(動画作るの諦めたら多少捻出できるかもしれませんが)、タンパク質関係の研究をしたことが無いため、いまだに苦手意識的なものがありますね・・・・・・。正直生命科学方面は軒並み弱い気がします。勉強しないとですね。

本投稿祭にはもう少し時間に余裕があったら生物が作る変な物質シリーズの新作を出したかったのですが、あっちのシリーズは当初3分程度の動画を想定していたのに結局過去2作とも15分くらいのボリュームになってしまったので、次作るとしたら同じくらい内容作りこまないとなと思い、断念しました。テーマはもう去年あたりから決めているんですけどね。

一応同時進行でVOICEVOX2周年文化祭の方も作っているので今月は計2本動画が出せる予定です。NMRの続編はいつ着手できるのやらという感じですが、今後もよろしくお願いします。


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