井の中の蛙大海を知って井戸最高ってなった

東京に行った。

有給消化中なので時間は有り余っている。
無いのはお金くらい。

社会人生活でこんなに時間があることなんて
この先あるのか分からないから、
思いっきりある時間とないお金を使うと決めた。

とりあえず、安直に首都へと向かった。

やりたいことも行きたい店もサーチしていったのに
結局、劇団四季三昧と後輩に教えてもらった店に行って終わった。

２日連続で劇団四季の舞台を見た。
アラジンとアナと雪の女王
音楽が始まった瞬間に鳥肌が止まらなかった。
よくわからないけど、涙が止まらなかった。
感動するって、心が震えるってこんな感覚だったなあ。

デヴィ夫人が言っていたけど
１日１回感動することが、人生をよりよく生きる秘訣らしい。
確かに、心を震わせてなにかに感動することは案外難しい。
せいぜい、泣ける映画や動画を見るくらいが精一杯だ。
けれど、人や芸術が織りなすもモノはあまりに圧倒的だった。
圧倒的感動。圧倒的迫力。そんな感じだ。

その後は、後輩に教えてもらった表参道のオシャレなお茶屋さんへと足を運んで、
ビブグルマンに何度も載ったラーメン屋さんにも行った。
ビックリするくらいマズかった。
でも振り返るとこじんまりとした、いかにも知る人ぞ知る！！！といった
店の外観とドアの前に行列が順調にできていた。
いやいや、我が家の近所のラーメン屋のほうがよっぽど美味しいよ？
みんなオシャレな街に住みすぎておかしくなっちゃった？なんて
マスク越しにいやらしく笑ってしまった。

なんだ、大嫌いな私が住んでる町にも、都会よりいいとこあんじゃん。
住んでる町のことがヒトのせいで、大嫌いになったけど
モノはまだいいものがあるんじゃないか。
人間関係も、もう取捨選択してもいいんじゃないかな。

ずいぶん贅沢な東京だったけど
この時間は自分の人生の中で
めちゃくちゃ大切な時間だったんだろうな。