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各地で30℃超え☀️花とバクテリアのお話

5月にしてこの気温はお花たちもしんどいです。
花の大敵はバクテリア。バクテリアが増えると茎の導管が詰まってしまい、水が吸い上げにくくなってしまいます。花をいけるときは、やわらかいスポンジと洗剤を使って、きれいに洗った清潔な花瓶を使用しましょうね。

バクテリア発生源

切り口の有機物質からバクテリアが発生し、水をどんどん汚していきます。
そのため、2〜3日に1回は必ず水を替えてあげましょう。これからの季節は1日に2、3回変えても良いです!花瓶の中を清潔に保つことが大切なので、ぬめりを感じた場合は洗剤を使って花瓶を洗います。茎先もぬるぬるしていたら、流水で洗ってあげてください。

花瓶の水の主な病原体はグラム陰性菌であり、緑膿菌がもっと も頻回に分離される病原体です。緑膿菌はまた、キクの花や鉢植え植物からも直接分離されるそうです。 そんなことを聞くとちょっと怖いですよね、、
病院に生花を持ち込めない場合や、ペットがいる環境で生けてはいけないお花も存在します。細菌と花に関する研究は、ハイリスク患者 (担癌患者や移植患者)の病室などでは花と花瓶の水は避けるべきであることも示唆されています。

ですが、生花と共にするために延命材を使ったり、毎日茎の足元を数センチカットしたりとお花を長く楽しむコツはたくさんあります!面白い研究を発見したのでシェアしますね。


※液体ごとの寿命の違い(横軸は日にち)
①水道水②品質保持剤入りの水③ポカリスエット④十円玉入りの水⑤サイダー⑥毎日交換した水道水

ひまわりとカーネーションを研究対象として液体の種類を変えてどれだけ日持ちするのかを実験した大阪教育大学附属天王寺中学校の自由研究です。

⑥毎日交換した水道水の水の汚れ度合い(共立科学研究所のCODパックテスト)※COD…水中の有機物を酸化・分解する際に消費された酸素量のこと。


顕微鏡でみた液体中の様子 ②⑥を比較。それ以外の液体でもバクテリアを見ることができた。


糖分と抗菌が花の長持ちに有効でありますが、 「切り花の種類に適した水環境を整えることが花の寿命を長くすることに繋がります。
人間同様、それぞれのお肌の日々のケアが大切ですね☺️

今年の夏も乗り切りましょう!!!

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