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hana-kichi (青山フラワーマーケットフラワースクール)

こんばんは。いつもスタバで記事を書いていますが、今期のSAKURAデザインが可愛くて春の訪れを感じさせてくれるこのシリーズが大好きです🌸コロナ禍から始まったSAKURAシリーズ。スタバのプロモーションは勉強になりますね☕️

本日は『1兆円市場に潜む経営実態』レポで課題となった花き市場の細分化される要因を見出した後、私がAoyama Flower Marketのお花の教室に通う経緯を振り返ろうと思います。

花き業界でビックプレイヤーが居ない3つの理由を仮説立てていました。

①鮮度が重要視される商品であること
②生活必需品ではなく嗜好品として扱われていること
③規格化がしづらいこと

結論として私は、②生活必需品ではなく嗜好品として扱われていることにあると考えます。
もちろん①③の課題も否定できませんが、これはフラワービジネスに限られたことではないかつ効率化を上げることで解決できる課題です。
何十年とお花屋さんの仕事が変わらない現状ではビックプレイヤーが存在しないことはもちろん、業界縮小傾向に走りかねません。お花屋さんの廃業率が高いのも新しいロールモデルがなかなか見出せずにフラワーロスとの戦いに敗れているからだと考えます。

そして根底にあるものは日本人の生活にまだまだお花がないことです。

フラワーサービス業界での最大手は日比谷花壇です。同社の最大の強みは人間の生涯を通してお客様と繋がる事業内容にあります。人生のイベント(冠婚葬祭、高齢者福祉事業)にコミットしているからこそ業界No.1の売上高を叩き出しています。

では青山フラワーマーケットを展開する「(株)パーク・コーポレーション」はどうか。
これまで花の需要の主流だった法人や冠婚葬祭ではなく、「個人の日常づかい」という新たなマーケットを掘り起こすことで、 他店との差別化に成功してきました。

2社に共通するものは、人の人生に寄り添うためにフラワービジネスの枠を超えていく姿勢にあると思います。
どのようにお花と人とが繋がるのか、そのためのアプローチが違うだけで目指している社会像は同じだと思います。

総務省の『家計調査』によれば、世帯当たりの「切り花」に対する年間支出金額は1997年に13,130円となってから、不況の影響もあって徐々に減少傾向にあり、2022年には7,992円まで減少しています。
『家計調査』によれば、1世帯当たりの1か月間の「切り花」の支出金額は平均666円、国産花き生産流通強化推進協議会が行った「花店利用者調査2021年度」では、ホームユースの切り花の許容額は平均862円という調査結果もあります。

この現状に思うことは一つだけです。
花のある人生とそうじゃない人生とでは、QOLが違う!
そのバリューを伝えられる人になりたいと改めて思いました。

素人な私が昨年から通い始めた(株)パークコーポレーションが事業するスクール”ハナキチ”。
同社は基本理念として“Living With Flowers Every Day”を掲げ、単に生花を販売するのではなく、
花や緑のある空間の提供をするサービス業として自らの事業を位置づけ、スクール事業やカフェ事業、空間デザイン事業も展開しています。ライフスタイルの様々なシーンに合わせて作られたリーズナブルなブーケが店頭に並べられ、それまでのお花屋さんのイメージを一掃する「ライフスタイルブーケ」も印象的です。また、店頭には、495円~935円という1,000円以下の小さなブーケが、グラスブーケ、キッチンブーケ、ダイニングブーケと名づけられ店頭に並んでいます。

他のお花屋さんとの違いがあるとすれば、旬へのこだわりと商品の付加価値だと思います。1年は52週あり、その時々で旬のものを一番良い売り場で展開しているように思います。スクールで取り扱うお花も旬のものです。

明確なパーパスを持って商品開発やマーケティングが出来る企業は花き業界に少ない。逆にポテンシャルが高いとも言えますよね。
自分がどんなお花屋さんを目指すのか、まだまだ模索中ですが第一歩として同社のマーケティングから勉強できることは多くあると思い表参道に位置するスクールに通っています🏫

そこへ訪れる受講生のほとんどは主婦の方々でしょうか。でもきっと5年後10年後には客層も変わると期待します。
コースクラスが終わったら自分でもレッスンできるように精進します☺️

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