卒論に関わる話 #1
みなさん、こんにちは。京都一人旅について全然更新できなくてすんません(はやくやれ)。今年中には完成出来たらいいなァ…。
さて、私は今大学3年生であり、もうすぐ卒論の時期がやってまいります。まぁ何を書くかは決まってるので、今はその素材集めにせっせと励んだり励まなかったりしているところです。
ここでは、その卒論に関わる「小ネタ」を書き連ねていく、まぁメモ書きみたいなことをしようと思います。ちなみに、卒論のテーマは「明治時代の日本とオーストリアの関係」です。
ウインナーの由来って…?
まずは「ウインナー」。日常的に使っている言葉だとは思いますが、「ウイーン」というオーストリア要素がちらり。どうして日本人は中欧の一国の首都の名前を連呼しているんでしょうね。
どうやら、「ウインナー」とは「ヴィーナー・ヴュルストヒェン(ウイーンのソーセージ)」から来ているようです。19世紀に「フランクフルター・ヴュルストヒェン(フランクフルトのソーセージ)」を学んだ料理人がウイーンでソーセージを作り始めたものが「ウインナー」として有名になったとか。要はフランクフルト→ウインナーという流れなんですね。気になるのは、この「ウインナーソーセージ」の語がいつ頃日本に入ってきたのかということですよね。その辺も調べてみたところ、どうやらその明確な時期は不明だそう。ただ、1900年代にはすでにあったようです。明治になってすぐ入ってきたというわけではないのでしょうか。
ちなみに、日本の規格では「ウインナー」は羊の腸を使ったものを指すそうです。誰が決めたんでしょうね。
【参考】
・おしごとはくぶつかん(https://oshihaku.jp/nenkan/page/13136364)
・新ドイツに住むうさぎより(https://blog.shirousagi17.com/2022/05/06/wiener-wuerstchen/#toc3)
・E・レシピ(https://erecipe.woman.excite.co.jp/article/E1596931465400/)
ウインナーコーヒー、その由来は?
コーヒーって美味しいですよね。私は紅茶派なのであまり飲みませんが。コーヒーにも多くの種類が存在していますが、その一つが「ウインナーコーヒー」。コーヒーの上にクリームをのっけたやつのことを指すみたいですね(無知)。ウインナーソーセージの付いたコーヒーではないということですね(ここ大事)。
このウインナーコーヒーの「ウインナー」も首都ウイーンに由来するそうです。が、先程と違うのはこの呼称は日本で作られたものということ。本場では「アインシュペナー」とか、他の名前で呼ばれているそうです。なので、ウイーンに「ウインナーコーヒー」は存在しないとか。
ではこの「ウインナーコーヒー」の名称はいつ頃からあるのでしょうか。言い換えれば、誰がそう名付けたのでしょうか。
その答えは神保町にありました。この街に1949年創業の「ラドリオ」という喫茶店があります。そしてこここそ、日本で初めて「ウインナーコーヒー」を提供したお店です。つまり、「ウインナーコーヒー」の名は戦後に広まった言葉なんですね。
意外と最近にできた言葉だったんですね。それでも日本人に広く知られているのは、ラドリオの作るウインナーコーヒーの味に魅力があったからなんでしょう。早速今度訪ねてみようと思います。
【参考】
・カフェルテ(https://cafelte.com/coffee-drinks/499/)
・てくてくレトロ(https://tekutekuretro.life/radrio/)
・JBpressオートグラフ(https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/63296)
おわりに
今回はウイーンにまつわる身近なものについて調べてみました。普段何気なく使っている「ウインナー」という言葉にも面白い物語がありましたね。日本人にとって、オーストリアという国は決して身近な国とは言えないですが、オーストリア要素は日常のあちこちにちりばめられているんですね。また何か気になることがあったらメモを取ってみようと思います。続くといいな…。