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「Cygames展 Artworks」に行ってきたお話

皆様、こんばんは。おーえんと申します。

私は普段からX(旧Twitter)を利用していますが、7月頃から表示される広告に「Cygames展」の文字が並ぶようになりました。ネット上ではかなり大々的に広告が出されていた様なので、ご存じの方も多いかと思われます。
同様に普段からCygamesのゲームをプレイしている私はかなり興味を惹かれ、チェックしてみたところ、上野にて開催予定の美術展で、Cygamesの歴代作品のアートワークを一挙に集め展示するものだということでした。
『Shadowverse』のリリース初期から、『グラブル』、『プリコネ』、『ウマ娘』と、Cygamesのゲームを一通り通ってきた私にとってはかなり魅力的な内容で、早速チケットを購入しました。因みに特典付の販売があったのでそちらを。
で、筆者は既に訪れましたので、今回は実際に行ってみての全体的な感想と注意点、また本展示の特徴について、筆者の目線からいくつか書かせて頂ければと思います。よろしくお願いします。



「Cygames展 Artworks」について

基本情報

  • 開催地:上野の森美術館(〒110-0007 東京都台東区上野公園 1-2)
    Google Map JR上野駅公園口から徒歩3分程度

  • 会期:9/2~10/3

  • 開館時間:10:00-17:00

  • チケット:中高生800円、大学・専門学校生1500円、大人2000円
    (小学生以下無料、障害者手帳をお持ちの方無料また介助者に関して1名まで無料同伴入場可。)

詳しくは、公式サイトページ(https://exhibition.cygames.co.jp/)を参照ください。

展示コンテンツ

展示されているコンテンツは、以下の通りとなっています。

  1. 神撃のバハムート(Rage of Bahamut)

  2. シャドウバース(Shadowverse)

  3. グランブルーファンタジー(Granblue Fantasy)

  4. アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ(THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS STARLIGHT STAGE)

  5. プリンセスコネクト! Re:DIve(Princess Connect! Re: Dive)

  6. 過去作品(Previous Works)

  7. ワールドフリッパー(World Flipper)

  8. ウマ娘 プリティーダービー(Umamusume: Pretty Derby)

  9. 今後のリリース作品(What's next)


こんな人におすすめ

Cygamesのゲーム作品をプレイした経験がある人
(特に、今現在プレイしている人や、複数タイトルのプレイ経験がある人)
〇Cygamesというブランドの人気の理由が知りたい人
ビジュアルを売りにしているゲーム作品が好きな人
◎Cygamesのゲームをプレイしている友達がいて、一緒に行ける人
(同じタイトルをプレイしているとなお〇)



全体的な感想と注意点

入場から退場まで導線がしっかりあるので分かりやすい

まず入場ですが、チケットは事前購入が必要です。時間指定があるので、その時間内に入口まで来れば迷うことなく確実に入場できます。恐らくアプリで購入され、その画面を提示することになるので、そちらをお忘れなきよう。

入場すると、エントランスで待機列に並びます。そこからは誘導に従って順に進んでいきます。導線がしっかりあって、それに従えば全ての展示をきちんと回ることが出来るようになっているので、安心して展示を楽しめます。

美術館に不慣れでも問題なし

展示は、もちろん絵も豊富にありますが、デジタルサイネージや映像作品なども非常に多く、あらゆる世代の人が楽しめる様に工夫されています。また会場内の雰囲気も厳かということは無く、来場者同士で話し合っていらっしゃる姿も多く見受けられました。さらに、展示全体をしっかり鑑賞しても1時間かからなかったくらいなので、美術館等にあまり行ったことが無く不慣れ、という方でも心配なく展示を楽しめます。

ゲーム好きでCygames作品のプレイ経験のある友達と行ければ◎

会場内では、Cygamesの歴代作品それぞれのアートワーク、各種資料が所狭しと並べられ、作品をプレイしている・いた人にとってはとても興味深く感じられます。現在も人気のあるメジャータイトルは勿論、既にサービスを終了しているタイトルのものもあり、Cygamesの作品に造詣の深い方であればより細部まで味わうことが出来ます。そうでなくとも(実際、私が知らない作品も多くありました)、知らない作品のアートワークを見て、面白そうだとか、可愛らしいといった感想を抱き、それら作品に興味が湧くことも多くありました。
会場内では、来場者同士で話し合う姿も多く見られましたので、もしこれから行こうとしている方がいらっしゃって、Cygames作品をプレイされているお友達がいらっしゃいましたら、是非一緒に行かれることをお勧めします。互いに情報を共有し合いながら、作品をより深く味わい、楽しむことが出来ることと思います。
(勿論そうでなくともたいへん楽しかったのですが、筆者は割と誰か誘えば良かったと後悔しています)

大体の展示は写真撮影可

通常、美術展では写真撮影を行うことが全面的に禁止されているのですが、本展示においては禁止されている一部を除いて写真撮影が可能です。禁止されているものはごくわずかなので、気兼ねなく写真を撮りまくることが出来ます。ただし、禁止されているものには細心の注意を払ってください(明確に禁止と書かれている他、係員の方が付いていらっしゃることが多いです)。

ここでしか買えない限定グッズショップあり

展示を最後まで見終わると、グッズショップの案内があります。すぐ隣にあって、現在展示のチケットを持っている方のみ入場可能だったはずです。後にオンラインでも販売されますが、ここでしか買えない特別なデザインのアイテムが多く販売されていましたので、気になる方は是非お金のご準備と持ち帰り用の袋などもを持参して頂ければよろしいかと思います。筆者はかさばらないアイテム(クリアファイルやマスキングテープなど)をいくつか購入しました。
*グッズラインナップ、オンライン販売等についての案内はこちら↓


これから行かれる・行こうと思っていらっしゃる方へ

もしこれから行かれる、行こうと思っていらっしゃる方が読まれていましたら、注意点がいくつかありますので書いておきます。

  • 本展示は10/3火曜日をもって終了
    展示の残り期間が非常に短いです。

  • チケットは全て先着前売り
    イープラスにて購入するしかないので、手続きはお早めに。

  • 特典付きチケットは既に売り切れ

  • チケットの残りもかなり少ない
    9/21時点で、10/1日曜日の15:00以降のチケットのみ。

ということで、もし考えていらっしゃいましたら、すぐチケットをお取りになって下さいね。
*イープラスの特設サイトはこちら↓



展示の特徴

分かりやすく豪華な見た目のデジタルサイネージが豊富

入場してすぐに、Cygamesの歴代作品を紹介するムービーが流れており、その次からいきなり『神撃のバハムート』の歴史を紐解く展示が始まります。いずれもムービーでの紹介となりますが、本展示では他にデジタルサイネージを用いた展示が多く見られます。特に、『神撃のバハムート』の次に続く『シャドウバース』では、大型のパネルを何枚も繋げ、これまでにゲーム内に登場した全てのカードが所狭しと並べられています。(写真は撮ったのですが他の来場者の方々が写り込んでいるのでここでは載せません。気になる方は紹介動画に一部上がっていますのでそちらをご確認下さい。)
という様に、勿論絵としての展示作品も豊富ですが、一方でデジタルな方式を用いた展示も多く見られました。恐らく若い世代でも親しみやすいことと、逆にそういった層をターゲットとしていることで採用したことが考えられますが、実際小さなお子さんを連れていらっしゃっている方も多くお見受けしましたので、どんな人でも分かりやすく作品を楽しむことが出来る様に工夫されていると感じました。

Cygamesの12年に渡る歴史と緻密な設計を見て感じられる

一方で絵の展示はというと、キャラクターから始まり、背景、ロゴ、アイコンなどなど、ゲーム内でよく目にしていたありとあらゆるものが展示されています。そこにはCygamesの歴史が反映されていて、例えば『シャドウバース』でよく使っていたあのカードは『神撃のバハムート』のどういうキャラクターだった、など、シリーズ間を通しての発見を得られます。他にもキャラクターの全身のデザインなどが公開されており、『プリンセスコネクト! Re:Dive』のあのキャラクターの後姿はこんな風になっていたのか、とか、この武器ってそんなデザインだったのか、など、緻密に設計されたデザインを直に知ることが出来ます。
Cygamesの歴史に基づく新たな発見や、緻密な設計による新たな魅力の発見など、Cygamesというブランドが作り上げてきたものを生で感じられます。

「プロミスドウィッチ・ドロシー」の絵。『神撃のバハムート』に登場し、『シャドウバース』では同じ絵で「次元の魔女・ドロシー」として登場した。ちなみにイラストレーターのコメントが付けられている絵も多く(この絵では左下)、それも魅力。


文章による語りの重要性

各展示の始めには、その展示で示したいことが何なのか、短い文章で説明されています。それぞれのタイトルにおけるコンセプト等、重要な点がまとめられており、これを知ることによってその後の展示も、また今後そのタイトルに触れる時にも、より深く味わい、楽しむことが出来る様になっています。

『ウマ娘 プリティーダービー』の展示の最初に書かれている文章。本タイトルのコンセプトや大事にしていることなど、展示を通して伝えたいことを文章としている。


ゲームを美術展とすることによる面白さ

展示物の中には、ゲームに登場する特徴的なものを実際に形にして展示しようと試みているものがありました。例えば、『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』では、アイドルがゲーム内で着る衣装を実際に作って展示していました(一般の方は撮影禁止です)。また、『グランブルーファンタジー』では、主人公たちが移動する手段である「グランサイファー」や、象徴的なモンスターの「バハムート」を大型の像として作り上げ、展示していました。いずれも、ゲーム内ではプレイヤーにとって親しみ深く、一方で現実には見ることの無かったものが実物として展示されていて、そこにゲームを題材とした展示会の面白さが感じられました。

『グランブルーファンタジー』に登場する「バハムート」の像。かなり大きく、非常に細かいところまで緻密に作り上げられていることが見て取れる。


おわりに

筆者は美術館展などに行った経験がある程度ありましたが、これまでのどの展示とも異なる、全く新しいものだったと感じています。
雰囲気も、内容も、展示会としてのコンセプトも、いずれも新しい体験で、非常に楽しく、興味深い内容でした。
正直、万人受けするものではありませんが、現代のゲームが好きな人たち、特にCygames作品をプレイしてきた方たちには、是非一度訪れて頂き、体感して頂きたい内容です。(と言いつつも、これを書いている時点で残り日数が実質3日程度しかないのですが。)
もし同じような展示が再び開かれた際には、是非とも足を運びたいと思いましたし、他のゲーム会社さんでも是非やってほしい内容だと感じました。ただ、上野という場所で、有名な美術館を借り、多くの資料を持ち込んで1ヶ月間展示を開くというのには、かなりの苦労があっただろうし、それは経済的にも同様だと考えられます。それを理解して、それでもなお今回の展示会を開いたCygamesという会社の凄さが改めて分かりましたし、今後も積極的にプレイしていこうという気持ちが湧きました。とても面白く、有意義な体験でした。

本投稿では、タイトル毎の詳しい内容についてあまり書いていません。まだ会期があり、是非生で体験してほしい、ということもあってですが、もしかすると会期終了後、また何か書かせて頂くかもしれませんし、今回の内容を、実際のゲームタイトルの記事に落とし込んでいくかもしれません。その際には、またよろしくお願いいたします。

長文失礼しました。ここまで読んで下さった方がいらっしゃいましたら、誠に有難うございました。

おーえん


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