造形心理学×花
今回はこのテーマでブーケつくりを見直そうと思います。
心理学と聞くと私はどこか苦手なイメージを抱きます。
捻くれ者の考えですが、巷にある占いやおみくじ等信じてきたことがないからです。笑
ですが本来の意味合いは全く違いました。
お客様が希望する花をデザインする
これがフローリストの仕事だと考えます。
では、造形心理とは何か？？
見たものの印象を人は瞬間的に判断します。例えば初対面の人に会った時に優しく見えたり、クールに見えたり、セクシーに見えたりと。これらも造形心理です。
私の本職を考えても線の形・材質・色味によって印象を感じそれをお客様へ根拠あるトークで伝えています。花も同じですね。
「何が欲しいですか？」「予算いくらですか？」これらの質問を投げかけてそれに応えることは作業でしかありません。
花にはそれぞれ造形や色彩によって表情や花言葉が何通りもあります。
お花の教室に通い始めた最初のレッスンで「花の表情を捉える」ことから授業はスタートしました。表情の捉え方によって出来上がる作品が全く異なるのです。それくらい花をデザインしていくことが難しいと感じました。
多くの人が本能的に美しいと感じやすいデザインとは何か。
基本を忘れずこれからも学んでいきます。
今回つくらせて戴きましたブーケはこちら！
前職で大変お世話になった方へのブーケです。彼女の退職祝いとワーホリへの応援を込めて組ませて戴きました。
可愛らしい彼女の印象にぴったりなメインのお花と五感で感じれる香りの強いお花、グリーンをチョイス。
💐バラ フレグランスレッド
花弁がハート型なのが特徴的なお花。その名の通り香りが強いのが特徴。
💐バラ アプリコットファンデーション
ほんのり頬を染めたような淡いオレンジのばらでコロンと包み込むようなアンティーク調の球形の花が愛らしいです。
「無邪気」という花言葉があります。
💐ラナンキュラス 笑美
ベージュとオレンジの中間色、柔らかく包み込むようなイメージがあります。笑顔が素敵な方へぴったりの名前ですよね❤️
💐スイートピー ステラ
可憐なフリルの花弁が愛らしいことらも甘い香りが特徴のフレグランスフラワー。花言葉は「門出」「思い出」
💐アゲラタム ベルベットブルー
フワフワした花弁が特徴のお花。
花言葉は「信頼」
使ったグリーンも花に合わせて柔らかい印象のあるものをチョイスしました。
🌱スペアミント
清涼感の中にも甘味のある香りが特徴的なスペアミント。スーッとする強い清涼感のあるペッパーミントとの違いを意識しました。
🌱ポリシャス
「大切な思い出」が花言葉。
ギザギザとした紅葉のような葉が特徴的なグリーン。
邪気払いの風水効果があるグリーンです。
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